★阿修羅♪ 戦争7 ★阿修羅♪ |
(回答先: Re: 東シナ海に不審船ログ 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 22 日 18:40:22)
共同
12/22 23:59 差し替え 不審船本記見出し 社会84
銃撃戦で不審船が沈没
北朝鮮工作船の可能性
巡視船航海長ら2人負傷
漂流の15人救助へ
東シナ海の公海上
(了) 011222 2359
[2001-12-22-23:59]
12/22 23:57 ドキュメント(2) 社会91
▽不審船ドキュメント
【22日】
18・00 自民党の鈴木宗男前総務局長が党本部で、船体射撃
について「法律を改正した成果だ」と強調
18・25 安倍晋三官房副長官が自民党本部で山崎拓幹事長に
「不審船は止まったり、逃げたりしている」と報告。山崎氏は「取
り逃がすと、変な前例になるから、必ず捕そくしてほしい」と要請
18・53 巡視船きりしまが接舷し、不審船が停船。しかし、
うねりが強いためにいったん離れ、巡視船4隻で不審船を取り囲む
20・40 海上保安庁が会見。「不審船に約10人の姿。うち
数人が鉄パイプを振り回している」
21・22 不審船が無灯火で航行始める
21・35 再び巡視船が船体射撃。全弾命中して停船するが、
間もなく航行開始
22・00 再度停船した不審船に、巡視船あまみ、きりしまが
挟撃を始める
22・09 あまみなど巡視船3隻が不審船から銃撃受け被弾。
あまみ航海長金城良武さん(49)ら2人が負傷した。巡視船が反
撃
22・13 不審船が沈没
22・17 乗っていたとみられる15人を海上に確認
(了) 011222 2357
[2001-12-22-23:57]
12/22 23:55 執念の追跡、初めて撃沈 負傷はベテラン航海長ら 社会90
執念の追跡は、戦後初の不審船撃沈という結果となった。二十二
日、大しけの東シナ海で正体不明の船を追い続けた海上保安庁。「
絶対に止めたい」。二年前、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の
工作船を取り逃がしただけに、約二十隻の巡視船艇を出動させ、船
体に向けて何度も機関砲を発射した。銃撃戦でベテランの航海長ら
二人も負傷。海上保安庁は「北朝鮮の工作船の可能性がある」と指
摘するが、強硬な対応に「やり過ぎ」との批判も相次いだ。
(了) 011222 2354
[2001-12-22-23:55]
12/22 23:55 差し替え 不審船統合版本記 社会83
共A3X189社会83S「不審船、銃撃戦で沈没」(4)完(
2)の10―14行目「政府内では、不審船は中国船との見方が強
まっており、中国政府と非公式の協議に入っている。」を「海上保
安庁は二十二日夜の会見で、不審船について、船の形などから朝鮮
民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作船の可能性があるとの見方を
示した。」と差し替え、改行して15行目「保安庁による船体射撃
」に続ける。
(了) 011222 2354
[2001-12-22-23:55]
12/22 23:52 番外55 第十管区海上保安本部によると、海中の十 社会
第十管区海上保安本部によると、海中の十五人はまだ武器を持っ
ている可能性があるため「接近するな」との指示を出している。十
五人は救命用の浮輪につかまっている状態という。
(了) 011222 2351
[2001-12-22-23:52]
12/22 23:48 番外54 海上保安庁は二十二日夜の会見で、不審船 社会
海上保安庁は二十二日夜の会見で、不審船について、船の形など
から朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作船の可能性が高いと
の見方を示した。
(了) 011222 2347
[2001-12-22-23:48]
12/22 23:44 銃撃戦で不審船が沈没 巡視船航海長ら2人負傷 漂 社会84
東シナ海で海上保安庁の停船命令を無視して逃走していた国籍不
明の不審船に対し、同庁の複数の巡視船が二十二日午後十時十分ご
ろ、鹿児島県・奄美大島の西北西約三百九十キロで二○ミリ機関砲
で船体を射撃、不審船は同十三分に沈没した。直前に不審船から発
砲を受け、反撃したという。
海上保安官二人が撃たれ負傷。不審船に乗っていたとみられる約
十五人が海面を漂っており、巡視船が救助に当たっている。政府内
では中国密航船との見方が出ており、中国政府と非公式に対応を協
議。一方で中国以外の工作船などの可能性も捨て切れず、特定を急
ぐ。
海上保安庁による船体射撃は、北海道沖で一九五三年、発砲して
きた旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で撃ったケースがあるが、射
撃により沈没したのは初めて。
船体射撃地点は、日本の排他的経済水域を出て、中国の経済水域
内に入っていたが、同庁は「正当防衛による反撃」としている。
負傷した海上保安官は、巡視船「あまみ」の金城良武航海長(4
9)=沖縄県糸満市出身=と長友良治航海士(54)=宮崎県日南
市出身。二人とも命に別条はないといい、ヘリコプターで鹿児島県
名瀬市の病院に運ぶ。
同庁によると、巡視船四隻が不審船を取り囲み、うち二隻が横付
けしたところ、甲板上で毛布にくるまっていた二人が突然、自動小
銃などで発砲したという。
不審船は一○○トン級で、一時、甲板上に約十人が姿を見せ、う
ち数人が鉄パイプを振り回して抵抗するそぶりもみせた。船体の形
から漁船とみられ、左舷には「長漁3705」と書かれていた。
海上保安庁法に基づいて、巡視船が威嚇のための船体射撃を開始
したのは、同日午後四時十六分。「いなさ」が断続的に射撃、さら
に同「みずき」なども射撃に加わった。
不審船は午後五時半前、被弾のため甲板から出火。いったん停船
したが、間もなく鎮火し、再び南南西に向けて逃走し始めた。その
後も停船と逃走を繰り返し、沈没海域で再び停船していた。
不審船は二十一日夕、奄美大島の北北西約百五十キロで海上自衛
隊のP3C哨戒機が発見。二十二日早朝に海上保安庁の中型飛行機
も確認した。同庁は巡視船二十隻と航空機十四機を出動させ、繰り
返し停船を求めたが、巡視船にも衝突しながら、西に七―十ノット
(時速約十三―十八キロ)で逃走していた。
(了) 011222 2343
[2001-12-22-23:44]
12/22 23:43 差し替え 不審船統合版本記見 出し 社会83
