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NHKで昨夜から始った「おしん」の総集編を観る機会があった。これを観て、日本は戦後、米国の小作人になったのだと考えた。しかし、少なくとも高度成長期を通じて、日本は豊かになり、「おしん」は(多分)いなくなった。つまり、少なくとも見掛上、米国の小作人になることによって、日本人は少なくとも一時の幸福を得たのは間違いない。もちろん、家族、地域社会の崩壊、水俣に代表される負の幸福も味わったのであるが、自業自得と云えないこともなさそうである。
一方、フセインはクルド人に化学兵器を使ったという点で非人道的な支配者である。金正日と同様、国民が彼らを打倒するまで待つ、ということには疑問を感じる。少なくとも、クルド人にとってはバース党は迫害者であり、侵略者である。北朝鮮の官憲によって強制収容所に送られたり饑餓に喘ぐ人民も、北朝鮮共産党幹部の被害者であろう。
もし、米国を陰で操る世界経済支配層なるものが幻想だとしたら、フセインを掣肘する米国は正義の味方と歓迎するのも悪くはない、とも思える。
そもそも、世界経済支配層が現在の国連を造って、世界支配の道具としての民主主義を安全保障理事会に持込んだのであれば、それを破壊するのも元々彼らの自由ではある。
私は、社畜という小作人、私の所属する会社も子会社と云う名の小作人。人間に正義を求めても幻想というのは、言い過ぎかもしれないが、日本政府の対応はともかく、イラクも米英の占領に応じれば、つかの間の幸福を得られるのかもしれない。
もし、イラク国民が占領後も抵抗を続けたとしても、それは、世界経済支配層とは無縁の戦いである。なぜなら、イラク国民はもちろん米英の兵士も世界経済支配層の存在など知らないのであるから。世界経済支配層にとっては痛くも痒くもないのでは。それを以って、世界経済支配層を糾弾したとて、「それが人間の業なのだ」とか、何やらサタンかルシファーの答えが返って来そうに思う。
少なくとも、社畜は目の前に居る悪魔崇拝者を葬りたい衝動にかられている。