投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 10 日 20:14:12:
10/10 15:47 同盟側の要衝奪回が焦点 米と提携、戦局大転換か 外信72
【ジャボルサラジ(アフガニスタン北部)10日共同】米軍のア
フガニスタン空爆でブッシュ米大統領は九日、制空権を確保したと
言明した。今後のアフガニスタン戦況の焦点は、反タリバン勢力「
北部同盟」による首都カブール、北部の要衝マザリシャリフの奪回
へと移っている。
北部同盟のアブドラ外相によると、タリバン側が一九九八年八月
から支配するマザリシャリフをめぐる攻防で、タリバン側の現場司
令官四十人が兵士約千二百人とともに投降。カブールから北方に通
じる主要道路が遮断され、同盟側のマザリシャリフ奪回作戦は大詰
めを迎えている。
マザリシャリフ奪回は、隣国ウズベキスタン、タジキスタンから
の補給ルートを同盟側に開くだけでなく、ウズベク南部テルメス空
港からの米軍部隊移動も可能にする。さらに「カブールや西部ヘラ
ートなど他の要衝攻略も時間の問題とみられ、タリバン側はこれら
都市間の拠点を次々失うことになる」(同盟筋)。
カブール攻略に向けても同盟側は今月一日から周辺の前線一帯に
「高度臨戦態勢」を発令し、追加兵員を随時招集できる状態にした
。首都周辺の戦線を総括するビスミラハン将軍は「極めて近く首都
奪回作戦を開始する」と言明している。
これら要衝が同盟側により確保されれば米地上部隊の展開に向け
た条件は飛躍的に向上し、゛地上軍″としての同盟側の動きは今後
さらに重要性を増してくることになる。
(了) 011010 1547
[2001-10-10-15:47]