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(回答先: 04/21 16:55 シーア派地域で自治進展 軍政めぐり米と摩擦も 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2003 年 4 月 28 日 12:08:25)
04/22 16:15 シーア派続々聖地入り 宗教行事が反米に発展も
【バグダッド22日共同】七世紀のイスラム教シーア派指導者フ
セインの殉教から四十日目の日に行う宗教行事「アルバイン」のた
め、シーア派教徒が続々とイラク中部の聖地カルバラ入りしている
。
サダム・フセイン政権下で四半世紀にわたり禁止されていた行事
の復活に、シーア派教徒の熱は高まる一方。フセイン政権への闘争
を続けてきたシーア派組織イラク・イスラム革命最高評議会(SC
IRI)は二十二日に集会を計画、宗教行事が反米など政治色を強
める可能性もある。
教徒は首都バグダッドなどから徒歩や車でカルバラに向かってお
り、人数は計百万人前後に達する見込み。
イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の孫で、ウマイヤ
朝軍との戦闘によって部下らと共に全滅したフセインの殉教は、シ
ーア派の悲劇を物語る出来事。アルバインは命日に当たる日に行う
「アシュラ」の行事とともにシーア派の最も重要な行事だ。
人口で多数を占めるシーア派を封じ込めるため、フセイン政権は
大規模な宗教行事を禁じてきた。
イラク戦争終了を受け、シーア派はカルバラやナジャフでは独自
の統治機構を発足させ、行政サービスを再開するなど、米国主導の
戦後体制に反発した動きが広がっている。SCIRIは米軍の占領
や長期駐留に反対を表明しており、集会が反米運動に発展する可能
性は大きい。
(了)
[2003-04-22-16:15]
nifty共同通信ニュース速報