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12/23 0:00-12/23 16:00 東シナ海に不審船ログ 共同

投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 23 日 19:03:23:

(回答先: 12/22 18:00-12/22 23:59東シナ海に不審船ログ 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 23 日 19:00:34)

共同
12/23 15:15 十管と県警が合同捜査へ  社会29

 鹿児島県・奄美大島沖の東シナ海で国籍不明の不審船が沈没した
事件で、第十管区海上保安本部(鹿児島)は二十三日、横山鉄男十
管本部長を捜査本部長とする「九州南西海域不審船捜査本部」を設
置した。また同日、鹿児島海上保安部に、現地捜査本部(本部長・
末吉達雄同保安部長)を開設した。              
 鹿児島県警も同日、上原厚生警備部長を長とする同名の捜査本部
を設置、今後十管と合同して捜査を行う。           
(了)  011223 1514              
[2001-12-23-15:15]

12/23 13:48 「大丈夫です」と握手 見舞いの副大臣に航海長ら  社会24

 不審船に銃撃され負傷した名瀬海上保安部の巡視船「あまみ」の
金城良武航海長(49)と長友良治航海士(54)は二十三日未明
、ヘリコプターで奄美大島の空港に到着、県立大島病院で治療を受
けた。                           
 同日午後零時半には、国土交通省の泉信也・国土交通副大臣がお
見舞いに訪問。約二十分間面会した泉氏は「二人とも『大丈夫です
』と握手してくれた。ゆっくり休んでもらいたい」とほっとした様
子で述べた。                        
 報道陣から発砲の是非を聞かれた泉氏は「停船を命じて警告した
上での発砲。海上保安庁に過失はない」と強調した。      
 この日午前三時半すぎに救急車で同病院に運ばれた金城航海長ら
は、紺色の制服、制帽姿で腕などに包帯を巻き、救急車から自力で
降りて、無言のまま病院の救急入り口まで速足で歩いた。    
 病院によると、午前五時ごろに傷口の消毒などの処置が終わり、
広い二人部屋に移った。最初は不安そうだったが、今は落ち着いた
状態という。                        
(了)  011223 1348              
[2001-12-23-13:48]
12/23 12:56 不審船乗組員の3遺体発見 救命胴衣にハングル 北 社会19

 鹿児島県・奄美大島沖の東シナ海で、国籍不明の不審船が巡視船
との銃撃戦の後に沈没した事件で、海上保安庁は二十三日午前、行
方不明になっている約十五人の乗組員の捜索を続け、三人の遺体を
発見、うち男性の二遺体を収容した。             
 一遺体が装着していた赤い救命胴衣にハングルが書かれていたほ
か、銃撃戦の際に発砲とは違う大きな音がしていたことも判明。 
 不審船が自沈した可能性があり、同庁は朝鮮民主主義人民共和国
(北朝鮮)の工作船との見方を強め、第十管区海上保安本部(鹿児
島)に捜査本部を設置、乗組員の国籍や、日本の排他的経済水域に
侵入した目的など全容の解明を目指す。            
 保安庁によると、二十三日午前八時すぎに、二遺体を発見。救命
胴衣を着け漂流していた一体を引き揚げた。もう一体は上半身裸で
灰色のズボンを着けていたが、その後沈んだため収容できなかった
。さらに近くで別の一体を発見、収容した。保安庁は死因を調べる
。                             
 またその後の調べで、沈没四分前に不審船から銃撃した乗組員は
、甲板上の毛布にくるまった二人だけではなく、操舵(そうだ)室
の中にもいたことが分かった。撃たれて負傷した巡視船「あまみ」
の金城良武航海長(49)と長友良治航海士(54)は「二、三十
メートルの距離から数百発撃たれた」と話しているという。   
 金城航海長らは二十三日未明、奄美大島の県立大島病院に入院。
金城航海長は右腕、長友航海士は左ひじなどに弾を受け、いずれも
一週間の軽傷。                       
 「あまみ」は船橋などの損傷が激しく、現場を離れて鹿児島に向
かっており、十管本部が詳しく報告を受ける。         
 現場海域の天候は回復しつつあり、保安庁は不審船乗組員の捜索
に、巡視船艇十二隻、ヘリコプターなど航空機十八機を投入。海上
自衛隊の護衛艦二隻と哨戒機一機も警戒に当たっている。    
(了)  011223 1255              
[2001-12-23-12:56]

12/23 12:07 巡視船2人の負傷状況  社会16

 海上保安庁によると、銃撃で負傷した巡視船「あまみ」の二人の
けがの程度は次の通り。                   
 金城良武航海長(49)は、右手前腕部に縦一○ミリ、横四ミリ
の銃で撃たれたあとがあり、エックス線検査の結果、内部に銃弾の
破片とみられる二―三ミリの金属片が計四個見つかった。約一週間
の検査入院とその後の経過観察が必要という。         
 長友良治航海士(54)は、左ひじに銃で撃たれたあとがあり、
内部から一ミリの金属片一個が見つかった。また左腕にすり傷があ
る。同じく一週間の検査入院と経過観察が必要としている。   
(了)  011223 1206              
[2001-12-23-12:07]

12/23 12:04 番外8 海上保安庁は、不審船の乗組員とみられる男 社会

 海上保安庁は、不審船の乗組員とみられる男性の一遺体を新たに
発見、収容した。先に収容した遺体が装着していたライフジャケッ
トの文字はハングルと確認されたという。           
(了)  011223 1203              
[2001-12-23-12:04]
12/23 10:55 番外5 海上保安庁によると、収容された不審船乗組 社会