不審船、銃撃戦で沈没
巡視船航海長ら2人負傷
領海外で追跡
密航船か、15人漂流
(了) 011222 2343
[2001-12-22-23:43]
12/22 23:29 不審船、銃撃戦で沈没 海保航海長ら2人負傷 領海 社会83
東シナ海の日本の排他的経済水域で国籍不明の不審船が見つかり
、停船命令を無視して逃走を続けたため、海上保安庁の巡視船二隻
が二十二日午後、海上保安庁法に基づき計十三回にわたり二○ミリ
機関砲で船体射撃を実施、命中した。
その後、午後十時になって、巡視船二隻が不審船を挟撃した際、
不審船が発砲、巡視船の「いなさ」「あまみ」「きりしま」の三隻
が被弾した。いなさが正当防衛で反撃し、不審船は午後十時十三分
、沈没した。約十五人が海に投げ出された。射撃による沈没は初め
て。
銃撃戦で、あまみの乗員で名瀬海上保安部所属の金城良武航海長
(49)=沖縄県糸満市出身、長友良治航海士(54)=宮崎県日
南市出身=の二人が負傷した。金城航海長の体内には銃弾が残って
いるもよう。二人とも意識はあり、命に別条はないという。
不審船は約一○○トン級で漁船の形。船体射撃で火災を起こした
後、なおも逃走したが、午後六時五十分すぎに鹿児島県・奄美大島
の西北西約四百キロで停船していた。
保安庁は立ち入り検査する方針で、不審船を巡視船四隻で取り囲
んでいた。政府内では、不審船は中国船との見方が強まっており、
中国政府と非公式の協議に入っている。
保安庁による船体射撃は、一九五三年八月、北海道沖で発砲した
旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で射撃させて以来二回目。不審船
への船体射撃は初めて。
巡視船が一時、不審船に接舷した際、甲板上に約十人が現れ、う
ち数人が鉄パイプを振り回して抵抗するそぶりをみせたという。
船体射撃地点は、中国の排他的経済水域だった。日本の領海外の
ため、武器使用基準を緩和し、十一月に施行された改正海上保安庁
法は適用されなかった。保安庁は「一連の追跡活動中の行為。威嚇
射撃の一環で事前に警告した上で射撃しており適法」としている。
不審船は、二十一日午後四時ごろ、海上自衛隊のP3C哨戒機が
奄美大島の北北西約百五十キロで発見。
連絡を受けた保安庁の中型航空機も、二十二日午前六時二十分に
確認。巡視船艇約二十隻や、海上自衛隊のイージス艦「こんごう」
なども出動した。
保安庁の巡視船と中型飛行機が同日午後一時すぎから繰り返し停
船を求めたが、船は西へ向けて七―十ノット(時速十三―十八キロ
)で逃走。ジグザグ航行し、巡視船にも衝突した。
巡視船が同日午後二時三十六分以降、計五回、威嚇射撃したがな
おも逃走したため、巡視船「いなさ」が二十二日午後四時十六分、
船尾部に向けて発砲。別の巡視船「みずき」も船体射撃に加わり、
ほぼ全弾が命中した。
不審船は同五時二十四分に甲板から出火、二分後に鹿児島県・奄
美大島の西北西約三百九十三キロの海域で停船したが同六時ごろ、
鎮火して再び航行を始めた。同六時五十分すぎ、巡視船「きりしま
」が不審船に横付けして停船させたが、波が高く危険なため、その
後距離を取って包囲した。
(了) 011222 2328
[2001-12-22-23:29]
12/22 23:17 番外53 海上保安庁によると、巡視船が不審船に接 社会
海上保安庁によると、巡視船が不審船に接舷中、船上で毛布にく
るまっていた二人が突然、銃で発砲してきたという。
(了) 011222 2316
[2001-12-22-23:17]
12/22 23:15 対応よくなかった 社会88
首藤信彦東海大教授(国際政治、危機管理)の話 日本側の対応
はよくなかった。船のへさきか後部を狙って射撃すれば、船は自然
に止まってしまう。船が走り続けたのは海保の訓練が不足していた
のではないか。日中の排他的経済水域の中間線を出る前に不審船を
停止させるべきだった。どこまでの措置をするのかという準備がで
きていなかった。船は沈没し、証拠は隠滅されてしまった。乗組員
は救助されても「自分たちは漁民だ」などと主張するだけだろう。
結局、日本側のおっかなびっくりの対応がもたらした結果だったと
言わざるを得ない。
(了) 011222 2315
[2001-12-22-23:15]
12/22 23:12 番外52 海上保安庁によると、不審船の沈没場所は 社会
海上保安庁によると、不審船の沈没場所は奄美大島大山埼灯台の
西北西約三九○キロ。
(了) 011222 2312
[2001-12-22-23:12]
12/22 23:12 威嚇にとどめるのが妥当 社会85
軍事評論家、岡部いさく氏の話 二年前に北朝鮮の工作船が日本
海に現れた事件では、船体は日本の漁船に似せ白っぽかったが、今
回は中国、台湾の船に多い青色だった。船の写真を見ると、漁具が
ないなど確かに怪しいが、大した通信アンテナもなく工作船のよう
ではない。二年前の事件の反省から、これ以上侮られないよう断固
たる措置をとったのかもしれないが、領海に侵入したわけでもない
ので、不審船の退路をふさいで威嚇射撃にとどめるのが妥当だった
のではないか。不審船は逃がさないとの警告にはなったかもしれな
いが、このような重大な結果となったことから、次はまた慎重にな
って、本当に危険な船を取り逃がすことになるのではないか。
(了) 011222 2311
[2001-12-22-23:12]
12/22 23:11 銃撃戦の末に沈没 1日ほんろうの不審船 冬の海で 社会87
冬の大荒れの東シナ海に青い船体は消えていった。日本側を丸一
日、ほんろうし続けた国籍不明の不審船が二十二日夜、沈没した。
必死に追い威嚇射撃をした海上保安庁の巡視船に不審船側も発砲、
「銃撃戦」の様相に。双方の乗組員が負傷したり海に投げ出された
りし、深夜にまで及んだ追跡劇は最悪の結果になった。
大しけのため、不審船に接舷できず、こう着状態だった午後十時
ごろ、海保の巡視船二隻が体当たり覚悟で不審船の挟み撃ちに入っ
た。
ところが不審船が発砲し、巡視船の乗組員が負傷。巡視船「いな
さ」が正当防衛として射撃に踏み切った。沈み始める不審船。乗っ
ていた船員十五人が海上に投げ出された。
最初の発見は二十一日午後四時ごろ。警戒飛行していた海上自衛
隊のP3C哨戒機が奄美大島の北北西約百五十キロの海上で見つけ
た。
青色の船体は国旗も掲げず、漁具も積んでいない。「普通の船と
違う」。撮影して戻って解析した結果、過去に日本近海に現れた不
審船と形状が似ている。疑念が強まり、深夜にもう一回飛んだ。
二十二日午前一時十分ごろ、海上保安庁に防衛庁から「不審船が
