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(回答先: [日経] 株価対策、代行返上の条件緩和は力不足・モルガンの神山氏 投稿者 Ddog 日時 2003 年 5 月 15 日 22:29:16)
[日経]株、主力株に「代行返上・米経済・円高」の三つの逆風続く
2003/05/15木曜日12:39
【NQN】15日午前の株式市場で日経平均株価は反落し、再び8000円割
れが意識される水準となってきた。政府の市場活性化策が14日に決まっ
たことで材料出尽くし感が広がり、これまで戻り歩調をたどっていた主
力株に利益確定の売りが出た。円高・ドル安の進行、米国債利回りの低
下と、米経済の先行き不透明感が急速に高まっていることも主力株に嫌
気売りを誘った。物色の矛先は中低位株に向かい、東証一部の売買単価
は前場に一時500円を下回り、前日の616円から大きく低下した。しかし
中低位株への買いだけでは相場を下支えできず、相場はじわじわと下げ
幅を広げた。
市場では「代行返上の売りが再開されるとみて、思惑を先取りした仕
掛け的な売りが早くも出ている」という見方が広がった。東証株価指数
(TOPIX)の下落率は1.62%だったが、構成銘柄に企業年金の保有
銘柄が多く含まれるTOPIXコア30の下落率は1.96%と大きく、30銘
柄のなかで上昇しているのは、わずかに日立とJR東日本の2銘柄にと
どまった。
政府の株価対策が需給対策中心の想定通りのものにとどまることは予
想されていた。このため市場関係者の関心は、国内経済のけん引役とし
て米国経済の回復に集まっていた。その期待を裏切るかのように、14日
発表の4月の米小売売上高は市場予想に反して2カ月ぶりのマイナス。
米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が半
年ぶりに政策運営方針を「景気配慮型」に変更したように、「イラク戦
争の終結で早期に米景気が立ち直る」という楽観的なシナリオもしぼん
できた。米国債相場では10年物国債の利回りが3.5%台に急低下し、約4
4年10カ月ぶりの低水準を記録した。
さらに円高進行も追い打ちをかけた。ニューヨーク外国為替市場では
一時1ドル=115円台半ばに上昇。東京市場でも116円台前半で推移し
ている。今後も進むとみられる代行返上は株式のみならず外貨建て資産の
売却につながるため、円高圧力にもなる。今後の焦点が米経済と為替動
向に移ったとあれば、16、17両日に仏ドービルで開く主要国首脳会議
(エビアン・サミット)財務相会合に関心が寄せられそうだ。(鎌谷智子)