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アジア人同士という事もあって,とりわけか海外では中国人とはまあまあ、そう悪くなくコミュニケートはできる。で,いろいろ個人的に仲良くなる。でも,ある一点で激しいコンフリクトがおきる。
それは、彼らが,君たち日本人はわれわれ中国人の子孫だ,と宣うときだ。事実とはまったくちがうし、このフレーズをいうときはかならず、だから日本人は中国人のいうことに従えというニュアンスとなる。相当意あたまにくる。で、最初,これはこの人個人の考え方と思っていた。しかし、中国人と話をするさい、基本的にこの点を確認するようにした。
そうすると驚いた。中国人は,例外なくこの見方を取っていることだった!で,しかも,この点での彼らのこだわりは尋常ではなく、絶対に自分たちがただしい、と目くじらたてていうのだ。これは日本の古代史なんか全然知らないのかなと思って,縄文って知っているか(漢字でみせる)?新石器文明時代で世界最古の文明圏で日本文明のバックボーンとなっているんだけど、と、いうと、なんだそれは?まったくきいたこともない、中国より古いわけ?そう。証拠あんの?日本の教育ではそう教えられるし、インターネットでもJomonで検索して御覧、英文で学術情報取れるよっていうと,非常に怪訝な顔をする。
中国人の歴史教科書は、どうも、日本人は中国人の子孫と書いてあり,そう学校で体系的に教えこまれているようなのだ。アメリカの中国人もみなそうなのだ。アメリカでいつも私はあぜんとしていた。
中国政府にとって,教科書は政治的プロパガンダを推進する媒体なのだと痛感する。
中国人を好きになれない最大のブロックは彼らが日常会話レベルで,このフレーズを出してくることなのだ。米国での日本人の同僚や友人でも同一の経験をしていつもこの話題でもりあがっていた。
日本側としてももっと縄文の事を世界に説明すべきだ。中国より歴史が古いことを基本的に世界に分からす必要がある。