航行」の一報が入る。第十管区海上保安本部(鹿児島)の合同庁舎
六階のオペレーションルームには「部外者入室禁止」のプレートが
掛けられ、緊張が高まった。
午前六時二十分、海保の中型飛行機が確認した時には、不審船は
奄美大島の北西約二百四十キロの海上を走っていた。
冬の曇り空を映した鉛色のような海。冬型の気圧配置が長く続き
、波のうねりが四メートル、北西の風が一七メートルと、大荒れだ
。そのため、航行速度は七ノット前後とあまり速くない。
「このまま放置しても逃げていくだけだ」。昼を回った午後一時
十二分、巡視船「いなさ」が停船を命じる。汽笛、旗、発光信号に
加え、スピーカーや無線を使い、英語や中国語で呼び掛けても応答
がない。乗組員が時折、顔を出すだけで、西に逃げていく。
午後二時三十六分、「いなさ」が二○ミリ機関砲でまず空に向け
威嚇射撃に踏み切る。それでも止まらないため、海面へ、そして船
体への射撃に踏み切った。
「(追跡できなくなる)他国の領海に入る前に、絶対に止めたい
」と十管幹部。巡視船で挟み込もうとすると速度を上げられ、一進
一退の攻防に。何カ所にも銃弾を受け、出火もした不審船から乗組
員が同日夜、姿を見せ、鉄パイプを掲げ抵抗の姿勢を見せた。
(了) 011222 2310
[2001-12-22-23:10]
12/22 23:04 執念の追跡、ついに沈没 2人負傷、一気に緊迫 海 社会86
大しけの東シナ海で二十二日、正体不明の船に対して執念の追跡
を続けた海上保安庁。二年前、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
の工作船を取り逃がしただけに「絶対に止めたい」として、約二十
隻の巡視船艇を出動させた。船体に向けて初めて機関砲を発射し、
不審船は沈んだ。銃撃戦で巡視船三隻が被弾し、航海長ら二人が負
傷する被害も出た。「今度は逃げられないのではないか」と話して
いた首相官邸も一気に緊迫した。
(了) 011222 2303
[2001-12-22-23:04]
12/22 23:00 番外51 海上保安庁によると、巡視船の海上保安官 社会
海上保安庁によると、巡視船の海上保安官二人の負傷部位はいず
れも左腕で、命に別条はないもよう。
(了) 011222 2259
[2001-12-22-23:00]
12/22 22:56 差し替え 不審船統合版本記 社会72
東シナ海の日本の排他的経済水域で国籍不明の不審船が見つかり
、停船命令を無視して逃走を続けたため、海上保安庁の巡視船二隻
が二十二日午後、海上保安庁法に基づき計十三回にわたり二○ミリ
機関砲で船体射撃を実施、命中した。
不審船は同日午後十時十三分、沈没し約十五人が海に投げだされ
た。不審船側からも発砲があり、巡視船三隻が被弾。巡視船「あま
み」の乗員で名瀬海上保安部所属の金城良武航海長(49)、長友
良治航海士(54)の二人が負傷した。
金城航海長の体内には銃弾が残っているもよう。
不審船は約一○○トン級で漁船の形。被弾して火災を起こした後
、なおも逃走したが、午後六時五十分すぎに鹿児島県・奄美大島の
西北西約四百キロで停船していた。
保安庁は立ち入り検査する方針で、不審船を巡視船四隻で取り囲
んでいた。政府内では、不審船は中国船との見方が強まっており、
中国政府と非公式の協議に入っている。
保安庁による船体射撃は、一九五三年八月、北海道沖で発砲した
旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で射撃させて以来二回目。不審船
への船体射撃は初めて。
(了) 011222 2256
[2001-12-22-22:56]
12/22 22:53 番外50 不審船沈没前後の状況について、海上保安 社会
不審船沈没前後の状況について、海上保安庁は「巡視船『いなせ
』が不審船に撃たれたため、反撃したところ、不審船が沈んだ」と
説明した。
(了) 011222 2252
[2001-12-22-22:53]
12/22 22:48 番外49 二人目の負傷者は巡視船あまみの航海長金 社会
二人目の負傷者は巡視船あまみの航海長金城良武さん(49)で
、体内に弾が残っているもよう。
(了) 011222 2248
[2001-12-22-22:48]
12/22 22:47 番外48 被弾した巡視船はあまみ、きりしま、いな 社会
被弾した巡視船はあまみ、きりしま、いなさの三隻。
(了) 011222 2246
[2001-12-22-22:47]
12/22 22:46 追加 ドキュメント(2) 社会75
21・22 不審船が無灯火で航行始める
21・35 再び巡視船が船体射撃
22・10ごろ 不審船からの発砲で海上保安官が負傷
22・13 銃撃で不審船が沈没
22・17 乗っていたとみられる15人を海上に確認
(了) 011222 2246
[2001-12-22-22:46]
12/22 22:46 差し替え 不審船本記 社会73
東シナ海で海上保安庁の停船命令を無視して逃走した国籍不明の
不審船に対し、同庁の巡視船二隻が二十二日午後、海上保安庁法に
基づいて計十数回にわたり、二○ミリ機関砲で船体を射撃、午後十
時十三分沈没した。沈没直前に不審船から発砲を受け、巡視船の航
海士ら二人が負傷した。
不審船に乗っていたとみられる約十五人が海面を漂っており、巡
視船が救助に当たっている。政府内では中国船との見方が強まって
おり、中国政府と非公式に対応を協議。中国船の場合、密航船の可
能性があるという。
海上保安庁による船体射撃は、北海道沖で一九五三年、発砲して
きた旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で撃ったケースがあるが、射
撃により沈没したのは初めて。
(了) 011222 2245
[2001-12-22-22:46]
12/22 22:43 執念の追跡、ついに沈没 海保「絶対に止めたい」 社会81
大しけの東シナ海で二十二日、正体不明の船に対して執念の追跡
を続けた海上保安庁。二年前、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
の工作船を取り逃がしただけに「絶対に止めたい」として、約二十
隻の巡視船艇を出動させた。船体に向けて初めて機関砲を発射し、
不審船は沈没。「今度は逃げられないのではないか」と話していた
首相官邸も、一気に緊迫した。
(了) 011222 2242
[2001-12-22-22:43]
12/22 22:43 差し替え 不審船統合版本記見 出し 社会72
