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Re: スサノオさんへレス
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投稿者 SM 日時 2003 年 5 月 05 日 18:52:42:0Qu4.0qEawUZQ

(回答先: Re: スサノオさんへ(Re:結婚制度) 投稿者 スサノオ 日時 2003 年 5 月 03 日 15:53:57)

 まず、私の主張というより、案にすぎませんが、スサノオさんのあげた項目にそって、お答えしてみます。

A. SMの認識

1. 現在の結婚制度はよくないとは言っています。恋愛はよいが、お互いに縛り付ける面  がある。家庭内暴力とは極端な例ですが、それより、多分に心理的な問題が多い、例  えば、嫉妬、子供をないがしろにした離婚など。フリーセックスは容認する。これは  婚前交渉の延長というより、双方同意の上ならば、変にその情熱のエネルギーをねじ  まげない方がよい。また、自分に本当に合う相手をみつけることができるかもしれな  い。という側面とセックスに飽き飽きさせ、瞑想に向かわせるという策略(笑)
  があります。

2. セックスと自我の問題をいっしょにしてしまうような言い方をしていたら、すみませ  ん。瞑想にはいくつか種類があり、老子や仏陀のように何もしないこと(言葉をかえ  れば、今ここにいる→ありのままでいる)という受動的な方法と、それとは別の瞑想  の一つとして、性エネルギーに能動的に働きかける方法もあります。余談ですが、
  エッセネ派というグループに属していたイエスキリストが、禁欲を進めていたのは、  クンダリー二を上昇させるという方法を紹介していたからです。黙示録に出てくる
  7つのラッパは、7つのチャクラについて言っているという面もあるのではないかと
  推測しています。他にもいろいろありますが、日本人には受動的な仏陀や、禅の方法  が向いているかもしれません。

3. 子供は親子等の遺伝的特質に関わらずコミューンのではなく、人類が責任をもって、  育て、未来を託す人々です。

  総じて、瞑想を通じ、全宇宙と我々は一体であるという体験を持ち、そのような視野  から諸問題に対処していくことが望ましいと思っています。

B. 共通の認識について

 社会的抑圧下にある人間の発想という部分ですが、私も含めてそのような庶民の皆さんを視野に入れなければならないと思っています。

 結婚制度について言えば、今の結婚制度は弊害が多すぎるのではないかという問題提起だったのです。スサノオさんのおっしゃるとおり、子供を作ることに関して、私はなんのアイデアを提示しないできました。その意味においては、子供が欲しくないという私の個人的考えに捕われていたようですね。もし、カップル双方の同意の元で子供を作りたいという意志があるのであれば、それを認知する意味でのコミューン内での、新しい結婚制度が必要なのかもしれません。
 スサノオさんのように、自分は自分の両親の面倒をみることを喜びに感じるのはよいことですが、私が楽観的に期待するところは、全ての老人を自分の親のように思えるような、そして、全ての子供を自分の子供として思えるような社会です。そのために個人のアイデンティティーを支えるようなあらゆる価値観は不必要で害になるものだと考えていますが、人間の個性までを否定するものではありません。

 先に挙げたビジョンと現在の人類の状況あるいは精神と大きなギャップがあるのは、よく、知っています。けれども、世界の状況への危機感から、このような指針を人間として、力不足ながら、表明してみました。今、必要なのはまさにどういう世界をつくるかという指針だと思ったからです。どんなに人間の知性が発達しても方向感覚がないとうまく科学技術を使いこなせない、かえって、危機的状況を作り出してしまうと、思っていました。また、共通の創造的な目標があれば、人々はがんばれると、そう言う意味では人間を信頼したいと思っています。

>ゲーテのファウストは一度読まれると良いと思います。SMさんならではの読み方ができるのではないかと思います。SMさんは、まさかとは思いますが大学生の方でしょうか?筆をやり取りして相手の人格が感じられるものですね。面白いです。

 ニヤニヤ。若くみてくれてありがとうございます。私のしごとは、中間管理職です。しばらく、活字をはなれ、自分の中にひきこもりたいと思っています。(笑)

 宗教については本物の創始者の言葉は誤解をとけば、同じ到達点に導くものと思えます。その道は人の数ほどありますが、非常に本質的な最強のラインは、仏陀ー禅ーOshoラジニーシだと思います。彼等の示す道は信仰を必要としません。最も、誤解されているのはイエス・キリストで、キリストはヒンズー教のクリシュナを語源にしているのではないかと推測しています。愛と祈りの道は神という架空の信仰の対象が必要になってきますので、誤解を招きやすいのではないかと思います。とはいえ、盲目的な信仰が悟りへと導く例も知っています。モハメッドは預言者ではありますが、光明の地点まで達していないかもしれません。ジハード(聖戦)の本当の意味は、自己の中の敵=自我との戦いという意味と聞いたことがあります。アラビア人の多くは、戦闘的マインドの持ち主なので、このような比喩が有効だったのでしょう。モハメッド自身がイエスは自分の兄弟だと言っているとおり、イスラム教はキリスト教のアラビア語圏版かと思います。最近、旧約聖書とホツタマツタエなどの日本の神話の共通項が多いことに驚いています。

 本当にスサノオさんの誠実さを伺わせるレスに感謝しています。真面目なご意見を頂けただけでも、投稿して良かったと思っています。では、また、機会がありましたら。

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