 海上保安庁によると、収容された不審船乗組員とみられる遺体は
男性で、ライフジャケットにハングルのような文字が書かれていた
。                             
(了)  011223 1054              
[2001-12-23-10:55]

12/23 10:33 捜索で2遺体を発見 テロ警戒、慎重に活動 沈没原 社会08

 鹿児島県・奄美大島沖の東シナ海で、巡視船による船体射撃を受
けた後沈没した国籍不明の不審船について、海上保安庁は行方不明
になった不審船の乗組員約十五人の捜索活動を続け、二十三日午前
九時すぎ、同庁の航空機が現場海域で二人の遺体を発見、うち一遺
体を巡視船が引き揚げた。                  
 二十二日午後十時すぎの沈没から約一時間後には、三人ずつ計六
人の乗組員がそれぞれ長い棒のようなものにつかまり漂流している
のが確認されており、保安庁は、サーチライトを使って終夜続けた
救助態勢を一段と強化した。                 
 海上は依然しけており、救助に乗じたテロ活動などを警戒し、慎
重に対応している。海上自衛隊の護衛艦二隻とP3C哨戒機一機も
警戒に当たった。                      
 一方、銃撃で負傷した金城良武航海長(49)と長友良治航海士
(54)の二人は二十三日午前三時半ごろ、奄美大島の県立大島病
院に到着。二人とも自分で歩いて病院に入った。        
 その後の調べで、巡視船「いなさ」による船体射撃の引き金とな
った、沈没四分前の不審船からの銃撃は、甲板上の毛布にくるまっ
た二人のほかに、操舵(そうだ)室の中からもあったことが分かっ
た。                            
 海上保安庁は、「いなさ」の二○ミリ機関砲による射撃では、同
一の場所に集中的に命中しない限り百トン級の船を沈めることは難
しいことや、銃撃戦の途中、銃撃音とは違う大きな音がしているこ
とから、自沈の可能性を含め原因についても調べる。      
 保安庁は、形状などから不審船は朝鮮民主主義人民共和国(北朝
鮮)の工作船だったとの見方を強めており、国籍や、日本の排他的
経済水域に侵入した目的についても解明を目指す。       
 保安庁によると、二十三日中にヘリコプターを搭載できる巡視船
などを向かわせるなど、現場に投入する船や航空機を増強する。 
(了)  011223 1032              
[2001-12-23-10:33]

12/23 10:00 番外4 海上保安庁によると、二十三日午前九時すぎ 社会

 海上保安庁によると、二十三日午前九時すぎ、同庁の航空機が、
東シナ海の現場海域で二人の遺体を発見、うち一遺体を巡視船が引
き揚げた。                         
(了)  011223 0959              
[2001-12-23-10:00]

12/23 08:02 不明15人の捜索続ける テロを警戒、慎重に活動  社会01

 鹿児島県・奄美大島沖の東シナ海で、巡視船による船体射撃を受
けた後沈没した国籍不明の不審船について海上保安庁は二十三日も
早朝から、周辺海域で巡視船などを動員、行方不明となった不審船
の乗組員約十五人の捜索活動を続けた。            
 二十二日午後十時すぎの沈没から約一時間後には、三人ずつ計六
人の乗組員がそれぞれ長い棒のようなものにつかまり漂流している
のが確認されており、保安庁は、サーチライトを使い終夜続けた救
助態勢を一段と強化する。海上は依然しけており、救助に乗じたテ
ロ活動などを警戒し、慎重に対応している。          
 一方、銃撃で負傷した金城良武航海長(49)と長友良治航海士
(54)の二人は二十三日午前三時半ごろ、奄美大島の県立大島病
院に到着。二人とも自分で歩いて病院に入った。        
 その後の調べで、巡視船「いなさ」による船体射撃の引き金とな
った、沈没四分前の不審船からの銃撃は、甲板上の毛布にくるまっ
た二人のほかに、操舵(そうだ)室の中からもあったことが分かっ
た。                            
 海上保安庁は、「いなさ」の二○ミリ機関砲による射撃では、同
一の場所に集中的に命中しない限り百トン級の船を沈めることは難
しいことや、銃撃戦の途中、銃撃音とは違う大きな音がしているこ
とから、自沈の可能性を含め原因についても調べる。      
 保安庁は、形状などから不審船は朝鮮民主主義人民共和国(北朝
鮮)の工作船だったとの見方を強めており、国籍や、日本の排他的
経済水域に侵入した目的についても解明を目指す。       
 保安庁によると、二十三日中にヘリコプターを搭載できる巡視船
などを向かわせるなど、現場に投入する船や航空機を増強する。 
(了)  011223 0802              
[2001-12-23-08:02]

12/23 08:01 番外2 不審船からの銃撃で負傷した海上保安庁の職 社会

 不審船からの銃撃で負傷した海上保安庁の職員二人は、二十三日
午前三時三十一分、奄美大島の県立大島病院に救急車で到着した。
二人とも元気で、自力で歩いて病院に入った。         
(了)  011223 0800              
[2001-12-23-08:01]

12/23 08:01 番外1 不審船からの銃撃で負傷した海上保安庁の職 社会

 不審船からの銃撃で負傷した海上保安庁の職員二人は、二十三日
午前二時四十九分、ヘリコプターで奄美大島の奄美空港に到着、病
院に搬送された。                      
(了)  011223 0800              
[2001-12-23-08:01]