不審船の船体射撃、沈没
海上保安官2人撃たれ負傷
中国の密航船か、15人確認
領海外で巡視船が追跡
(了) 011222 2242
[2001-12-22-22:43]
12/22 22:41 番外46 海上保安庁によると、さらに海上保安官一 社会
海上保安庁によると、さらに海上保安官一人がけがをし、負傷者
は二人となった。
(了) 011222 2240
[2001-12-22-22:41]
12/22 22:40 差し替え 不審船本記 社会73
不審船、船体射撃で沈没
海上保安官2人撃たれ負傷
中国の密航船か、15人確認
領海外で巡視船が追跡
(了) 011222 2240
[2001-12-22-22:40]
12/22 22:34 番外45 不審船銃撃でけがをした海上保安官は、巡 社会
不審船銃撃でけがをした海上保安官は、巡視船「あまみ」の航海
士長友良治さんで、左腕に銃弾を受けたという。
(了) 011222 2234
[2001-12-22-22:34]
12/22 22:30 番外44 海上保安庁によると、不審船の乗組員約1 社会
海上保安庁によると、不審船の乗組員約15人が船外に投げ出さ
れ、海上に浮いているという。
(了) 011222 2229
[2001-12-22-22:30]
12/22 22:27 番外43 海上保安庁によると、不審船が銃撃によっ 社会
海上保安庁によると、不審船が銃撃によって二十二日午後十時十
三分、沈没した。
(了) 011222 2226
[2001-12-22-22:27]
12/22 22:27 番外42 海上保安庁によると、午後十時十分ごろ、 社会
海上保安庁によると、午後十時十分ごろ、不審船からの発砲で海
上保安官一人が負傷した。
(了) 011222 2226
[2001-12-22-22:27]
12/22 22:24 フラッシュ3 社会
不審船が沈没した。
(了) 011222 2223
[2001-12-22-22:24]
12/22 22:20 海保20隻、意地の追跡 今度は逃げられないと官邸 社会80
「犯罪回廊」とも呼ばれる東シナ海で二十二日、海上保安庁は意
地の追跡を続けた。大しけの中、逃げる不審船の船体に向けて初め
て機関砲を発射し、命中させた。二年前、朝鮮民主主義人民共和国
(北朝鮮)の工作船を取り逃がしただけに「絶対に止めたい」。出
動した巡視船艇は約二十隻。緊迫する首相官邸でも「今度は逃げら
れないのではないか」との声が上がった。
(了) 011222 2219
[2001-12-22-22:20]
12/22 22:19 挿入 不審船統合版本記 社会72
中国船の場合、密航船の可能性があるという。
(了) 011222 2219
[2001-12-22-22:19]
12/22 22:14 挿入 不審船ドキュメント(1) 社会64
14・15 縄野海上保安庁長官が「威嚇のための船体射撃まで
承認する」と第10管区海上保安本部長に伝える
(了) 011222 2213
[2001-12-22-22:14]
12/22 22:13 不審船射撃の関係法令 社会79
海上保安庁法20条1項 海上保安官の武器の使用は警察官職務
執行法7条を準用する。
同20条2項 停船を繰り返し命じても応じず、海上保安官の職
務の執行に抵抗し、逃亡しようとする場合、海上保安庁長官が次の
すべてに該当する事態と認めたときは、武器を使用することができ
る。(1)外国船舶とみられる船が領海内で無害通航ではない航行
を行っている(2)放置すれば繰り返し行われる可能性がある(3
)重大凶悪犯罪の準備との疑いを払しょくできない(4)停船、立
ち入り検査しなければ将来の重大凶悪犯罪の予防ができない。
警察官職務執行法7条 警察官は犯人の逮捕、逃走の防止、抵抗
の抑止などのため、武器を使用することができる。
(了) 011222 2213
[2001-12-22-22:13]
12/22 22:05 番外40 海上保安庁によると、午後九時三十五分、 社会
海上保安庁によると、午後九時三十五分、巡視船が不審船の船体
を射撃し、停船させた上で二隻が横付けした。
(了) 011222 2205
[2001-12-22-22:05]
12/22 22:04 不審船、船体射撃で停船 一時火災、立ち入り検査へ 社会73
東シナ海で海上保安庁の停船命令を無視して逃走した国籍不明の
不審船に対し、同庁の巡視船二隻が二十二日午後、海上保安庁法に
基づいて計十三回にわたり、二○ミリ機関砲で船体を射撃、命中し
た。不審船は火災が発生しながらなおも逃げようとしたが、鹿児島
県・奄美大島の西北西約四百キロで停船した。
けが人の有無は不明。巡視船四隻が取り囲んでおり、同庁は立ち
入り検査に入る方針。政府内では中国船との見方が強まっており、
中国政府と非公式に対応を協議している。中国船の場合、密航船の
可能性があるという。
海上保安庁による船体射撃は、北海道沖で一九五三年、発砲して
きた旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で撃ったケースがあるが、不
審船に対するものは初めて。
船体射撃地点は、日本の排他的経済水域を出て、中国の経済水域
内に入っていたが、同庁は「一連の追跡活動中の行為。長官の承認
を受けた威嚇射撃の一環で、事前に警告した上で射撃しており適法
」としている。
今回は日本の領海外のため、今年十一月に施行された海上保安庁
法の改正部分は適用されなかった。
調べによると、不審船は一○○トン級で、停船後は甲板上に約十
人が姿を見せ、うち数人が鉄パイプを振り回して抵抗するそぶりを
みせたという。船体の形から漁船とみられ、左舷には「長漁370
5」と書かれていた。
同庁によると、不審船に対する船体射撃を開始したのは、二十二
日午後四時十六分。巡視船「いなさ」が断続的に十一回射撃、さら
に同「みずき」も二回射撃した。
不審船は被弾し甲板から出火。午後五時半前いったん停船したが
、間もなく鎮火し、再び南南西に向けて逃走し始めた。同六時五十
分すぎ、巡視船「きりしま」が横付けし停船させたが、うねりがあ
って危険なため、その後は距離をあけて包囲しているという。
不審船は二十一日夕、奄美大島の北北西約百五十キロで海上自衛
隊のP3C哨戒機が発見。二十二日早朝に海上保安庁の中型飛行機
も確認した。
同庁は巡視船二十隻と航空機十四機を出動させ、繰り返し停船を
求めたが、西に七―十ノット(時速約十三―十八キロ)で逃走し、
巡視船にも衝突。五回にわたって上空や海面に威嚇(いかく)射撃
