投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 06 日 18:34:35:
回答先: 「高速物体接近」と管制官 強まるミサイル誤発射説 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 06 日 18:31:34:
10/06 01:12 シベリア航空機が墜落 ミサイル誤射の可能性 検察 外信174
【モスクワ5日共同】イスラエルのテルアビブからロシアのノボ
シビルスクに向かっていたシベリア航空のツポレフ(TU)154
旅客機(乗客、乗員七十八人)が四日午後(日本時間同日夕)、黒
海沿岸ソチの南百九十キロの海上に墜落した。
カード米大統領首席補佐官は四日、ウクライナ軍が演習で誤射し
た地対空ミサイルで撃墜されたとの見方を明らかにした。五日付米
紙ワシントン・ポストも、墜落とほぼ同時間帯にミサイルが発射さ
れた事実を米国の衛星が確認していたと報じた。
フライシャー米大統領報道官は同日「テロであると示すものは何
もない」と述べ、テロ説を明確に否定した。
ロシアNTVテレビは五日、墜落直前に同機に「高速で接近する
飛行物体」をレーダー上で確認したとの航空管制官の証言を伝え、
インタファクス通信も「被弾の跡に似た三つの穴があいた操縦室の
障壁」が海中から回収されたと伝えた。いずれも米国側の見方を補
強する材料となる。
これに対し、ロシア連邦検察庁が五日「テロ説が最有力」として
テロに重点を置いた捜査を始めるなど、ロシア政府は誤射説を認め
ていない。だが、ロシア政府調査委員会のルシャイロ委員長(安保
会議書記)は「公式の説はない。すべての説を調べている」と述べ
、誤発射の可能性が低いとの四日の発言を微妙に軌道修正した。
ロシアのプーチン大統領は四日夜、ブレア英首相との共同記者会
見で、誤射説について(1)ミサイルの性能からみて墜落機の飛行
空域に届かない(2)ウクライナ軍のミサイル演習について各当局
が事前通告を受けていた―と指摘した。
インタファクス通信などによると、黒海のクリミア半島で行った
ウクライナ軍の演習では対空ミサイル数発が発射されたほか、飛行
する模擬標的を迎撃戦闘機がミサイルで撃ち落とす訓練もしていた
。
ウクライナ防空軍のトカチョフ司令官は五日、演習空域の幅は約
三十五キロで、墜落現場と約二百五十キロも離れており、ミサイル
の命中はあり得ないと強調した。
現場海域では七十八人とみられる乗客・乗員のうち、これまでに
十六遺体が引き揚げられた。同海域は深さが二千メートルもあり、
ブラックボックスの回収は不可能との見方もある。
(了) 011006 0112
[2001-10-06-01:12]