投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 30 日 21:26:07:
10/29 22:39 米の攻撃作戦は失敗 タリバン大使、核疑惑否定 外信106
【イスラマバード29日共同】アフガニスタン・タリバン政権の
ザイーフ駐パキスタン大使は二十九日、記者会見し、「米軍のアフ
ガン攻撃は市民を虐殺し、反米キャンペーンを生み出しているだけ
だ」と述べ、米作戦の失敗を指摘した。
大使はまた一部報道などにあるタリバン軍やウサマ・ビンラディ
ン氏の核兵器保有疑惑について「そのような能力はない。米国のプ
ロパガンダにすぎない」と全面否定した。
米国などが構想を進めているタリバン後の新政権については「米
国はアフガン北部にかいらい政権を樹立し、アフガンの南北分裂を
狙っている」と非難し「殉教と英雄の精神に満ちたわが国では米国
のたくらみは成功しない」と語った。
パキスタンのアフガニスタン国境近くに集結している数千人の義
勇兵について、大使は「タリバンの戦力はアフガンの志願兵で足り
ており、地上戦も始まっていない」と、義勇兵受け入れ拒否を変え
ない方針を表明した。
一方で「国民は食料、医薬品の不足に苦しんでおり、非政府組織
(NGO)による援助物資のアフガン搬入を求める」と述べた。
(了) 011029 2238
[2001-10-29-22:38]