をしたが停船せず、船体射撃に踏み切ったという。
(了) 011222 2203
[2001-12-22-22:04]
12/22 21:58 不審船の船体を射撃、命中 出火し停船、再び逃走 社会72
東シナ海の日本の排他的経済水域で国籍不明の不審船が見つかり
、停船命令を無視して逃走を続けたため、海上保安庁の巡視船二隻
が二十二日午後、海上保安庁法に基づき計十三回にわたり二○ミリ
機関砲で船体射撃を実施、命中した。
不審船は約一○○トン級で漁船の形。被弾して火災を起こした後
、なおも逃走したが、午後六時五十分すぎに鹿児島県・奄美大島の
西北西約四百キロで停船した。
けが人の有無は不明。巡視船四隻が取り囲んでおり、保安庁は立
ち入り検査する方針。政府内では、不審船は中国船との見方が強ま
っており、中国政府と非公式の協議に入った。
保安庁による船体射撃は、一九五三年八月、北海道沖で発砲した
旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で射撃させて以来二回目。不審船
への船体射撃は初めて。
巡視船が一時、不審船に接舷した際、甲板上に約十人が現れ、う
ち数人が鉄パイプを振り回して抵抗するそぶりをみせたという。
船体射撃地点は、中国の排他的経済水域だった。日本の領海外の
ため、武器使用基準を緩和し、十一月に施行された改正海上保安庁
法は適用されなかった。保安庁は「一連の追跡活動中の行為。威嚇
射撃の一環で事前に警告した上で射撃しており適法」としている。
不審船は、二十一日午後四時ごろ、海上自衛隊のP3C哨戒機が
奄美大島の北北西約百五十キロで発見。
連絡を受けた保安庁の中型航空機も、二十二日午前六時二十分に
確認。巡視船艇約二十隻や、海上自衛隊のイージス艦「こんごう」
なども出動した。
保安庁の巡視船と中型飛行機が同日午後一時すぎから繰り返し停
船を求めたが、船は西へ向けて七―十ノット(時速十三―十八キロ
)で逃走。ジグザグ航行し、巡視船にも衝突した。
巡視船が同日午後二時三十六分以降、計五回、威嚇射撃したがな
おも逃走したため、巡視船「いなさ」が二十二日午後四時十六分、
船尾部に向けて発砲。別の巡視船「みずき」も船体射撃に加わり、
ほぼ全弾が命中した。
不審船は同五時二十四分に甲板から出火、二分後に鹿児島県・奄
美大島の西北西約三百九十三キロの海域で停船したが同六時ごろ、
鎮火して再び航行を始めた。
同六時五十分すぎ、巡視船「きりしま」が不審船に横付けして停
船させたが、波が高く危険なため、その後距離を取って包囲した。
(了) 011222 2157
[2001-12-22-21:58]
12/22 21:53 「まだよく分からん」 緊張感漂う首相官邸 社会77
「まだ状況はよく分からない」「情報収集中だ」。東シナ海での
不審船追跡、射撃を受け、首相官邸別館の危機管理センターでは二
十二日午後、担当職員が頻繁に出入りし、緊張感が漂った。
同センター一階には昼すぎから約五十人の報道関係者が詰め掛け
、質問する記者と、それをかき分けようとする職員で混乱。
「船体射撃で火災」「再び逃走」など情報がめまぐるしく変化す
る中で、安倍晋三官房副長官らは険しい表情のまま、同センターや
自民党本部などを行き来し、正確な情報の収集や党幹部への報告な
どに追われていた。
(了) 011222 2153
[2001-12-22-21:53]
12/22 21:52 「現場どうなってる」 事態急変にいら立つ 社会76
国土交通省内の海上保安庁は二十二日、休み返上で出勤した職員
らが廊下やエレベーターを慌ただしく行き来した。逃走、射撃、出
火、停船、逃走、停船と事態は刻々と移り変わる。「いったい現場
はどうなっているのか、われわれにも情報が入ってこないので分か
らない」。いらだち交じりの言葉が口をついた。
一九九九年三月に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作船事
件で取り逃がした苦い経験があるだけに、職員の間には「今度は失
敗できない」という共通の空気も漂う。
午後六時半から記者会見した警備救難部の坂本茂宏管理課長は「
あくまでも必要な手続きを踏んでやっている」と、射撃に至る適法
性を強調した。だが「有事」に不慣れなせいか、具体的な内容を突
っ込まれると、しどろもどろになる場面も。
新年度予算の大臣復活折衝についての扇千景国土交通相の会見も
、途中から質問は「どういう判断で撃ったのか」と不審船問題に集
中。「法律に基づき海上保安庁長官が命令を出した。長官に細部を
任せる」と扇国交相はかわしの一手だ。それでも質問はやまず、広
報課長が「これは復活折衝の会見です。不審船は後でやります」と
とりなした。
(了) 011222 2152
[2001-12-22-21:52]
12/22 21:42 番外39 海上保安庁によると、停船していた不審船 社会
海上保安庁によると、停船していた不審船は午後九時二十二分、
西に向けて無灯火で再び航行を始めた。
(了) 011222 2141
[2001-12-22-21:42]
12/22 21:38 捕そく阻む大荒れの海 ほんろう丸1日 出火後も逃 社会71
国籍不明の不審船を必死に追い、何度も接舷を試みる巡視船。冬
の大荒れの海が捕そくを阻む。ついに船体への威嚇射撃に踏み切る
が、船体から火が出ても逃走を続けた。東シナ海で二十二日展開さ
れた追跡劇は丸一日にわたり、不審船にほんろうされ続けた。
最初の発見は二十一日午後四時ごろ。海上自衛隊鹿屋基地の所属
で、警戒飛行していたP3C哨戒機が奄美大島の北北西約百五十キ
ロの海上で見つけた。
青色の船体は国旗も掲げず、漁具も積んでいない。「普通の船と
違う」。撮影して戻って解析した結果、過去に日本近海に現れた不
審船と形状が似ている。疑念が強まり、深夜にもう一回飛んだ。
二十二日午前一時十分ごろ、海上保安庁に防衛庁から「不審船が
航行」の一報が入る。縄野克彦長官も本庁に急行。第十管区海上保
安本部(鹿児島)の合同庁舎六階のオペレーションルームには「部
外者入室禁止」のプレートが掛けられ、緊張が高まった。
午前六時二十分、海保の中型飛行機が確認した時には、不審船は
奄美大島の北西約二百四十キロの海上を走っていた。
冬の曇り空を映した鉛色のような海。冬型の気圧配置が長く続き
、波のうねりが四メートル、北西の風が一七メートルと、大荒れだ
。そのため、航行速度は七ノット前後とあまり速くない。
「このまま放置しても逃げていくだけだ」。午後一時十二分、巡
視船「いなさ」が停船を命じる。汽笛、旗、発光信号に加え、スピ
