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今年5月号のディスカバー・マガジン(http://www.discover.com/current_issue/)に「何でも石油に」という記事が出ています。熱分解工程(Thermal Depolymerization Process)TDPというもので、地球で生物が地下深く埋まり地熱で石油と変化する工程を人工的に再現するだけの事なのですが、20気圧の圧力と300度の熱で殆どどんな炭水化物でも石油とガスと水に変換されます。材料は食用動物の内臓、プラスチック廃材、人間や動物の排泄物、汚泥、農産物の廃物、生ゴミ、等およそ炭水化物なら何でもよいのです。100キロの炭水化物から大体20キロの石油、4キロのガス、4キロの鉱物、70キロの水が取れるそうです。この工程に必要なエネルギーは産出した石油エネルギーの15%位だそうで、石油の製造費用は1バーレル当たり8−12ドルという事ですから、地球から石油を取り出すより安い事になります。
日本でもこのTDPを使えばほぼ完全なエネルギーの自給自足と資源回収が可能になるわけです。アメリカで未だ最初のプラントが出来たばかりですが、日本政府は総力を挙げてこの事業に取り組むべきです。実用化するまで5年、各市町村にプラントを建設しエネルギー自給自足を達成するのにもう5年というのは達成可能な目標です。この新事業だけでも景気回復にかなりの効果があるでしょう。皆さん、政府に直ぐに取り組むように働きかけて下さい。