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シーア派続々聖地入り 宗教行事が反米に発展も
【バグダッド22日共同】七世紀のイスラム教シーア派指導者フセインの殉教から四十日目の日に行う宗教行事「アルバイン」のため、シーア派教徒が続々とイラク中部の聖地カルバラ入りしている。
サダム・フセイン政権下で四半世紀にわたり禁止されていた行事の復活に、シーア派教徒の熱は高まる一方。フセイン政権への闘争を続けてきたシーア派組織イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)は二十二日に集会を計画、宗教行事が反米など政治色を強める可能性もある。
教徒は首都バグダッドなどから徒歩や車でカルバラに向かっており、人数は計百万人前後に達する見込み。
イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の孫で、ウマイヤ朝軍との戦闘によって部下らと共に全滅したフセインの殉教は、シーア派の悲劇を物語る出来事。アルバインは命日に当たる日に行う「アシュラ」の行事とともにシーア派の最も重要な行事だ。
人口で多数を占めるシーア派を封じ込めるため、フセイン政権は大規模な宗教行事を禁じてきた。
イラク戦争終了を受け、シーア派はカルバラやナジャフでは独自の統治機構を発足させ、行政サービスを再開するなど、米国主導の戦後体制に反発した動きが広がっている。SCIRIは米軍の占領や長期駐留に反対を表明しており、集会が反米運動に発展する可能性は大きい。
(了) 04/22
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/news/0422-883.html