投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 08 日 02:36:20:
回答先: 米大統領、アフガン空爆発表〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 08 日 02:34:22:
【ワシントン7日金井辰樹】
米国防総省は8日午後1時45分(日本時間9日午前1時45分)すぎ、アフガニスタンの首都カブールへの巡行ミサイルによる空爆を始めた。ブッシュ米大統領は「アルカイダとタリバンに対する攻撃が開始された」と発表、9月11日の米中枢同時テロへの報復攻撃開始を宣言した。21世紀初の“戦争”となった今回は、従来の「国」対「国」の構図とは違い、超大国・米国が、イスラム原理主義過激派の指導者・ウサマ・ビンラディン氏ら国境線をまたいて活動するテロ集団と戦うというまったく新しい形の戦いとなる。
ロイター通信によると、カブール中心部で7日夜(日本時間8日未明)、4回の爆発音が聞こえ、煙が上がったのが目撃された。カブールの住民がAFP通信に語ったところでは、同市内で7日夜、数回にわたって大きな爆発音が聞こえ、市内の電力供給が停止したという。
米CNNテレビはアフガニスタンを実効支配するタリバン政権の本拠カンダハルにも攻撃を行った。また、攻撃の主な目標はタリバン政権の防空施設だと報じた。カブールの住民によると、タリバン側の対空砲火が見えるという。
米軍は、今後も必要に応じて空爆を行うとみられるが、1991年の湾岸戦争の時などとは異なり、一般市民への被害を最小限にとどめるためビンラディン氏の立ち回り先や、テロ組織の拠点などを限定的に行う見通し。
米国は空爆と並行し、既にアフガニスタン入りしている特殊部隊がビンラディン氏の拘束や、テロ組織アルカイダの根絶を目指した作戦を本格化させる見込み。同時に米国は、アフガニスタン国民に対し、食糧や今回の戦争に至った米国側の見解を書いた文書を空から投下、市民の理解、同調を促す考えだ。
9月11日、ニューヨークのワシントンなどを狙った同時テロを受け、米国は中央情報局(CIA)、連邦捜査局(FBI)などが中心となって捜査を展開。ビンラディン氏を有力容疑者と断定、関連の27の個人、組織の資産を凍結する一方で広く国際社会に協力や情報提供を呼び掛けてきた。
その結果、欧州諸国や日本などの同盟国の他、ロシア、中国、さらには米国がテロ支援国家として敵視してきた国の一部も米国へ協力する姿勢を示し国際的な「反テロ連合」作りが進んでいた。