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トゥパク・アマル革命運動(MRTA)
リマ日本大使公邸占拠関係情報


http://www.jca.or.jp/~toshi/MRTA/mrta90.htmlからの 全文引用


Date: Sat, 1 Mar 97 15:38:56 JST
From: ykaoru@tku.ac.jp (Kaoru Yamasaki)
Subject: [aml:3851] MRTA Message 2
To: aml@jca.or.jp (aml)
Reply-To: aml@jca.or.jp
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Posted: Sat, 1 Mar 1997 15:41:09 +0900
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 2月25日のものとほぼ同じようなコミュニケが、2月27日づけで到着しま
した。いくつかの点で新しい情報もあるので、つづけてアップします。
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 MRTA国際代表は、勇敢な「5月広場の母たち」のペルー到着に挨拶を送り、
人命擁護と人権尊重を断固として推進している彼女たちに連帯と感謝を表明する
。「5月広場の母たち」は、アルゼンチン軍事政権によって失踪させられ殺害さ
れた子供たち、孫たちを求める決意と毅然さとによって知られている。彼女たち
はそうした犯罪が絶対に恩赦されるべきでないとの要求を掲げて、世界中を駆け
めぐり、正義を求めて人権への重大な侵害を告発してきている。それゆえに、彼
女たちは世界中の連帯組織や人道団体すべての認知を受けている。
 彼女たちの不屈の仕事を知っているMRTAは、国際代表を通じて、トゥパク・
アマルー人民軍(EPT)の特殊部隊による大使公邸占拠が生み出した危機への、
彼女たちの介入を求めた。コマンドの行動の目的のひとつは、ペルーの刑務所と
いう「墓場=監獄」で独裁政府によって緩慢に殺害されつつあるMRTAの囚人た
ちの解放にある。
 事件の平和的解決は現在にいたるまで、政府代表たちとフジモリ自身によるつ
ぎのような恒常的な情報操作のために「紛糾」させられている。
 1 MRTAは日本の多国籍企業から、高額の身代金をすでに受け取っている。
 2 「エドガル・サンチェス」コマンドはすでに、政治犯の釈放にではなく、
刑務所の条件改善に関心を持っており、第三国への出国を受け入れている。
 繰り返して報道されているこうした宣言は、政府による嘘であり、それが追求
しているのは、私たちの目的を混乱させ、政治的解決を妨害することでしかない
。政治的解決のためには、「5月広場の母たち」のような組織の会談への参加が
必要である。彼女たちは交渉においてMRTAを代表し、政府による情報操作を阻
止する。それゆえに、交渉への「5月広場の母たち」の参加は、政府が傾きつつ
ある無用な流血を不可能にするために、決定的な重要性を持っている。私たちは
「5月広場の母たち」の客観性と、事件の政治的解決に貢献しようとする意志と
に、まったくの信頼を置いている。
 他方、渾身的な「母たち」は、アルベルト・フジモリ政権によって無視された
が、記者会見において、日本大使公邸や各地の刑務所への接近を禁止されたこと
を非難した。しかしながら、チョリジョス女性刑務所において女性政治犯がハン
ストに入っていることを伝えた。それはすでにひどい状態にある彼女たちの健康
を、さらに悪化させるものである。45歳のベルタ・サンチェスは、拷問、ひど
い食事、隔離のおかげで、潰瘍と精神疾患になって重態に陥っている。オルメシ
ンダ・フェルナンデスは、重い子宮病(拷問のため)とリューマチ(監獄の湿気
のため)になっている。ヨランダ・デ・ラ・クルスは鎖骨骨折(拷問による)と
胃病である。ミラグロス・チャベスは、やはり拷問のおかげで、腎臓化膿と子宮
病になっている。ミリアム・キスペは腹膜炎の初期である虫垂炎で緊急手術をし
たが、治療は終わっていない。ビクトリア・サルガド・アビラは肺結核にかかっ
ている。ヤニレ・バイティスタ・サアベドラは腹膜炎の手術をしたが、手術後の
治療を受けておらず、精神的空白の兆候を示している。これらの病気のすべてが
、拷問、レイプ、それに劣悪な保健や食事の結果である。さらに、肺結核の例が
ほかにもいくつか知られており、胃腸や膣の病気に女性囚の98%がかかってい
る。これは加えられている拷問とレイプの結果である。
 事態の深刻さにかんがみ、私たちはペルーおよび世界の世論、民主的政府、進
歩的教会、人権に関心を持つ人道団体に、男女の政治犯に適切な治療を行なうた
め、国際赤十字、国境なき医師団、世界医師団といった団体の訪問を許可するよ
う、ペルー政府に求めることを訴える。

 イサーク・ベラスコ
 国際代表


 山崎カヲル
 ykaoru@tku.ac.jp
 WebPage: http//clinamen.ff.tku.ac.jp/default.html

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