12/23 02:01 北朝鮮の根拠示せば納得  社会111

 軍事評論家、岡部いさく氏の話 二年前に北朝鮮の工作船が日本
海に現れた事件では、船体は日本の漁船に似せ白っぽかったが、今
回は中国、台湾の船に多い青色だった。船の写真では、漁具がない
など確かに怪しいが、大した通信アンテナもなく工作船のようには
見えない。二年前の事件の反省から、これ以上侮られないよう断固
たる措置をとったのかもしれないが、領海に侵入したわけでもない
ので、不審船の退路をふさいで威嚇射撃にとどめるのが妥当だった
のではないか。日本政府が北朝鮮の工作船という明確な根拠を示し
てくれれば、今回の対応もある程度納得できる。        
(了)  011223 0200              
[2001-12-23-02:01]

12/23 01:50 北朝鮮工作員の特徴的行動 自沈、自決で関係者指摘 社会109

 海上保安庁の巡視船の船体射撃を受け沈没した不審船について二
十二日、防衛庁幹部の中から「工作船の証拠を隠すために自分たち
で船を沈めた可能性がある」と指摘する声が出ている。また、十五
人とみられる乗組員全員が海中に消えたという。        
 これを受けて、韓国の公安関係者は「朝鮮民主主義人民共和国(
北朝鮮)の工作船は韓国で追いつめられた場合、船を沈め工作員は
自殺を図る」として、不審船が北朝鮮の船である可能性が極めて強
いと指摘している。                     
 防衛庁関係者によると、二○ミリ機関砲の射撃だけで一○○トン
級の不審船を沈没させるのは、一カ所に集中的に砲撃を加えない限
り難しい。一方、船底のバルブを開けて船内に海水を注入すること
で自沈させるのは比較的容易で、保安庁の関係者も「あっという間
に沈んだ」と証言。                     
 一九九八年の北朝鮮潜水艇の韓国潜入事件で、乗組員ら九人が艇
内で自決。九六年にも、追い詰められたスパイ十一人が集団自決し
た例がある。                        
 北朝鮮側は事件についてのコメントを避けるとみられ、真相究明
は極めて困難となったと言える。日本人拉致(らち)疑惑や朝銀信
組疑惑などで悪化の一途をたどる日朝関係がさらに冷え込むことは
避けられない。                       
(了)  011223 0149              
[2001-12-23-01:50]

12/23 01:47 「情報収集中だ」 緊張感漂う首相官邸  社会108

 不審船沈没、海上保安官負傷と、事態が思わぬ展開を見せたこと
で、首相官邸も慌ただしい空気に包まれた。          
 「まだ状況はよく分からない」「情報収集中だ」。東シナ海の不
審船事件を受け、首相官邸別館の危機管理センターでは、二十二日
午後、危機管理を担当する職員が頻繁に出入りし、正体不明の船の
動向をめぐって情報収集に当たった。             
 同センター一階には同日昼すぎから約五十人の報道陣が詰め掛け
、質問する記者と、それをかき分けようとする職員で混乱気味。 
 「船体射撃で火災」「再び逃走」など情報がめまぐるしく変化す
る中で、安倍晋三官房副長官らは険しい表情のまま同センターや自
民党本部などを行き来し、正確な情報の収集や党幹部への報告など
に追われた。                        
 ある政府関係者は二十二日夜、「人道的に対処するつもりだが、
それは結構難しい。何が起きるか分からない。自爆でもされたら大
変だ」と、対処の難しさを指摘していた。           
(了)  011223 0146              
[2001-12-23-01:47]

12/23 01:44 差し替え 統合版本記見出し  社会105

 共A2X311社会105S「銃撃戦、不審船が沈没」の主見出
しを「不審船を銃撃、沈没」と差し替え。           
(了)  011223 0144              
[2001-12-23-01:44]

12/23 01:40 ドキュメント(2)  社会104

 ▽不審船ドキュメント                   
 【22日】                        
 18・00 自民党の鈴木宗男前総務局長が党本部で、船体射撃
について「法律を改正した成果だ」と強調           
 18・25 安倍晋三官房副長官が自民党本部で山崎拓幹事長に
「不審船は止まったり、逃げたりしている」と報告。山崎氏は「取
り逃がすと、変な前例になるから、必ず捕そくしてほしい」と要請
 18・53 巡視船きりしまが接舷し、不審船が停船。しかし、
うねりが強いためいったん離れ、巡視船4隻で不審船を取り囲む 
 20・40 海上保安庁が会見。「不審船に約10人の姿。うち
数人が鉄パイプを振り回している」              
 21・22 不審船が無灯火で航行始める          
 21・35 再び巡視船が船体射撃。全弾命中して停船するが、
間もなく航行開始                      
 22・00 再度停船した不審船に、巡視船あまみ、きりしまが
挟撃を始める                        
 22・09 あまみなど巡視船3隻が不審船から銃撃受け被弾。
あまみ航海長金城良武さん(49)ら2人が負傷した。巡視船が反
撃                             
 22・13 不審船が沈没                 
 22・17 乗っていたとみられる約15人を海上に確認   
 23・20ごろ 海上保安庁が会見で「不審船は朝鮮民主主義人
民共和国(北朝鮮)の工作船の可能性が高い」との見方を示す  
 23・38 安倍官房副長官が首相官邸別館の危機管理センター
に再び入る。杉田和博内閣危機管理監、大森敬治内閣官房副長官補
、外務省、防衛庁幹部らと協議                
 23・50 小泉純一郎首相が首相公邸で安倍官房副長官、大森
官房副長官補と会談                     
 24・24 安倍官房副長官が「不審船の沈没原因は不明。自沈
の可能性も排除できない」と記者団に話す           
 25・00ごろ 第10管区海上保安本部が「海に投げ出された
約15人全員の姿が見えなくなった」             
 同 国土交通省が不審船対策本部を設置           
(了)  011223 0139              
[2001-12-23-01:40]

