02/20 22:36 グルジアで反テロ作戦か 米がロに提案とタス報道 外信123
【モスクワ20日共同】タス通信によると、米政府当局者は二十
日、ロシア南部チェチェン共和国の隣のグルジアに潜伏するテロリ
ストの掃討に向け、米国がロシアとの「共同行動計画」を策定、ロ
シア側に提示したと述べた。
報道が事実ならば、米政府がグルジア東部のパンキーシ渓谷に潜
むチェチェンのイスラム武装勢力やアフガニスタンから渓谷に逃げ
込んだ国際テロ組織アルカイダの残党の掃討で何らかの軍事行動を
計画している可能性がある。
報道についてグルジアのナルチェマシビリ内相らは、米ロから支
援を受ける用意を表明する一方で、合同掃討作戦の必要性を否定。
作戦実施には「グルジアの同意が必要」と強調した。
タスによると、米側は八日にワシントンで開催された外務次官級
協議でロシア側に計画を説明した。計画の詳細は不明。
渓谷はチェチェンのイスラム武装勢力の出撃拠点とされ、米国の
レムラー駐グルジア臨時大使は先に、アフガンから逃亡した「イス
ラム戦士」が同渓谷に隠れていると述べた。
また、ロシアのイワノフ外相は渓谷にウサマ・ビンラディン氏が
潜伏している可能性も否定できないと述べている。
(了) 020220 2235
[2002-02-20-22:36]