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(回答先: アルゼンチン 米、経済危機の影響注視 IMF交渉見直しも 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 20 日 19:12:21)
12/20 17:19 デラルア政権最大の危機 デフォルト懸念高まる 外信75
【メキシコ市20日共同】経済危機に端を発した暴動の波及によ
り全土に「戒厳状態」が宣言されたアルゼンチンで十九日、カバロ
経済財政相ら閣僚全員がデラルア大統領に辞表を提出、在任三年目
を迎えたばかりのデラルア政権は最大の政治危機に直面した。
大統領は野党正義党との連立も視野に入れながら組閣を急ぐが、
政局の混迷は必至。アルゼンチン政府は今週にも五億―六億ドルの
公的債務の償還を控えており、金融市場ではデフォルト(債務不履
行)の懸念が急速に高まっている。
ロイター通信によると、十九日夜に大統領が戒厳状態の宣言書に
署名した後、全閣僚が辞表を提出した。
経済危機が表面化した後の今年三月、経済財政相が辞任したのを
受けて、デラルア大統領はカバロ氏を起用。同氏はメネム前政権時
代の一九九一年に一ドル=一ペソの通貨制度を導入して超インフレ
を退治。政権の「切り札」として再登板したが、財政運営の改善は
進まなかった。
政府は、千三百億ドルに上る公的債務の大型借り換えによる金利
負担の削減で危機の回避を試みたが、国際通貨基金(IMF)は財
政赤字の目標を達成していないとして十三億ドルの追加融資を拒否
した。
(了) 011220 1719
[2001-12-20-17:19]