投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 27 日 19:43:56:
09/27 16:00 関心希薄な東南海地震 認識改める必要、と愛知県 社会89
共同
政府の地震調査委員会がまとめた長期評価について、愛知県や三
重県など東南海地震の関係地は一様に深刻な表情を見せている。
「地震が起きる確率の数値が、予想よりも高かったので驚いた」
と話すのは、愛知県消防防災課(地震グループ)の日比一夫課長補
佐。
同課によると、愛知県は、東海地震に対する関心は高いが、東南
海地震への危機感は希薄で、これまで家屋倒壊などを算出する被害
算定すらしてこなかった。
幹部の一人は「今後は東南海地震への認識を県民挙げて改める必
要があるのかもしれない」と指摘する。
一九四四年の東南海地震で県南部に大きな被害をもたらした三重
県では、県消防防災課の東地隆司課長が「東南海地震がより真実味
を帯びた」と深刻に受け止めている。
三重県は九七年、東南海地震で三百五十人の死者が出るとの被害
想定を算出。自主防災組織の充実などの対策を推進する一方、地震
調査委に対し、震源域や大津波の発生地域などの確定を早急に進め
るよう求めることにしている。
(了) 010927 1600
[2001-09-27-16:00]
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