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(回答先: Re:よほど､北朝鮮とやりたいらしいなー(-_-;) 投稿者 １３代目（プリプリ） 日時 2002 年 1 月 15 日 21:01:54)
挑発とか陰謀は、特定の誰かを狙い撃ちする物みたいだね。そして、それが陰謀の主を暴く証拠を提供してくれたりするのだね。アメリカ炭疽菌事件でも、送り先はアメリカ民主党議員に限られていたね。この事件は、何故だか丸で音沙汰無くなったみたいだがね。何故かというのは、皮肉なのだがね。
この事件は、もともと兵器用だった炭疽菌粉末が郵便で送られたというのがアメリカでの定説みたいだね。そして、それは粉末の鑑定で証明されているので、政府の陰謀を証明することになるらしいのだね。となると、アメリカ軍と政府関係者にしか入手できないブツだという事なのだがね。これが、アメリカメディアが炭疽菌事件を報道しなくなった理由らしいのだね。
日本とアメリカが「北」を挑発しているのも、「北」を狙い撃ちしているのだね。しかし、日本が朝鮮半島から駆逐されて半世紀以上だから、日本が朝鮮半島に再侵攻するのは不可能だがね。しかし、日本の政治家は、それも判っていない「ハナタレ小僧」の政治家ばかりみたいでね。ちなみに「ハナタレ小僧」という言葉は、日本では６０才代の政治家も含むらしいね。つまり、誰かをハナタレ小僧呼ばわりしている政治家は、７０才代から８０才代という事でね。この年になるともうどこも乾燥していて、「ハナもたれない」世代ということみたいだがね。しかし、それは単なる「死人」だね。そんな老人の話などは、論外だろうがね。
どうも、周期的に「歴史ブーム」が起きる日本の文化情況は、日本人が歴史を知らない民族であることの証明らしいね。それは、日本の国家で歴史記録が発達しなかったという歴史的背景があるためらしいがね。日本で歴史が編纂されていても、「正史」という観念がないという問題でね。これも、大陸で「日本は分明度が低い」と揶揄されている理由の一つになるみたいでね。それは、北朝鮮が日本非難に使った言葉のように、「サムライヤクザ」集団という事でね。もっとも、平安時代の「武士」は貴族だったが、鎌倉時代の侍からは土着系「切り取り強盗」なので、同じサムライではないらしいがね。
日本の歴史的背景からして、日本人の歴史観は個人的スパンに局限される。このため、日本の政治は自分の個人的な経験からだけ事の判断をする政治家が幅をきかすということみたいだがね。となると日本の政治家は、すべて「ハナタレ小僧」ということなのだがねえ。
歴史は個人的な経験とは違うからね。世代を重ねた経験だしね。それを忘れている明治以来の歴史学も、「国史」日本の古代史を解明するのにさえ不十分でね。それが原因だろうが、土着系氏族と渡来系氏族の抗争を柱とした日本古代史理解が不十分なのだね。渡来系氏族は「天の神」であり、天から降臨したとも言うのだがね。渡来系氏族の土着系氏族との抗争史が、日本の古代史だったということでね。
これが理解できれば、日本人が純血民族で単一だという自民党政治家のプロパガンダも成立しないがね。渡来系氏族は「天皇」家だけでは無いが、特に天皇家の朝鮮起源説が議論されない事は、この日本史歪曲の大問題だがね。それが議論されたら、明治の日本政府高官が征韓論をしたり、朝鮮に総督府を置いて占領したり、朝鮮人慰安婦を利用したり、そして今回のように北朝鮮戦争を挑発したりするのはマズいからね。
第一次大戦は主にヨーロッパの戦争だから、それを経験しなかったのは日本だけでは無いね。アメリカも同じだしね。しかし、第一次大戦で航空戦力が導入された事がその後にどういう帰結を生むかを丸で理解してないのは、日本人だけだね。アメリカは、少なくとも航空機の国だからね。科学技術が戦争と安全保障を変化させる事は、知識としては日本人にも判っているはずだね。
そして、第二次大戦で開発されたミサイル戦力が、日本のような「島国」から古い「安全」を引き剥がすものだという事もね。これは、ナチスドイツがＶ１やＶ２でロンドンを空爆した歴史を知っているなら、判っているはずなのだがねえ。
しかし、日本は太平洋戦争であれだけ日本全土を空襲（今は空爆と言うか）されていながら、航空戦力の歴史的事実も知らない政府当局者ばかりでね。昭和の大提督山本五十六も、航空戦力の利点は知っていたのだが、それで攻撃された場合の問題点は理解してなかったようだしね。
どうも、日本の政府当局者は能力不足なのだという事だがね。これを「ハナタレ小僧」と言のだがね。日本の政治家でも役所でもメディアでも、オール・ハナタレ状態で、ただ薄ら笑いを繰り返すだけの能しかないみたいだね。その連中が「北」挑発を繰り返すのは、無責任極まることだがね。
日本の政治家や役人は、北朝鮮を挑発しても、戦争の大部分は日本がやるのでは無いと考えているのだね。となると、正確には「日本が勝つ」のでは無いね。アメリカが勝つのだね。どうせ、アメリカ頼みなのだ。しかし、この手の日本の政治家どもはアメリカがアフガンで既に罠に陥った事を忘れているのだね。
