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もちろん、『朝日新聞』の記事にタイトルのような見出しは付いていません。
>朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)について報告書は、米国に到達可能な長距離ミサ
>イル「テポドン2」の発射実験の準備が整っているかもしれないと指摘。実験は、
>98年の「テポドン発射」のように、人工衛星を打ち上げるロケットとして打ち上
>げる可能性があるとしている。
当時の日本政府とメディアは、北朝鮮の危険で領空侵犯とも言える弾道ミサイル発射の暴挙として大騒ぎしました。
北朝鮮政権は、それを、初の人工衛星としてテレビニュースで報道しました。
アメリカ政権は、どちらでもあるという感じであいまいにしていましたね。
米国家情報会議(NIC)は、記事にある報告書のかたちで、それが人工衛星の打ち上げだったということを認めたわけです。
98年当時から、日本の政府やメディアが、人工衛星なんかじゃなく弾道ミサイルの発射で三陸沖に着水したと大騒ぎしているのを笑っていました。
射程1000Km?の弾道ミサイル発射よりも、人工衛星打ち上げのほうが高度な技術が要求されるものであり、大陸間弾道ミサイルとしてすぐに活用でき“恐い”ものです。人工衛星打ち上げ技術は、弾道ミサイルよりも“攻撃力”が高く、ずっと“危険”なものなんです。
北朝鮮が人工衛星打ち上げ技術を保有していることのほうが、弾道ミサイル発射技術レベルよりも“危険”なことなのに、当時の政府とメディアは、弾道ミサイルだと頑強に主張しました。
これこそが、「平和ボケ」なんです。
日本にとっては、射程1000Kmの弾道ミサイルでも大陸間弾道ミサイルでも、射程内であるという“危険性”は同じだと判断し、日本も人工衛星を打ち上げているので、北朝鮮の人工衛星打ち上げを認めて、それを危険なものとして非難するのは得策じゃないと考えた結果というのが真相なんでしょうけどね。
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これに関連して、「空耳16」に、 http://www.asyura.com/sora/bd16/305.html というアップがありますので参照してください。
[一部抜粋]
米国の警告が威嚇に変わったとき、北朝鮮は「行動」に出る!
投稿者 安善国 元人民軍ミサイル将校の証言 日時 2002 年 1 月 13 日 22:44:20:
米国の警告が威嚇に変わったとき、北朝鮮は「行動」に出る!
安善国 元人民軍ミサイル将校の証言
(『「北朝鮮」知識人からの内部告発』辺真一責任編集・訳 三笠書房)
<前略>
―――それはどういう意味か? 米本土を攻撃できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)や核を持っていなければ、米本土を脅かすことはできないではないか?
詳しいことは言えない。私が断言できるのは、米国は間違いなく、直接的な被害を被るということだ。だから、北朝鮮も簡単には譲歩しないと思う。
―――米国はそのことに気づいていると思うか?
米国が(北朝鮮の攻撃力を)知っているのか、知らないのか、私にはわからない。しかし、私は何も知らないで言っているのではない。私は、米本土が被害を受けるということだけは確信を持って言える。
北朝鮮挑発策動の危険性は、WWさんの書き込み「第一次世界大戦とは違うのでね」も参照してください。
http://www.asyura.com/sora/war8/msg/245.html
[引用新聞記事]
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中国、数年内にICBMを多弾頭化 米NIC予測 [朝日新聞1・11]
米国家情報会議(NIC)が9日公表した2015年までのミサイル脅威報告書は、中国が現在配備している米本土へ到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)を2、3年内に多弾頭化する可能性があると予測した。米国が04年配備を目標に開発中の限定的なミサイル防衛(MD)は多弾頭ミサイルを防ぐのは困難とされており、中国がMDをにらんで開発・配備を決めるとの見方を示唆している。
報告書は中国の核ミサイルの現状について、米国を射程に含む長距離ミサイル約20基のほか、ロシア、アジア向けとみられる中距離ミサイル約10基と潜水艦発射の中距離ミサイルを配備していると指摘。15年までにはすべて移動式となり、米国向けは75〜100基に増えると予想している。
中国のミサイル増強のペースをめぐっては、NICを構成する中央情報局(CIA)など各当局内でも見方が割れるが、「MD対策が決定要素の1つになろう」と報告。ただし全体規模は、15年の時点でも米・ロシアよりも「かなり小さい能力にとどまる」としている。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)について報告書は、米国に到達可能な長距離ミサイル「テポドン2」の発射実験の準備が整っているかもしれないと指摘。実験は、98年の「テポドン発射」のように、人工衛星を打ち上げるロケットとして打ち上げる可能性があるとしている。
(20:17)