ーカーや無線を使い、英語や中国語で呼び掛けても応答がない。乗
組員が時折、顔を出すだけで、西に逃げていく。
間もなく不審船と巡視船が接触。立ち入り検査のチャンスだった
が、すぐに離れてしまった。
日本の排他的経済水域から出た午後二時三十六分、「いなさ」が
二○ミリ機関砲でまず空に向け威嚇射撃に踏み切る。それでも止ま
らないため、海面へ、そして船体に向け発射した。
「(追跡できなくなる)他国の領海に入る前に、絶対に止めたい
」と十管幹部。巡視船で挟み込もうとすると速度を上げられ、一進
一退の攻防に。何カ所にも銃弾を受け、出火もした不審船から乗組
員が姿を見せ、鉄パイプを掲げ抵抗の姿勢を見せた。
(了) 011222 2137
[2001-12-22-21:38]
12/22 21:33 ドキュメント(2) 社会75
▽不審船ドキュメント
【22日】
18・00 自民党の鈴木宗男前総務局長が党本部で、不審船へ
の船体射撃について記者団に「法律を改正した成果だ」と強調
18・25 安倍晋三官房副長官が自民党本部で山崎拓幹事長に
「不審船は止まったり、逃げたりしている」と報告。山崎氏は「取
り逃がすと、変な前例になるから、必ず捕そくしてほしい」と要請
18・53 巡視船きりしまが接舷し、不審船が停船。しかし、
うねりが強いためにいったん離れ、巡視船4隻で不審船を取り囲む
20・40 海上保安庁が会見。「不審船に約10人の姿。うち
数人が鉄パイプを振り回している」
(了) 011222 2132
[2001-12-22-21:33]
12/22 20:55 番外37 海上保安庁は二十二日夜の会見で、巡視船 社会
海上保安庁は二十二日夜の会見で、巡視船が接舷した際、不審船
の甲板上に約十人が現れ、うち数人が鉄パイプを振り回して抵抗す
るそぶりをみせたことを明らかにした。
(了) 011222 2055
[2001-12-22-20:55]
12/22 20:43 差し替え 不審船雑観(1) 社会65
出火と停船、そして再度の航行開始…。うねりが強く、大荒れの
東シナ海で続いた一進一退の゛攻防″。午後七時前、何カ所にも銃
弾を受け、再び海上で停止した不審船を巡視船四隻が取り囲んだ。
(了) 011222 2042
[2001-12-22-20:43]
12/22 20:20 旧ソ連や北朝鮮船に発砲 過去に海上保安庁 社会67
海上保安庁による船体射撃や威嚇射撃の過去の例は、冷戦時代に
北海道沖で旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で撃ったケースや、朝
鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作船に発砲したケースがある
。
旧ソ連のスパイ容疑船に発砲したのは一九五三年八月。北海道沖
でスパイ容疑船が発砲してきたため、海上保安庁が自動小銃で操舵
(そうだ)用の鎖を撃ち停船させた。
北朝鮮の工作船事件は九九年三月。石川県能登半島沖の日本海で
、領海侵犯している不審船二隻を海上自衛隊のP3C哨戒機が発見
した。
二隻が海上保安庁の停船命令を無視して逃走したため、巡視船が
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)
>警告射撃。初の海上警備行動で海上自衛隊の護衛艦も五インチ砲で
警告射撃したが逃げられた。
(了) 011222 2019
[2001-12-22-20:20]
12/22 20:19 しけの東シナ海で追跡劇 「絶対に止めたい」と幹部 社会65 #01
船体に向けて何度も威嚇発砲する巡視船。船体から火を出しなが
らも逃走を続ける不審船。五メートルの高波が押し寄せ、しけが続
く冬の東シナ海で二十二日、不審船と巡視船艇との追跡劇が展開さ
れた。何の目的で日本の領海に近づいたのか―。第十管区海上保安
本部(鹿児島)では、現場から刻々と入る情報の収集に追われ、幹
部は「絶対に止めたい」と力を込めた。
同海保職員が緊急の呼び出しを受けたのは二十二日未明。「部外
者入室禁止」のプレートが掛けられた合同庁舎六階のオペレーショ
ンルームで、現場との無線交信が続いた。
汽笛、旗、発光信号と、現場海域では、巡視船がさまざまな手段
で警告。スピーカーや無線を使い英語と中国語で停船を呼び掛けた
。しかし、不審船からは時折、乗組員が顔をのぞかせるだけで応答
はない。
速力はわずか七ノット。同海保幹部は「波が高く、これ以上スピ
ードを出すと、波の中に突っ込むことになるからだろう」と分析し
た。
午後二時三十六分。巡視船いなさが二○ミリ機関砲で空に向けて
威嚇射撃。不審船はそれでも止まらない。海面へ、そして船体へと
射撃が繰り返された。
「(追跡を継続できない)他国の領海に入る前に、絶対に止めた
い」。同海保で同日午後三時半すぎから記者会見した黒木正警備救
難部長は拿捕(だほ)に強い決意を示した。
その一方で、強行接舷は「船が何をしているのか分からないため
、考えていない」とも。
出火と停船、そして再度の航行開始…。うねりが強く、大荒れの
東シナ海で続いた一進一退の゛攻防″は、午後七時前、何カ所にも
銃弾を受け再び停止した不審船を巡視船四隻が取り囲んだ。
(了) 011222 2018
[2001-12-22-20:19]
12/22 20:17 排他的経済水域と領海とは 社会66
排他的経済水域と領海 排他的経済水域(EEZ)は、沿岸国が
海洋、海底下の天然資源の探査、開発などの経済活動に対し主権的
権利を持つ水域。国連海洋法条約で制度化され、その幅は2百カイ
リを超えてはならないとされる。領海は、領土に接する一定範囲の
海域で、沿岸国の領域として主権が及ぶ。領海の幅は沿岸国が最大
限12カイリの範囲で自由に決定できる。今回の現場は領海外のE
EZ。海上保安庁法は海上保安官の武器使用について警察官職務執
行法を準用するとしており、逃走防止を目的に射撃した。
(了) 011222 2017
[2001-12-22-20:17]
12/22 19:42 「現場どうなってる」 刻々変わる事態にいら立つ 社会63
国土交通省内の海上保安庁は二十二日、休み返上で出勤した職員
らが慌ただしく行き来した。逃走、射撃、出火、停船、そしてまた
逃走、停船と事態は刻々と移り変わる。「いったい現場はどうなっ
ているのか、われわれにも情報が入ってこないので分からない」。
いら立ち交じりの言葉が口をついた。
午後六時半から同省五階で記者会見した警備救難部の坂本茂宏管
理課長。「あくまでも必要な手続きを踏んでやっている」と射撃に
至る適法性を強調するばかり。