12/23 01:38 銃撃戦、不審船が沈没 15人が漂流、行方不明に  社会107

 東シナ海で海上保安庁の停船命令を無視して逃走していた国籍不
明の不審船(一○○トン級)は二十二日午後十時十三分、鹿児島県
・奄美大島の西北西約三百九十キロの公海上で、巡視船「いなさ」
の二○ミリ機関砲による船体射撃を受けた後に沈没した。停船して
いた不審船から直前に、複数の巡視船が銃撃を受け反撃した。  
 不審船の乗組員約十五人が海に投げ出されて漂流し、巡視船が救
助活動を進めたが、武器を所持している可能性があるため難航。そ
の後、全員の姿が見えなくなった。巡視船「あまみ」の海上保安官
二人が撃たれて腕などを負傷したが、命に別条はないという。  
 同庁は船体の形状などから「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
の工作船の可能性が高い」との見方を示しており、特定を急ぐ。「
いなさ」の反撃については「放置すればほかに負傷者が出る可能性
があり、ぎりぎりの状況だった。正当防衛と考えている」としてい
る。                            
 海上保安庁による船体射撃は、北海道沖で一九五三年、発砲して
きた旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で撃ったケースがあるが、沈
没したのは初めて。しかし、今回のケースでは「いなさ」は操舵(
そうだ)室を狙って射撃したが、あっという間に沈没しており、自
沈の可能性もあるという。                  
 同庁によると、負傷したのは金城良武航海長(49)=沖縄県糸
満市出身=と長友良治航海士(54)=宮崎県日南市出身=で、ヘ
リコプターで鹿児島県名瀬市の病院に搬送。二人は当時「あまみ」
の船橋におり、船橋には多数の弾痕が残っている。       
 沈没の直前、巡視船四隻で不審船を包囲しており、うち「あまみ
」と「きりしま」が両側から挟み込むように接近したところ、不審
船の甲板上で毛布にくるまっていた二人が突然、自動小銃などで発
砲。両船と「いなさ」が被弾した。              
 海上保安庁は二十二日午後一時すぎ以降、東シナ海の日本の排他
的経済水域内にいた不審船に、漁業法に基づいて立ち入り検査する
ため再三停船を求めたが、不審船は応じず、七―十ノット(時速約
十三―十八キロ)で西へ逃走。                
 このため、巡視船二十隻と航空機十四機で追跡し、上空や海面へ
の威嚇射撃に続いて、「いなさ」などが中国の経済水域内で、海上
保安庁法に基づき威嚇目的の船体射撃を続けた。        
 不審船は一時、船体射撃の被弾で甲板から出火するなどし、停船
と逃走を繰り返し、甲板上に約十人が姿を見せて、うち数人が鉄パ
イプを振り回して抵抗のそぶりを見せていた。         
(了)  011223 0138              
[2001-12-23-01:38]

12/23 01:34 銃撃戦、不審船が沈没 北朝鮮工作船の可能性 海保 社会105

 東シナ海の日本の排他的経済水域(公海上)で国籍不明の不審船
が見つかり、二十二日午後十時すぎ、鹿児島県・奄美大島の西北西
約三百九十キロで海上保安庁の巡視船と銃撃戦になった。不審船は
被弾して沈没し、約十五人が海に投げ出された。巡視船が救助に当
たったが、全員が行方不明となった。             
 巡視船三隻も被弾し、航海長ら二人が負傷したが、命に別条ない
という。                          
 保安庁による船体射撃は、一九五三年八月、北海道沖で発砲した
旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で射撃して以来二回目だが、国籍
不明の不審船への船体射撃は初めて。             
 保安庁は同日夜の会見で「船の形などから朝鮮民主主義人民共和
国(北朝鮮)の工作船の可能性が高い」との見方を示した。   
 第十管区海上保安本部(鹿児島)によると、不審船はあっという
間に沈んだという。また安倍晋三官房副長官は二十三日未明、首相
公邸で小泉純一郎首相に不審船事件を報告後、記者団に対して「不
審船の沈没原因は不明。自沈の可能性も排除できない」と述べた。
 保安庁によると、巡視船四隻が不審船を取り囲み、うち二隻が横
付けしたところ、甲板上で毛布にくるまっていた二人が、突然自動
小銃などで発砲したため、正当防衛で操舵(そうだ)室に向け反撃
したという。                        
 不審船は二十一日午後四時ごろ、海上自衛隊のP3C哨戒機が奄
美大島の北北西約百五十キロで発見。             
 その後、現場に急行した巡視船などの停船命令を無視したため、
二十二日午後二時三十六分以降、計五回、威嚇射撃した。    
 さらに逃走したため午後四時すぎと同五時すぎ、海上保安庁法に
基づき二○ミリ機関砲で船体射撃に踏み切った。        
 ほぼ全弾が命中し、甲板から出火。間もなく鎮火しなおも逃走を
続けたが、午後六時五十分すぎ、巡視船が横付けして停船させ、包
囲していた。また午後九時半すぎにも船体射撃した。接舷の際、甲
板上に約十人が現れ、うち数人が鉄パイプを振り回して抵抗するそ
ぶりをみせたという。                    
 負傷したのは、巡視船「あまみ」の乗員で名瀬海上保安部所属の
金城良武航海長(49)=沖縄県糸満市出身=と長友良治航海士(
54)=宮崎県日南市出身。二人はブリッジ内にいた際、銃撃され
た。金城航海長の体内には銃弾が残っているもよう。二人とも意識
はあり、ヘリで鹿児島県名瀬市の病院に搬送された。      
 船体射撃地点は、中国の排他的経済水域(公海上)だった。日本
の領海外のため、武器使用基準を緩和し、十一月に施行された改正
海上保安庁法は適用されなかった。              
 巡視船艇は約二十隻、また海上自衛隊のイージス艦「こんごう」
なども出動した。                      
 第十管区海上保安本部によると、二十三日午前零時の時点で、不
審船の約十五人が海に投げ出された海域の水温は一八・四度だった
という。                          
(了)  011223 0134              
[2001-12-23-01:34]

