現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用1 > 465.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 一言 投稿者 SM 日時 2003 年 4 月 25 日 08:39:58)
お返事ありがとうございます。紹介されたホームページ、こういうのは興味深いです。私の名前は「スサノウ」なんですね。このページは、時間をみて読んでみようと思います。
(SMさんのお名前は、、、うーん)
全てを一度には見られませんから、最も問題になりそうな結婚問題についてご意見を伺います。
>7. 結婚制度、家族制度の廃止。地方行政センターの下にコミューンを
>つくり、子供育成の機関を作る。必ずしも、それに向いていない
>女性も多い。コミューンごとのバーター交易があってもよい。
結婚は否定されていますが、ロミオとジュリエットは読まれなくなる世界なのかもしれません。この世界では、生物学的な欲求であるとされる遺伝子の多様性を、どのようにして確保するのでしょうか。もしくは、生物としての人間をどのように考えた上での世界なのでしょうか。そのあたりの人間理解についての考え方が、大きく結論に作用しそうです。
人間の感性は、知性と感情というように分けられることが多いと思います。感情は、人間の生物としての側面をよく表していると思います。また一方で、本能は退化しつつあるとはいえ、実際は価値や影響力が認められていないだけで、多くの人間の行動に関与していると考えた方が自然です。そこで、人間の本能は、結婚制度の崩壊とうまく整合するのかどうかが大切です。この点についてお考えをお聞かせください。
>*女性は特定の男性のものではなく、子供は誰のものでもない。
>この辺、皆さんのご意見を伺いたいところです。各コミューンは
>何人ぐらいがよいかなども。
コミューンというのは「村」のような世界だと解釈します。これは我々の祖先が自然に選んだ社会の単位であって、我々も受け入れやすいものだと思います。しかし、昔は移動が困難であったために、やむなく受け入れていた面もあります。生活基盤の移動が昔と比較して楽になった現在の世界では、この制限がなくなったために、かつての村からの類推である(と私が解釈する)コミューンを、制度として復活?する動機が見つかりません。
ここで言う、コミューンという単位がどのような意味を持つのか、おそらく理解されにくいと思います。(現代の個人の孤立化に対するアンチテーゼとして、たとえば「家族」が挙げられていますが、このようなコミューンを考えること自体は意味のあることだと思います。)SMさんのよりつっこんだ説明が聞きたいと思います。
また、男女間では、どのような子供が欲しいのか期待する部分も大きいと思います。子供が誰のものでもない、というのはこのような楽しみを奪ってしまいます。何らかの補償がない限り、人間精神にとって都合が悪いと思います。
さらに、(しつこいですが、、、)「女性は特定の男性のものではない」という部分が良く分かりません。たとえば、男性もしくは女性の嫉妬心を、自然に解決するような仕組みがあるのでしょうか。そのようなものがないと、ぎくしゃくしないでしょうか。
なお人生に於いて、他者と共に作り上げる喜びを端的に表現できることが、「つがい」を生み出す積極的な根拠といってしまってもいいんじゃないかなと思います(生物学的には、つがいを探すコストを最小にすると消極的に説明される)。現在は、この活動に向かない社会になりつつあることは認めつつも、SMさんの諦めることを是とする社会システムの提案は、少し後ろ向きな面を感じます。
複雑化する社会を理解する上で、このような提案は意味を持つと考えます。また、全体に日本人的な良心をSMさんの文章に感じています。すがすがしかったです。なお、私は宗教の話に入ると正直よく分かりませんので、この件についてのより深い議論となることを期待しております。
などと考えた日曜日の夕方の戯言でした。