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(回答先: 05/08 16:47 M7級の大地震の恐れも 山形盆地など3断層帯 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 5 月 11 日 12:14:59)
05/11 15:00 今年半ば―2006年説も 東海地震の「Xデー」 社会342
共同
一九七○年代から「いつ発生しても不思議はない」とされ日本で
唯一、予知可能とされている東海地震。気象庁を中心に世界でも例
を見ない観測網が敷かれ、二十四時間態勢で前兆現象の監視が続い
ている。最近は物理学の理論を用いて発生時期を予測する研究も盛
んで「発生は二○○四年前後」などの試算結果も発表されている。
東大地殻化学実験施設の五十嵐丈二助教授は、御前崎(静岡県)
の沈降が物質の臨界現象を示す数理モデルとほぼ一致する形で推移
していることを指摘。「二○○四・二年プラスマイナス○・八年」
に東海地震発生の可能性があるとの予測を発表し注目を浴びた。
御前崎は、陸側のプレート(岩板)の下に沈み込むフィリピン海
プレートに引きずられて年約四・八センチの割合で沈降しており、
それが一気に跳ね返る際に東海地震が起きるとされる。
五十嵐助教授は、ある方向に変化していった現象が、逆方向に反
転する自然界などの現象を計算するモデルに御前崎の沈降を当ては
め、予測発生時期を算出。「空振りを恐れて観測強化ばかり唱えて
いては予知は前に進まない。理論からのアプローチも重要」と力を
込める。
ほかにも東海地域での地震活動が一時的に低下する「静穏化」や
、衛星利用測位システム(GPS)がとらえた地殻変動の異常を大
地震の前兆ととらえ、゛Xデー″を「二○○二年半ばごろ」「○三
―○六年」などとする説もある。
しかし、住民を避難させ、交通や経済活動を大幅に制限する警戒
宣言の根拠は、地殻変動の観測に頼らざるを得ないのも現状。専門
家は「数理モデルなどによる予測は研究段階。今の科学技術では地
震発生直前のわずかな異常現象をどれだけ早くとらえるかが勝負だ
」と説明する。
静岡県の被害想定によると、冬の早朝に予知できないまま東海地
震が発生した場合の死者は五千八百五十一人で、予知ができた場合
の約四倍に達する。
(了) 020511 1500
[2002-05-11-15:00]