(回答先: アフガン戦略を描いた“謎”の男(フォーサイト2002年第2号) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 18 日 21:21:57)
という気がしますが。
http://www.asyura.com/sora/war9/msg/442.html
の記事とか読むとますますはっきりする。米国が肝いりで作った暫定政権なるものがいかに脆弱なものかがあちこちで露呈しつつあるし。
第一、今回の「開戦時の目標」であるところのビンラディン・オマル両名の消息や生死すら不明で、ただタリバンがカブールその他主要な都市から追われたというだけではないか。
おまけにアフガン南部では、明らかに誤った情報に基づく非戦闘員や反タリバン精力の殺傷が起きており、米軍や暫定政権への反発が強まっているとのこと。手段がいくらハイテク化しても最終的に指揮・運用する人間側に問題があっては軍事上の目的は達成し難いということなのではないか?
そうした視点が欠落し、ただ単に米軍のハイテク化と現指導層礼賛の近視眼的な記事しか書けない様では、米国もその軍隊も、その国のジャーナリズムも先行きは暗そうだ(ベトナム戦争初期には、圧倒的な装備の性能差と物量の差で2年以内にハノイまで陥落させることができるなどという記事が氾濫していたことをお忘れなく)。