新年度予算の大臣復活折衝で開かれた扇千景国土交通相の記者会
見も、途中から質問は「どういう判断で撃ったのか」と不審船問題
に集中。「法律に基づき海上保安庁長官が命令を出した。長官に細
部を任せる」とかわしの一手だ。しかし質問はやまず、広報課長が
「これは復活折衝の会見です。不審船は後でやります」ととりなし
た。
(了) 011222 1941
[2001-12-22-19:42]
12/22 19:42 ドキュメント(1) 社会64
▽不審船ドキュメント
【21日】
16時00分ごろ 海上自衛隊第一航空群(鹿屋)のP3C哨戒
機が奄美大島の北北西約150キロで不審船の航行を確認
【22日】
1・30 P3C哨戒機が奄美大島の北西で再び不審船を確認
2・05 海上保安庁が「九州南西海域不審船対策室」を設置
6・20 海上保安庁の中型飛行機が奄美大島の北西約240キ
ロで不審船確認
12・48 巡視船「いなさ」が不審船を確認
12・50 縄野克彦海上保安庁長官を本部長に「九州南西海域
不審船対策本部」を設置
13・12 いなさが停船を命令
14・36 いなさが20ミリ機関砲で威嚇射撃
15・17 5回目の威嚇射撃
16・10 田中真紀子外相が記者会見で、威嚇射撃したことを
明らかにし「関係省庁、扇千景国土交通相、中谷元・防衛庁長官と
も情報交換したい」と表明
16・16 いなさが船体を射撃し命中
16・34 安倍晋三官房副長官が「今度はスピードも遅い。逃
げられることはないのではないか」と首相官邸で記者団に述べた
17・23 巡視船「みずき」が船体射撃。ほぼ全弾が命中。不
審船から出火
17・26 不審船が停船
17・50 不審船の火が消え、南南西に航行
(了) 011222 1941
[2001-12-22-19:42]
12/22 19:30 不審船に初の直接射撃 取り逃がしの反省踏まえ 社会57
海上保安庁は二十二日、停船命令を無視する不審船の船尾に向け
て直接射撃し、命中させた。一九九九年三月の朝鮮民主主義人民共
和国(北朝鮮)の工作船事件で不審船を取り逃がした反省を踏まえ
、同庁は威信をかけ、かつてない強い姿勢で臨んだ。
不審船に対する船体射撃は今回が初めて。過去に五三年八月に北
海道沖で発砲してきた、ソ連(当時)のスパイ船の疑いがある船に
自動小銃を発射したことがある。
今年十一月、船体射撃によって相手の乗組員に危害を加えても免
責されるよう改正した海上保安庁法二○条第二項が施行されたが、
領海内での射撃に限定しており、海保によると今回現場が公海の中
の排他的経済水域(EEZ)で、領海外だったため適用できなかっ
た。
このため、同法二○条第一項に基づき警察官職務執行法を準用。
停船命令に従わない不審船の逃走防止を目的とした威嚇射撃の一環
として実施した。
相手方の船の沈没や死者の発生など重大な被害を与えた場合、国
際的な責任が生じる可能性があり、これまでは、逃走を続けるだけ
の不審船に対する間接的な威嚇射撃にとどめられていた。
(了) 011222 1929
[2001-12-22-19:30]
12/22 19:27 挿入 不審船ドキュメント 社会53
1・30 P3C哨戒機が奄美大島の北西で再び不審船を確認
(了) 011222 1927
[2001-12-22-19:27]
12/22 19:18 番外35 第十管区海上保安本部(鹿児島)に入った 社会
第十管区海上保安本部(鹿児島)に入った連絡によると、不審船
に接舷した巡視船「きりしま」は、うねりが強いため、不審船から
離れた。現在、巡視船四隻が不審船を取り囲んでいる。
(了) 011222 1918
[2001-12-22-19:18]
12/22 19:06 不審船の船体を射撃 出火し停船、再び逃走 中国の 社会55
東シナ海で停船命令を無視して逃走した国籍不明の不審船に対し
、海上保安庁の巡視船「いなさ」は二十二日午後四時十六分から、
海上保安庁法に基づいて十回以上にわたり、二○ミリ機関砲で船体
射撃を実施、命中した。
巡視船「みずき」も船体射撃に加わり、同五時二十四分、不審船
は甲板から出火、鹿児島県・奄美大島の西北西約三百九十キロでい
ったん停船したが、火は間もなく消え逃走を再開。巡視船などが追
跡を続けている。けが人の有無は不明。
海上自衛隊も調査目的のため、イージス艦「こんごう」など二隻
を現場海域に向かわせている。
海上保安庁によると、北海道沖で一九五三年、発砲してきた旧ソ
連のスパイ容疑船の操舵(そうだ)用鎖を自動小銃で撃ち、停船さ
せたケースはあるが、不審船に対する船体射撃は初めて。
船体射撃地点は、日本の排他的経済水域を出て、既に中国の排他
的経済水域内に入っていたが、同庁は「一連の追跡活動が続いてい
る中での行為であり適法。船体射撃も威嚇射撃の一環」としている
。今回は日本の領海外だったため、改正海上保安庁法は適用されな
かったという。
扇千景国土交通相は二十二日夕の記者会見で「(海上保安庁)長
官を信用している」と述べた。
調べによると、不審船は一○○トン級で、船体の形から漁船とみ
られるが、漁具の積載は確認できなかった。船名も確認できず、左
舷には「長漁3705」と書かれている。
今回の不審船については、防衛庁から寄せられた情報を基に、二
十二日午前六時二十分、奄美大島の北西約二百四十キロの海上で、
海上保安庁の中型飛行機が確認した。
不審船は西に向けて七―十ノットで逃走。同庁は船舶二十隻、航
空機十四機で追跡し、再三、停船を命じたが従わなかったため、日
本の排他的経済水域を出た後の午後二時三十六分から、「いなさ」
が五回にわたって上空や海面を威嚇射撃。それでも停船に応じない
ため、船体射撃に踏み切ったという。
(了) 011222 1906
[2001-12-22-19:06]
12/22 19:05 番外33 第十海上保安本部(鹿児島)に入った連絡 社会
第十海上保安本部(鹿児島)に入った連絡によると、不審船は午
後六時五十三分に再び停止し、巡視船「きりしま」が右舷に接舷、
別の一隻が左舷に接舷しようとしている。
(了) 011222 1905
[2001-12-22-19:05]
12/22 19:02 差し替え 不審船ドキュメント 社会53
共A3T667社会53S「ドキュメント(1)」(2)完(2
)の3―4行目「20ミリ機銃で」を「20ミリ機関砲で」と差し
替え、4行目「威嚇射撃」に続ける。
(了) 011222 1901
[2001-12-22-19:02]
12/22 19:01 不審船の船体を射撃、命中 出火し停船、再び逃走 社会54
二十二日午前、東シナ海の公海上に国籍不明の不審船が航行して
