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(回答先: [日経] 日経平均の下値7500円・西村氏――相場を読む・株式 投稿者 Ddog 日時 2003 年 5 月 15 日 22:22:06)
[日経] 株価対策、代行返上の条件緩和は力不足・モルガンの神山氏
2003/05/15木曜日08:47
【NQN】神山直樹・モルガン・スタンレー証券ストラテジスト 政府
が打ち出した証券市場活性化策については、総じて意外感はない。15日
の株式市場ではむしろ米国経済のファンダメンタルズ(経済の基礎的条
件)に関心が向かいそうだ。
厚生年金の代行部分返上の物納条件緩和も盛り込まれたが、返上しよ
うとする基金が依然、1000銘柄以上をそろえなくてはならないようでは
影響は限られる。指数との連動のズレに関する条件で許容範囲(0.2%
)を拡大しなくては、プラス効果は極めて限られそう。むしろ、失望売
りさえ誘いかねない。
銀行保有株等取得機構が発行する債券を郵貯・簡保が購入するという
が、政府保証が付くのであれば資金運用難で困っている投資家は皆、購
入したいはずで、リップサービスでしかない。確定拠出型年金の非課税
枠拡大は長期的には評価されようが、今後税制改正が必要であるため、
15日の相場への影響は限られよう。
代行返上の物納条件緩和は、政府の不手際で需給を悪化させた面があ
り、政府が考え直す必要はあった。だが日銀や政府に株式の保有リスク
を取らせようとする考え方はそもそも間違い。政府の役割は企業が中長
期的に収益を拡大していく環境を整えることであり、企業の過剰債務問
題を克服する政策こそが最優先されるべきだ。