★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
1日の金融市場では、これまで下落が続いていた株価、円に加え、債券価格も落ち込んで「トリプル安」の様相を呈した。田中真紀子前外相の更迭問題で小泉純一郎首相の政権基盤が揺らぎ、構造改革路線が後退するという懸念が「日本売り」を招いた。
債券相場は下落(金利は上昇)し、長期金利の指標となる10年物国債の利回りは終値で前日より0.03ポイント高い1.505%まで上昇した。1.5%を上回るのは、森喜朗・前政権の末期だった01年4月19日以来約9カ月ぶり。
東京株式市場は、東京証券取引所1部の全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)が1月30日につけたバブル後最安値964.75(終値ベース)を大きく割り込み、前日比15.51ポイント低い956.26で取引を終えた。終値が950台になるのは、85年4月24日以来。日経平均株価も大幅に下落し、同206円37銭安の9791円43銭で取引を終えた。出来高は7億4000万株。
前日の米国株式市場が値上がりし、輸出関連企業の業績にとってはプラスに働く円安ドル高が進んだにもかかわらず、「構造改革による日本経済再生シナリオが根底から崩れかねない」(大手証券)という不安感が広がり、市場に買い戻しの動きはみられなかった。
一方、東京外国為替市場の円相場も、円売りドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継いで円が急落、一時は98年10月5日以来約3年4カ月ぶりに1ドル=135円台まで円安ドル高が進んだ。その後はやや買い戻しも入り、午後5時現在では前日同時点に比べ1円円安ドル高の1ドル=133円92〜95銭。(20:40)