アフガン戦争を継続せざるをえないアメリカ軍は、日本のために北朝鮮戦争を肩代わりする能力は無いのでね。それを忘れてはいけないね。そして、日本人は、アメリカに日本列島を「防衛」する義務は無いという事も忘れているね。条約上の義務があるという次元の問題でなくね。現実の戦争では、そんな事は関係ないね。
世界資源戦争を始めたアメリカの狙いがカザフスタン国内のカスピ平原の原油にあるのだという事は、忘れてはいけない問題だね。それを忘れようと言うのもいるがね。しかし、戦略の狙いが何かを知らないのは、チェスの捨て駒に過ぎないからね。
このカザフ原油の利権を求めているアメリカは、いまさらアフガンで罠に陥ったと気付いても、撤退することは不可能に近いのだね。となると、アメリカはアフガンと周辺中近東国の地域紛争に埋没して行く可能性が高いのでね。つまり、アメリカには、在日米軍基地を防衛する必要はあっても、日本の国を防衛する必要も余力も無いという事でね。それは、「北」でも承知しているだろうし、むしろ日本人よりも良く判っているだろうがね。「北」を挑発する日本人は、自分たちの周囲の軍事バランスを考えないといけないのだね。自衛隊しかない状態で、「北」を挑発していることの危険度をね。
アメリカ軍がもしも極東まで「戦線」を拡大すると、アメリカ本土の防衛も危険になるだろうね。今現在のアメリカ連邦予算の６０％が軍事予算になっていることも問題だしね。失業も増え、アメリカの国内生産も軒並み低下しているのでね。つまり、アメリカでは民生が圧迫されて、軍事予算が増えている情況だね。
この経済状態は、長くは続かないのだね。これはつまり、アメリカ軍には長期戦を戦う力が無いという事なのでね。アメリカの侵略戦争の歴史でも、これ程国内の経済停滞問題を抱えていたことは無いのだがね。経済停滞を脱出するために始めたのが、カザフ原油を狙ったアフガン侵攻の「陰謀」だったはずなのだしね。しかしどうも、ダブヤ政権のもくろみは、裏目に出ているようなのだね。そこを判っていない日本みたいな衛星国は、アメリカにとっての重荷になりつつあるようだがね。
アメリカが悪い経済情況で多額の軍事予算を支えなければならない情況が長く続くことになると、逆に軍事予算も削減せざるを得なくなり、将来的にはアメリカ本土の防衛さえ困難になるね。そういう経済的かつ軍事的カタストロフ情況を避けるためには、アメリカは日本政府を見殺しにする必要があるのでね。これは、現実に起きつつある問題だがね。
アメリカにとっては、産業競争力もなくなり、人口も減少傾向にある日本を防衛する戦略的利益は無いね。「資源」も無いのでね。アメリカが自分たちを守ってくれないという現実は、日本の政治家とお金持ちにとっては悲しい現実だね。そうなってくると、「北」に強硬姿勢を取っていた日本の政治家や役人の内の何人がその姿勢を維持できるかが見ものだがね。
ちなみに、日本はアメリカが問題の「北」不審船の情報を提供してくれたと発表していたね。だが後は、報道でもアメリカの名前が消えて来たようでね。アメリカが情報適用を否定したのかね。とにかく、日本政府がアメリカの責任にして逃げる事は難しいという事だがね。
そして、イスラエル「不審船」事件でも、アメリカ情報機関の「関与」が報道されているのだね。関与というより、１２月にイスラエル政府がアメリカ政府にこの手の船の情報提供の「援助」を求めたのだというね。これは、ワシントンタイムズ記事だね。だが１５日のエルサレム発ロイターの情報では、イスラエル政府はアメリカの「援助」を否定しているというね。
イスラエルは自分で発見したというが、アメリカでは情報機関が拿捕された貨物船を偵察衛星で見つけたという情報をリークしているらしいのだね。この辺りは、日本の「北」スパイ船事件とは違う展開のようでね。しかし、どうもアメリカが同盟国に「援助」している「不審船」の情報は、当てにならないようだがね。挑発を引き起こさせる陰謀という以外にはね。
アメリカ軍は、ついにフィリピン南部の独立を狙う「テロ組織」（テレビ報道にある言葉）の威嚇を狙ったフィリピンとの共同演習を始めるね。またもや「特殊部隊」を派遣してね。好きだねえ。しかし、威嚇であれ挑発であれ、アメリカがフィリピン政府の代わりに戦争をしてくれるのでは無いのでね。日本人も、それを誤解してはいけないだろうがね。
フィリピン政府の女性大統領というのが、またうさんくさい人物だね。前大統領を武力クーデターで追い出し、政権を奪取したと言われている現「大統領」がね。この大統領が、自分の立場を強化するためにこの手の内戦を挑発しているのは間違いが無いのでね。
日本でも、似たような弱みを抱えている政治家や役人やメディアが「北」を挑発しているのだね。しかし、日本の弱みは尽きないのだがね。日経が暴露しＢＢＣがインターネットで世界に流した、日本の人口は２００４年以後減少するという見通しも、日本の金融と経済の危機的状況が深刻化するという見通しも。経済が危機に陥った現在の情況を考えると、日本とアメリカが「北」に勝てるとは言えないだろうがね。勝算が５割程度では、勝算とも言えないらしいしね。ここに泣き虫総理の内憂外患も極まったね。泣き虫総理は改革もすべて「先送り」していたのだから、この内憂外患は予期された結末だろうがね。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。