★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
【NQNニューヨーク=渋谷淳】11日の米国株式相場は下落。グリーンスパン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を「景気の先行きに慎重な内容」(エコノミスト)と受け止め、午後になって下げ幅を広げた。ダウ工業株30種平均は5日続落となり、前日比80ドル33セント安の9987ドル53セントで終了。昨年12月20日以来約3週間ぶりに1万ドルの節目を割り込んだ。ナスダック総合指数は同24.78ポイント安の2022.46で終えた。
ニューヨーク証券取引所の売買高は午後4時までの通常取引で11億9392万株、ナスダック市場は16億株台と最近では低調だった。グリーンスパン議長の講演内容は午後一時45分前後に伝わった。米景気の先行きに対して「短期的には重大なリスクに直面し続けると強調したい」などと発言。明るい景気指標の増加や長期的な米経済の強さにも指摘したが、市場は慎重な景況感や金融緩和姿勢の継続を示唆する内容と受け止めた。
午前中は同議長の講演を控えて一進一退の展開が続いた。ここ数日の上値の重さを背景に、積極的な買いを手控える市場参加者も目立った。