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(回答先: 大統領が「戒厳状態」宣言 暴動で緊迫のアルゼンチン 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 20 日 18:56:39)
12/20 09:41 償還控え債務不履行懸念 IMF融資は予断許さず 外経33
【ワシントン19日共同】「戒厳状態」が宣言されたアルゼンチ
ンは千三百億ドル(約十六兆七千億円)に上る巨額の公的債務を抱
え、深刻な経済危機に直面、来年一、二月にかけて次々と償還期限
を迎える国債などがデフォルト(債務不履行)に陥る恐れが高まっ
ている。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の国債
の格付け担当者は十九日、来年一月までにデフォルトに陥る可能性
に言及した。
国際通貨基金(IMF)は十二月に予定していた同国政府に対す
る約十三億ドルの融資について、財政赤字削減など経済改革が未達
成なことなどを理由に承認を留保し、現在も打開策を模索する協議
が継続中。債務の償還原資を確保するためにIMFの融資実行が不
可欠だが、実現は予断を許さない情勢だ。
このため、同国政府は、民間の年金基金に国債を引き受けさせる
方法などによる自力での資金調達策も実施してきた。
しかし、銀行預金引き出し制限など国民生活へのしわ寄せが長期
化の兆しを見せ始めており、今後、経済再建に向けた確かな道筋を
示せなければ、国民の不満が一層高まり、緊迫した局面に発展する
可能性もある。
(了) 011220 0940
[2001-12-20-09:41]