いるとの情報があり、海上保安庁の巡視船「いなさ」が出動、鹿児
島県・奄美大島の北北西約三百二十四キロの海上で停船を命じたが
、西に逃走したため海上保安庁法に基づき二○ミリ機関砲で五回の
威嚇射撃をし、同日午後四時十六分、警告の上で船尾部に向けて計
十一回、船体射撃をした。
別の巡視船「みずき」も船体射撃に加わり、ほぼ全弾が命中。不
審船は同五時二十四分甲板から出火、二分後に西北西約三百九十三
キロの海域で停船したが同六時ごろ、鎮火して再び航行を始めた。
けが人の有無は不明。
海上自衛隊も調査目的のため、イージス艦「こんごう」など二隻
を現場海域に向かわせている。
改正海上保安庁法は、日本の領海内で行う停船のための船体射撃
で、不審船の乗組員に死傷者が出るなどしても正当行為として免責
されるよう武器使用基準を緩和したが、今回は日本の領海外のため
旧法を適用した。
同庁の威嚇射撃は一九九九年三月にあった朝鮮民主主義人民共和
国(北朝鮮)の工作船事件以来。同庁によると、一九五三年に北海
道沖で発砲してきた旧ソ連のスパイ容疑船を自動小銃で射撃したケ
ースはあるが、不審船に対する船体射撃は初めて。
防衛庁によると、不審船を発見したのは二十一日午後四時ごろ。
海上自衛隊のP3C哨戒機が奄美大島の北北西約百五十キロの海域
で見つけ、積載している漁具が少ないなどで九九年三月の工作船と
類似の船舶の可能性が高いと判断した。
防衛庁の連絡を受けた海上保安庁は中型航空機を出動させ、二十
二日午前六時二十分、奄美大島の北西約二百四十キロの海上で不審
船を確認。現場海域には巡視船艇約二十隻を急行させたほか、海上
自衛隊の艦艇も向かった。
海上保安庁によると、不審船の左舷には「長漁3705」と書い
てあった。同日午後零時四十八分、いなさと中型飛行機が停船を命
じたが、西に向けて七―十ノットで逃走したため、日本の排他的経
済水域を出た後、同二時三十六分以降、威嚇射撃を繰り返し船体射
撃に踏み切った。
(了) 011222 1901
[2001-12-22-19:01]
12/22 19:00 番外32 海上保安庁によると、不審船は二十二日午 社会
海上保安庁によると、不審船は二十二日午後二時ごろ、ジグザグ
航行を始め、追跡中の同庁巡視船に接触、巡視船の船体が損傷を受
けたという。
(了) 011222 1900
[2001-12-22-19:00]
12/22 18:42 「絶対に止めたい」と幹部 緊迫した雰囲気の第10 社会56
五メートルの高波が押し寄せ、しけの東シナ海で続いた不審船と
巡視船艇との追跡劇。不審船発見海域を管轄する第十管区海上保安
本部(鹿児島)では二十二日午後、普段着姿のまま出勤してきた職
員が情報収集や報道陣への対応に追われ、幹部は「絶対に止めたい
」と力を込めた。
職員が緊急の呼び出しを受けたのは同日未明。鹿児島市内の合同
庁舎にある同海保に、職員が次々に到着し、緊迫した雰囲気に包ま
れた。
六階のオペレーションルームには「部外者入室禁止」のプレート
がかかり、職員の一人は「本庁の会見までは勘弁してください」と
だけ話した。
同海保で記者会見が行われたのは同日午後三時半すぎ。黒木正警
備救難部長は「(追跡を継続できない)他国の領海に入る前に、絶
対に止めたい」と拿捕(だほ)に強い決意を示した。
その一方で、強行接舷については「船が何をしているのか分から
ないため、それは考えていない」とも。正体の分からない相手に対
する対応の難しさを漏らした。
(了) 011222 1842
[2001-12-22-18:42]
12/22 18:35 ドキュメント(1) 社会53
▽不審船ドキュメント
【21日】
16時00分ごろ 海上自衛隊第一航空群(鹿屋)のP3C哨戒
機が奄美大島の北北西約150キロで不審船の航行を確認
【22日】
2・05 海上保安庁が「九州南西海域不審船対策室」を設置
6・20 海上保安庁の中型飛行機が奄美大島の北西約240キ
ロで不審船確認
12・48 巡視船「いなさ」が不審船を確認
12・50 縄野克彦海上保安庁長官を本部長に「九州南西海域
不審船対策本部」を設置
13・12 いなさが停船を命令
14・36 いなさが20ミリ機銃で威嚇射撃
15・17 5回目の威嚇射撃
16・10 田中真紀子外相が記者会見で、威嚇射撃したことを
明らかにし「関係省庁、扇千景国土交通相、中谷元・防衛庁長官と
も情報交換したい」と表明
16・16 いなさが船体を射撃し命中
16・34 安倍晋三官房副長官が「今度はスピードも遅い。逃
げられることはないのではないか」と首相官邸で記者団に述べた
17・23 巡視船「みずき」が船体射撃。ほぼ全弾が命中。不
審船から出火
17・26 不審船が停船
17・50 不審船の火が消え、南南西に航行
(了) 011222 1835
[2001-12-22-18:35]
12/22 18:21 番外31 第十管区海上保安本部(鹿児島)によると 社会
第十管区海上保安本部(鹿児島)によると、不審船はこれまでよ
りスピードを上げ、航行している。
(了) 011222 1820
[2001-12-22-18:21]
12/22 18:15 番外30 海上保安庁によると、船体射撃が命中し、 社会
海上保安庁によると、船体射撃が命中し、出火した不審船は二十
二日午後五時五十分すぎ、火が消えた。不審船は南南西に向け航行
している。
(了) 011222 1815
[2001-12-22-18:15]
12/22 18:12 番外29 第十管区海上保安本部(鹿児島)によると 社会
第十管区海上保安本部(鹿児島)によると、甲板が燃え、海上で
停止した不審船は再び航行を始めた。
(了) 011222 1811
[2001-12-22-18:12]
12/22 18:02 番外27 海上保安庁によると、不審船の停船位置は 社会
海上保安庁によると、不審船の停船位置は奄美大島の西北西約三
百九十キロ。船体前方の甲板が燃え、不審船の乗組員が消火作業を
している。
(了) 011222 1802
[2001-12-22-18:02]
12/22 17:56 排他的経済水域と領海とは 社会52
排他的経済水域と領海 排他的経済水域(EEZ)は、沿岸国が
海洋、海底下の天然資源の探査、開発などの経済活動に対し主権的
権利を持つ水域。国連海洋法条約で制度化され、その幅は2百カイ
リを超えてはならないとされる。領海は、領土に接する一定範囲の
海域で、沿岸国の領域として主権が及ぶ。領海の幅は沿岸国が最大
限12カイリの範囲で自由に決定できる。
(了) 011222 1755
[2001-12-22-17:56]