★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
日銀の速水優総裁は29日、「日本経済の再生に向けて」と題して東京都内で講演し、構造改革に伴う「痛み」をやわらげる手段として、人為的な円安誘導を求める声があることについて「経済運営や通貨に対する国際的な信認を傷つけるおそれがある」と述べ、そうした手法に否定的な見解を示した。そのうえで金融機関の不良債権問題の解決など構造改革を着実に実行していくことが重要と指摘。痛みをやわらげるには円安誘導などの奇手ではなく、正攻法で望むべき、との考えを強調した。
速水総裁は昨年末以来1ドル=130円台前半で推移している円相場について、「短期的には米国経済の回復期待が高まる一方で、日本経済の抱える構造問題が強く意識される、といった市場の見方を反映している面がある」と分析。円安傾向には“日本売り”の要素もあるとの見方をにじませた。