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(回答先: 日本はもう石油を輸入する必要は無い 投稿者 岩住達郎 日時 2003 年 6 月 16 日 07:49:42)
引用した記事に日本から送られてきた廃棄物が問題なく処理できたとあり、この廃棄物にはPVC、木、ファイバーグラス、金属、等も入っています。 日本の一般廃棄物は約5000万トン、産業廃棄物は約4億5000万トンですから、合計5億トンとして約1億トンの石油(原油ではなく軽油に相当する)が取れることになります。日本の精製した石油消費量は約2億5000万トンですから、足りない分は農業廃棄物とか成長力の非常に強い雑草とか水草類の栽培で補えばよいのです。
TDPの凄いところは今まで燃料として使い物にならなかった泥炭とかタールでも分解してC18以下の軽油にしてしまう事です。石油産業は高温高圧で触媒を使いクラッキング法で原油の高重合体を分解するから沢山タールが残ってしまうのです。記事に載っている例を書きますと、
100キロのプラスチックボトル:石油70キロ、ガス16キロ、炭素5キロ、水8キロ
100キロの都市ゴミ:石油26キロ、ガス9キロ、炭素と鉱物8キロ、水57キロ
100キロのタイヤ:石油44キロ、ガス10キロ、炭素と鉱物42キロ、水4キロ
100キロの重油やタール:石油74キロ、ガス17キロ、炭素9キロ
100キロの医療廃棄物:石油65キロ、ガス10キロ、炭素と鉱物5キロ、水20キロ
医療廃棄物には沢山のプラスチックが使われているので石油が沢山取れるのです。又高熱で処理されるので黴菌やウイルスに心配する必要がありません。TDPが普及すればゴミの値段が上がりゴミを焼却するという勿体ない事は誰もやらなくなり、埋め立て地も要らなくなり、古タイヤを北朝鮮に呉れてやる事もなくなります。