12/23 01:26 執念の追跡、不審船沈む 海に消えた乗組員 「やり 社会106

 執念の追跡で初めて不審船が沈むという結果に終わった。二十二
日、大しけの東シナ海で正体不明の船を追い続けた海上保安庁。「
絶対に止めたい」。二年前、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の
工作船を取り逃がしただけに巡視船艇約二十隻と航空機十四機を出
動させ、不審船に何度も機関砲を発射した。巡視船のベテラン航海
長ら二人が負傷。沈没船の乗組員は海に消えた。海上保安庁は「北
朝鮮の工作船の可能性が高い」との見方だが「やり過ぎ」との批判
も相次いだ。                        
(了)  011223 0126              
[2001-12-23-01:26]

12/23 01:20 差し替え 不審船本記  社会95

 不審船の乗組員十五人が海に投げ出されて漂流し、巡視船が救助
活動を進めたが、武器を所持している可能性があるため難航。その
後、全員の姿が見えなくなった。巡視船「あまみ」の海上保安官二
人が撃たれて腕などを負傷したが、命に別条はないという。   
(了)  011223 0120              
[2001-12-23-01:20]

12/23 01:20 北朝鮮の工作船と酷似  社会103

 海上保安庁警備救難部の坂本茂宏管理課長は二十二日夜、同庁で
記者会見し、不審船は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作船
の可能性が高いことを明らかにした。             
 一問一答は次の通り。                   
 ―不審船が北朝鮮の工作船とみられるのはなぜか。      
 「以前確認した北朝鮮の工作船と形が酷似している。特に船首の
マストと前方に二カ所あるハッチが特徴的だ。それ以外にも重要な
判断材料があるが、明らかにはできない」           
 ―工作船とはどのような任務を帯びていたのか。       
 「具体的には言えないが、いずれにしても犯罪に供用された船舶
と判断している」                      
 ―船体には中国語の船名が書かれているが。         
 「偽の船名を書き込んだり、船名を隠すのは不審船ではよくある
ことだ」                          
 ―北朝鮮の船と見て間違いないか。             
 「これまでの例と比べ、高速で逃げないなどの違いはあるが、蓋
然(がいぜん)性は高い」                  
(了)  011223 0119              
[2001-12-23-01:20]

12/23 01:17 差し替え 不審船統合版本記  社会94

 共A3X259社会94S「不審船、銃撃戦で沈没」(3)完(
1)の10―11行目「巡視船が救助に当たっている。」を「巡視
船が救助に当たったが、全員が行方不明となった。」と差し替え、
改行して12行目「巡視船三隻も」に続ける。         
(了)  011223 0116              
[2001-12-23-01:17]

12/23 01:15 差し替え 不審船統合版本記  社会94


 不審船、銃撃戦で沈没                   
 「北朝鮮工作船の可能性」                 
 海保航海長ら2人負傷                   
 15人が漂流、不明に                   
 巡視船が追跡                       
(了)  011223 0115              
[2001-12-23-01:15]

12/23 01:15 番外64 第十管区海上保安本部によると、二十三日 社会

 第十管区海上保安本部によると、二十三日午前零時の時点で、不
審船の十五人が海に投げ出された海域の水温は一八・四度だったと
いう。                           
(了)  011223 0115              
[2001-12-23-01:15]

