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(回答先: Re: 金正日政権に鉄槌を!人民には花束を 投稿者 甘南備の住人 日時 2003 年 5 月 18 日 20:26:51)
貴殿の意見には異論がある。
「飢餓の原因は金正日の故意」だとするならば
配給制度自体に欠陥はなく、食糧の絶対量はどこかにちゃんと存在することになる。
食糧の絶対量が不足しているから、上位階級さえ飢餓に瀕して餓死者が続出し、
政治犯として狙われたわけでもないのに命からがら亡命しているのではないのか?
食糧生産は軍事偵察衛星から農地を撮って算出することが可能。
国外からの援助も、(陸路でも海路でも)衛星で監視可能。
その上で、「北朝鮮の食糧は絶対量で不足している」という結論が出ているんじゃなかったのか?
なお、私は北朝鮮の配給制度はもう維持したくてもできない段階まで腐朽した
(だからこそ去年の夏、経済大改造に追い込まれた)と考えている。
独裁体制というのは、一見効率良さそうに見えて、実際はものすごく効率が悪い。
実績を上げることより、独裁者の機嫌をとって取り入ることばかりが重要になり、嘘が横行するからだ。
独裁者には悪い報告が入らず、その結果とんでもなく楽観的な命令が下り、当然のように失敗。
でも報告の上では大成功。それを前提にまた楽観的な命令が下り、の悪循環。
私は、今年の端境期あたりに、食糧不足で軍隊も国の機関も何もかも動かなくなり
”ご臨終”してしまいそうだと予想している。
なお、食糧援助は、「現体制を揺るがすような使い方」ができれば推進すべきと考える。
例えば中国政府高官を買収し、中国領内に巨大難民キャンプを作って
「ここまで来れば無条件で援助します」と宣言する。
1兆円(TMDとやらの予算)ぐらい使えば、何百万人受け入れられるだろう?
そこまで行ける余力がある人間が大量に抜ければ、すぐにでも平壌は”ご臨終”だ。
軍事産業の飼い犬議員どもが、絶対に許すわけないけれど。
貴殿から再反論あれば、伺いたい。