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(回答先: 数字にクッキリ…高3生4000人、軒並み学力低下(産経新聞) 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 2 月 03 日 10:30:26)
「とりわけ、国語と理科が深刻」−。高校生の学力低下を浮き彫りにした全国模試による比較調査結果について、ベネッセ文教総研の担当者は、そう分析した。四月の新学習指導要領実施を前に、学力低下への不安は高まる一方。学力低下論を提言してきた大学人も「今後の教育改革に多くの示唆を与える結果」と注目している。調査にあたったベネッセ文教総研の鎌田恵太郎主任研究員は「四千人という大きな規模で、これだけ厳密にデータを収集・分析したのは初めて」という。
理科離れが指摘されているが、今回の調査では物理、化学の選択率そのものが下がった。また、物理をみると、理・工・農・水産学部を志望している受験生の平均正解率が、46・1%から41・7%へ4・4ポイント低下。
また、生物では、医・歯学部志望者の正解率が3・7ポイント低下。「医師になろうというのに、生物の基礎ができていない」と、医学部関係者から上がっていた嘆きが裏付けられる結果となった。
さらに、「深刻な問題」と鎌田さんが位置づけるのは国語の学力。全体の正解率の下げ幅は2・6ポイントと小幅だが、設問ごとの傾向を分析すると読解力を問う問題で大幅な低下が見られるという問題点が浮かび上がる。
「従来、国語はそれほど学力の変化が表れない科目とされていた。その国語で、これだけ明確な変化が表れたことには、驚いた」と鎌田さんはいう。国語力は、他の科目でも問題の意図を読みとるなど、基本の学力とされるだけに、全体に影響を及ぼしている可能性が高いといえそうだ。