12/23 01:13 沈没にも「適正執行」強調 工作船事件の反省踏まえ 社会101

 海上保安庁は二十二日、停船命令を無視する不審船に直接射撃し
、不審船は沈没した。一九九九年三月の朝鮮民主主義人民共和国(
北朝鮮)の工作船事件で不審船を取り逃がした反省を踏まえ、同庁
は威信をかけ、かつてない強い姿勢で臨んだ。         
 同庁警備救難部の坂本茂宏管理課長は不審船が沈没したことにつ
いて「適正な業務執行」とした上で、「(工作船事件で)なぜ逃が
したのか、という強い批判があった。今後も不審船に対しては厳正
に対処する」と強調した。                  
 不審船への船体射撃は今回が初めて。過去には五三年八月に北海
道沖で発砲してきた、ソ連(当時)のスパイ容疑船に自動小銃を発
射したことがある。                     
 今年十一月、船体射撃によって相手の乗組員に危害を加えても免
責されるよう改正した海上保安庁法二○条第二項が施行されたが、
領海内での射撃に限定。海保によると今回現場が公海の中の排他的
経済水域(EEZ)で、領海外だったため適用できなかった。  
 このため、同法二○条第一項に基づき警察官職務執行法を準用。
停船命令に従わない不審船の逃走防止を目的とした威嚇射撃の一環
として実施した。                      
 船の沈没など重大被害を与えた場合、国際的な責任が生じる可能
性があることから、これまでは逃走を続けるだけの不審船に対する
間接的な威嚇射撃にとどめられていた。            
(了)  011223 0113              
[2001-12-23-01:13]

12/23 01:12 差し替え 不審船本記  社会95

 銃撃戦で不審船が沈没                   
 15人が漂流、行方不明に                 
 北朝鮮工作船の可能性                   
 巡視船航海長ら2人負傷                  
 東シナ海の公海上                     
(了)  011223 0111              
[2001-12-23-01:12]

12/23 01:09 自沈の可能性を指摘 防衛庁幹部  社会99

 海上保安庁の巡視船の船体射撃を受け沈没した不審船について二
十二日、防衛庁幹部の中から「工作船の証拠を隠すために自分たち
で船を沈めた可能性がある」と指摘する声が出ている。     
 防衛庁関係者によると、二○ミリ機関砲の射撃だけで一○○トン
級の不審船を沈没させるのは、一カ所に集中的に砲撃を加えない限
り難しい。一方、船底のバルブを開けて船内に海水を注入すること
で自沈させるのは比較的容易という。             
(了)  011223 0108              
[2001-12-23-01:09]

12/23 01:06 番外63 第十管区海上保安本部に入った連絡による 社会

 第十管区海上保安本部に入った連絡によると、不審船から海に投
げ出された十五人全員の姿が海上から見えなくなった。上空からも
捜索しているが見つかっていない。              
(了)  011223 0106              
[2001-12-23-01:06]

12/23 00:59 挿入 不審船統合版本記  社会94

 また安倍晋三官房副長官は二十三日未明、首相公邸で小泉純一郎
首相に不審船事件を報告後、記者団に対して「不審船の沈没原因は
不明。自沈の可能性も排除できない」と述べた。        
(了)  011223 0058              
[2001-12-23-00:59]

12/23 00:57 銃撃戦で不審船が沈没 北朝鮮工作船の可能性 巡視 社会95

 東シナ海で海上保安庁の停船命令を無視して逃走していた国籍不
明の不審船は二十二日午後十時十三分、鹿児島県・奄美大島の西北
西約三百九十キロの公海上で、巡視船「いなさ」の二○ミリ機関砲
による船体射撃を受けた後に沈没した。停船していた不審船から直
前に、複数の巡視船が銃撃を受け反撃した。          
 巡視船「あまみ」の海上保安官二人が撃たれて腕などを負傷した
が、命に別条はないという。海上に不審船の乗組員十五人が漂流し
ており、巡視船が救助活動を進めているが、武器を所持している可
能性があるため難航している。同庁は乗組員を傷害容疑などで調べ
る方針。                          
 同庁は船体の形状などから「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
の工作船の可能性が高い」との見方を示しており、特定を急ぐ。「
いなさ」の反撃については「放置すればほかに負傷者が出る可能性
があり、ぎりぎりの状況だった。正当防衛と考えている」としてい
る。                            
 海上保安庁による船体射撃は、北海道沖で一九五三年、発砲して
きた旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で撃ったケースがあるが、沈
没したのは初めて。しかし、今回のケースは自沈の可能性も捨てき
れないという。                       
 同庁によると、負傷したのは金城良武航海長(49)=沖縄県糸
満市出身=と長友良治航海士(54)=宮崎県日南市出身=で、ヘ
リコプターで鹿児島県名瀬市の病院に搬送。二人は当時「あまみ」
の船橋におり、船橋には多数の弾痕が残っている。       
 沈没の直前、巡視船四隻で不審船を包囲しており、うち「あまみ
」と「きりしま」が両側から挟み込むように接近したところ、不審
船の甲板上で毛布にくるまっていた二人が突然、自動小銃などで発
砲。両船と「いなさ」が被弾した。              
 海上保安庁は二十二日午後一時すぎ以降、東シナ海の日本の排他
的経済水域内にいた不審船に、漁業法に基づいて立ち入り検査する
ため再三停船を求めたが、不審船は応じず、七―十ノット(時速約
十三―十八キロ)で西へ逃走。                
 このため、巡視船二十隻と航空機十四機で追跡し、上空や海面へ
の威嚇射撃に続いて、「いなさ」などが中国の経済水域内で、海上
保安庁法に基づき威嚇目的の船体射撃を続けた。        
 不審船は一時、船体射撃の被弾で甲板から出火するなどし、停船
と逃走を繰り返し、甲板上に約十人が姿を見せて、うち数人が鉄パ
イプを振り回して抵抗のそぶりを見せていた。         
 不審船は一○○トン級で、左舷に「長漁3705」と書かれてい
た。二十一日夕、奄美大島の北北西約百五十キロで海上自衛隊のP
3C哨戒機が発見。防衛庁が海上保安庁に通報した。      
(了)  011223 0056              
[2001-12-23-00:57]

