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(回答先: Re: 成長のない時代でも確実に膨大な貨幣的富を獲得できる世界システム 投稿者 たけ(tk) 日時 2003 年 3 月 21 日 21:17:32)
たけ(tk)さん、こんばんわ。
>ただ、引っかかったのは「成長のない時代」でもそういうことが可能なのか、です。
>「成長のない時代」では企業の新規事業が少なくなるので、投資→利潤→利息という
>富の獲得システムはスムーズにいかなくなるのではないか? です。
確かにそうなるので、企業よりも、国家に貸し出し(国債引受)をして、利息と元本を税金というかたちで国民から吸い上げることに基軸を移すようになります。
国際金融家が、強制力を持つ政府を利用して国民から薄く広く上納金を得るシステムです。
彼らも既に考えていることでしょうから書きますが、<帝国>は、国家が産業を所有する“共産主義体制”をめざすはずです。(それが実現されるまでにどれくらいの年数を見積もっているのかはわかりません)
「成長のない時代」では、膨大な固定資本を必要とする近代産業は従来的所有形態と金融制度では存続できなくなります。(どうしてなのかは、書きかけのものがありますので、書き終わった時点で投稿するつもりです)
産業が国有化されると、産業への貸し出しも、国家保証が付くわけですから、国債の引き受けと同じ安全性になります。
9・11から本格化した世界構造の再編成は、国際金融家支配の「共産主義世界革命」をめざすものだと考えています。
しかし、どのような再編成をしようとも、「成長のない時代」であるという根源的条件は払拭できませんから、国際金融家の貨幣的富が増大する分、ほとんどの国民の貨幣的富は減少します。
だからといって、財的生活レベルが低下するわけではありません。
生産性が上昇すれば、少ない貨幣額でも、より多くの財を手に入れることができるからです。
このようなことから、以前より、「対テロ戦争」の後には社会主義が歓呼の声で迎えられるようになると書いてきました。
こういう世界を確立するために戦われているのが「対イスラム戦争」(=論理的第二次世界大戦)だと思っています。
ただし、「ネオコン」と呼ばれている人たちがそこまでを見通してことを進めているのか、前段階までの破壊屋なのかは定かではありません。