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神戸小学生殺傷事件: 少年院の男性、年内に仮退院 保護観察へ(毎日3/12)
http://www.asyura.com/0304/nihon4/msg/214.html
投稿者 YM 日時 2003 年 5 月 12 日 23:42:01:gOTvopzJQci7w

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200305/12/20030512k0000m040108001c.html

2003年05月12日

神戸小学生殺傷事件:
少年院の男性、年内に仮退院 保護観察へ

神戸市須磨区で97年に起きた小学生連続殺傷事件で、関東医療少年院(東京都府中市)に収容中の男性(当時14歳、現在20歳)が、年内に仮退院する可能性が高まった。04年末までの収容継続が決まっているが、出院準備教育課程が今年9月ごろに終了する見込みで、「二度と同じ犯罪を繰り返さない」と決意していることなどから、社会での保護観察の処遇に移行する模様だ。

男性は97年10月、5年半の処遇計画で関東医療少年院に収容された。その後、中等少年院に移され、20歳を迎えた昨年7月、「矯正と仮退院のための生活環境調整が必要」として収容継続が決定。同11月、再び関東医療少年院に移り仮退院に向けた最終的な処遇を進めている。

関係者などによると、審判で「性的サディズム」と指摘された精神状態については、成熟して一般青年と同じレベルに追いつき、少年院で他の収容者との集団生活にも溶け込む姿が見られるようになったという。

また心情も、「1人で死なせてほしい」と繰り返した事件後から、「温かい人に囲まれて生きたい」と変化し、最近では「事件のころの自分はまるで夢のようで理解できない」と自責の念に苦しんでいる。また、遺族に対しては「社会復帰後は働いて賠償金を支払い、できれば直接会って謝罪したい」と話す一方、家族に対して「帰って来いと言われるのはありがたいが、これほど大迷惑をかけた家族の元へは帰りにくい」とも漏らしている。

関係者によると、全収容期間の2割程度の期間は社会での順応過程(保護観察)が必要とされ、その期間が長い方が社会復帰がスムーズという。【井上大作】

◇小学生連続殺傷事件

神戸市須磨区で97年に発生。2月に女児2人が金づちで殴られけが▽3月に女児が金づちで殴られ死亡し、別の女児がナイフで刺されけが▽5月に男児が通称「タンク山」で絞殺され、遺体の一部が「酒鬼薔薇聖斗」名の犯行声明文と一緒に中学校校門に置かれた。兵庫県警は同年6月、当時中学3年だった14歳の少年を殺人容疑などで逮捕。神戸家裁は10月、医療少年院送致とする保護処分を決定した。

[毎日新聞5月12日] ( 2003-05-12-03:00 )

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