154 12/23 00:50 「ぎりぎりの職務執行」 発砲の正当さを力説  社会98 #01

 「ぎりぎりの状態で、正当な職務執行だった」。不審船からの銃
撃を受けて巡視船の乗組員二人が負傷した海上保安庁。二十二日午
後十一時から開かれた記者会見で、警備救難部の坂本茂宏管理課長
は、二人の負傷に苦渋の表情を浮かべた。           
 だが発砲直後に不審船が沈没したことについては「当然の権限行
使」「正当防衛」と言葉に力を込めた。            
 逃走中には同庁幹部らは「二隻の巡視船で挟み撃ちをする準備に
入る」「体当たりも辞さない」と意気込んで見守っていた。   
 一九九九年三月に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作船事
件で取り逃がした苦い経験があるだけに、職員の間には「今度は失
敗できない」という空気が漂っていたが、銃撃戦の末沈没という結
末には後味の悪さが残った。                 
 記者会見では「撃沈するのは行き過ぎだったのでは」との指摘も
相次いだ。しかし坂本課長は「日本の海上での犯罪、公共の安全を
守るのがわれわれの職務である」と正当性を力説するばかりだった
。                             
(了)  011223 0050              
[2001-12-23-00:50]

12/23 00:42 不審船、銃撃戦で沈没 「北朝鮮工作船の可能性」  社会94

 東シナ海の日本の排他的経済水域(公海上)で国籍不明の不審船
が見つかり、二十二日午後十時すぎ、鹿児島県・奄美大島の西北西
約三百九十キロで海上保安庁の巡視船と銃撃戦になった。不審船は
被弾して沈没し、約十五人が海に投げ出された。巡視船が救助に当
たっている。                        
 巡視船三隻も被弾し、航海長ら二人が負傷したが、命に別条ない
という。                          
 保安庁による船体射撃は、一九五三年八月、北海道沖で発砲した
旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で射撃して以来二回目だが、国籍
不明の不審船への船体射撃は初めて。             
 保安庁は同日夜の会見で「船の形などから朝鮮民主主義人民共和
国(北朝鮮)の工作船の可能性が高い」との見方を示した。   
 保安庁によると、巡視船四隻が不審船を取り囲み、うち二隻が横
付けしたところ、甲板上で毛布にくるまっていた二人が、突然自動
小銃などで発砲したため、正当防衛で反撃したという。     
 不審船は二十一日午後四時ごろ、海上自衛隊のP3C哨戒機が奄
美大島の北北西約百五十キロで発見。             
 その後、現場に急行した巡視船などの停船命令を無視したため、
二十二日午後二時三十六分以降、計五回、威嚇射撃した。    
 なおも逃走したため午後四時すぎと同五時すぎ、海上保安庁法に
基づき二○ミリ機関砲で船体射撃に踏み切った。        
 ほぼ全弾が命中し、甲板から出火。間もなく鎮火しなおも逃走を
続けたが、午後六時五十分すぎ、巡視船が横付けして停船させ、包
囲していた。また午後九時半すぎにも船体射撃した。接舷の際、甲
板上に約十人が現れ、うち数人が鉄パイプを振り回して抵抗するそ
ぶりをみせたという。                    
 負傷したのは、巡視船「あまみ」の乗員で名瀬海上保安部所属の
金城良武航海長(49)=沖縄県糸満市出身=と長友良治航海士(
54)=宮崎県日南市出身。二人はブリッジ内にいた際、銃撃され
た。金城航海長の体内には銃弾が残っているもよう。二人とも意識
はあり、ヘリで鹿児島県名瀬市の病院に搬送された。      
 船体射撃地点は、中国の排他的経済水域だった。日本の領海外の
ため、武器使用基準を緩和し、十一月に施行された改正海上保安庁
法は適用されなかった。                   
 巡視船艇は約二十隻、また海上自衛隊のイージス艦「こんごう」
なども出動した。                      
(了)  011223 0041              
[2001-12-23-00:42]

