南海地震などの発生確率、30年以内に40−50%

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 27 日 21:01:20:

回答先: 冷静に防災対策進める 南海地震で高知、和歌山県 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 27 日 19:44:28:

南海地震などの発生確率、30年以内に40−50%


 全国での地震の発生確率を予測している政府の地震調査委員会は27日、東海沖から四国沖を震源とする海溝型の南海地震と東南海地震について、今後30年以内に起きる確率はそれぞれ「40%程度」、「50%程度」と発表した。地震の規模を示すマグニチュード(M)は、南海が8・4、東南海が8・1で、同時に起きれば8・5になるとした。いずれも阪神大震災(M7・3)や関東大震災(M7・9)を上回る。中央防災会議は中部圏と近畿圏の地震防災対策大綱の策定に着手する。

 調査委はこれまで全国10か所の活断層帯と海溝型の地震について発生確率を発表。プレート(岩板)の境界で起きる海溝型地震については宮城県沖(30年以内の発生確率98%)に次いで2番目。1995年の阪神大震災の場合、30年以内の確率は0・4―8%で、南海、東南海の方がより切迫した状態にあるといえる。

 調査委によると、南海、東南海地震は東海から四国の太平洋側にある「南海トラフ」と呼ばれる海のくぼみの付近を震源域とする。南海トラフ沿いではフィリピン海プレートが陸側に沈み込んでおり、これが地震を引き起こす。2つが同時に起きることもあり、17、8世紀に各1回の発生が確認されている。

 調査委は、史料などがある1605年の慶長地震(M7・9)から1944年の東南海地震(同)と46年の南海地震(M8・0)までのデータを使い、発生間隔の平均(南海114・0年、東南海111・6年)を求めたうえで確率を算定した。

 発表では<1>10年以内<2>20年以内<3>40年以内<4>50年以内――の確率も示され、50年以内では南海が80%程度、東南海が80―90%程度と高い数値が出た。

 過去の南海、東南海地震のうち、1707年の宝永地震(M8・4)では、死者2万人、倒壊家屋6万戸の被害が出ている。

(9月27日20:05)


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