12/23 00:36 大荒れの海で銃撃戦 沈む船体、漂う乗組員 丸1日 社会96

 大荒れの冬の東シナ海に青い船体は消えていった。日本側を丸一
日、ほんろうし続けた国籍不明の不審船が二十二日夜、沈没した。
必死に追い、威嚇射撃を繰り返した海上保安庁の巡視船に不審船側
も発砲、銃撃戦に。日本側の二人が負傷、不審船の乗組員も海に投
げ出され、追跡劇は最悪の結果になった。           
 大しけで不審船に近づけず、こう着状態だった午後十時ごろ。巡
視船二隻が体当たり覚悟で不審船の挟み撃ちに入り、接舷を始めた
。                             
 ところが、不審船の船上で毛布にくるまっていた二人が突然発砲
した。巡視船「あまみ」のブリッジにいた二人が撃たれ、巡視船「
いなさ」が「正当防衛」で二○ミリ機関砲の射撃に踏み切った。 
 間もなく沈み始める不審船。乗組員全員が海上に投げ出された。
雨で北西の風約一二メートル。波のうねりも高い。       
 巡視船側が投げた浮輪に乗組員がつかまる。反撃の恐れがあると
して救出作業は進まない。あまみのブリッジには多数の被弾痕が残
った。「めちゃくちゃに撃たれたもよう」と海保関係者。    
 不審船は二十一日午後四時ごろ、警戒飛行していた海上自衛隊の
P3C哨戒機が奄美大島の北北西約百五十キロの海上で最初に発見
。                             
 青色の船体は国旗も掲げず漁具も積んでいない。「普通の船と違
う」。過去に日本近海に現れた不審船と似ていると疑念が強まり、
深夜にもう一回飛んだ。                   
 二十二日午前一時すぎ、海上保安庁に防衛庁から「不審船が航行
」の一報。第十管区海上保安本部(鹿児島)の合同庁舎六階のオペ
レーションルームは「部外者入室禁止」と掲げられ、緊張が高まっ
た。                            
 夜が明けて海保の中型飛行機が確認した時には、不審船は奄美大
島の北西の海上に。冬の曇り空を映した鉛色のような海。冬型の気
圧配置のため大荒れで、航行速度は七ノット前後とあまり速くない
。                             
 午後一時すぎ、巡視船「いなさ」が停船を命じる。汽笛、旗、発
光信号に加え、スピーカーや無線を使い、英語や中国語で警告して
も応答がない。乗組員が時折、顔を出すだけで、西に逃げていく。
 午後二時三十六分、「いなさ」が二○ミリ機関砲でまず空に向け
威嚇射撃。それでも止まらないため、海面へ、そして船体への射撃
に踏み切った。                       
 「(追跡できなくなる)他国の領海に入る前に、絶対に止めたい
」と十管幹部。巡視船で挟み込もうとすると速度を上げられ、一進
一退の攻防を続けた。                    
(了)  011223 0036              
[2001-12-23-00:36]
12/23 00:16 追加 ドキュメント(2)  社会91

 23・20ごろ 海上保安庁が会見で「不審船は朝鮮民主主義人
民共和国(北朝鮮)の工作船の可能性が高い」との見方を示す  
 23・38 安倍官房副長官が首相官邸別館の危機管理センター
に再び入る。杉田和博内閣危機管理監、大森敬治内閣官房副長官補
、外務省、防衛庁幹部らと協議                
 23・50 小泉純一郎首相が首相公邸で安倍官房副長官、大森
官房副長官補と会談                     
(了)  011223 0015              
[2001-12-23-00:16]

12/23 00:12 「責任感のある人だから」 負傷の航海長気遣う妻  社会92

 不審船の銃撃で負傷した巡視船あまみの航海長金城良武さん(4
9)は、沖縄県糸満市に家族を残し、鹿児島県名瀬市の名瀬海上保
安部に単身赴任していた。糸満市の自宅では二十二日夜、妻典子さ
ん(49)が「仕事柄、一番前に出て弾に当たったんでしょうか。
責任感のある人ですから」と夫を気遣った。          
 航海士の長友良治さん(54)も宮崎県日南市からの単身赴任。
自宅では弟という男性が「連絡を受けてけがの状況は聞いた」と話
すだけだった。                       
 二人が所属する名瀬海上保安部。「命に別条はないと聞いている
が、心配だ」と森下満静管理課長は慌ただしい様子で話した。  
 同保安部によると、金城さんは石垣海上保安部(沖縄県)、長友
さんは山川海上保安署(鹿児島県)から昨年四月に名瀬に異動、あ
まみに乗り組むようになった。                
 二人ともベテラン保安官で、勤務ぶりも「黙々とまじめ」(同僚
)という。                         
(了)  011223 0011              
[2001-12-23-00:12]

12/23 00:09 番外58 不審船から銃撃を受け負傷した巡視船あま 社会

 不審船から銃撃を受け負傷した巡視船あまみの乗組員二人につい
て、ヘリコプターが病院への搬送作業を始めた。鹿児島県名瀬市の
病院に到着するのは二十三日午前三時すぎの見込み。      
(了)  011223 0009              
[2001-12-23-00:09]
12/23 00:04 番外57 第十管区海上保安本部(鹿児島)によると 社会

 第十管区海上保安本部(鹿児島)によると、不審船から海に投げ
出され漂流していた十五人のうち、現時点で生存が確認されている
のは六人としている。                    
(了)  011223 0003              
[2001-12-23-00:04]
12/23 00:04 差し替え 不審船本記  社会84

 海上保安庁は「船の形などから朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮
)の工作船の可能性が高い」との見方を示しており、特定を急ぐ。
(了)  011223 0003              
[2001-12-23-00:04]

12/23 00:01 番外56 二十二日午後十時十分ごろ、福島県いわき 社会

 二十二日午後十時十分ごろ、福島県いわき市の住宅兼店舗で火事
があり、焼け跡から二人の焼死体が見つかった。        
(了)  011223 0000              
[2001-12-23-00:01]

12/23 00:00 武力の行使は当然  社会93

 軍事評論家、江畑謙介氏の話 武力行使の目的は二つある。日本
の領海外の排他的経済水域で停船命令に従わない場合に停船させる
ことと、同じような事案を防ぐための抑止効果だ。今回の場合も船
が沈没したのはショッキングかもしれないが、それは結果であって
(武力行使をしたのは)当たり前だ。西へ逃げている点と「長漁」
という船名を付けていることなどが二年前の朝鮮民主主義人民共和
国(北朝鮮)の工作船と違う点だが、単純な密航船でもないように
思える。今回の事件で、テロのように一つの国で取り締まるのが難
しい武装集団が脅威であることが明らかになったといえる。   
(了)  011222 2359              
[2001-12-23-00:00]







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