投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 26 日 17:20:22:
(回答先: 「まずは、経営責任明確化を好感する局面」/オープニングコメント[FISCO] 2001/11/26 09:25:10 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 26 日 17:19:15)
3連休明けの株式市場は、平均株価が大幅高となった。平均株価は一時300円を超える値上がり幅となり、10月26日以来の1万1000円台に乗せる場面も見られている。大手銀行株の上昇が相場全体のマインドを好転させているようだ。三井住友銀に次いでUFJが不良債権処理損を大幅に積み増すと発表したことから、不良債権処理が進展するとの期待が膨らんでいる。また、メガバンク4行すべての人員削減策が明らかになるなど、銀行に対する注目度が高まっている。前週末の米株高に加え、為替が円安基調に振れているため、ハイテク銘柄も堅調な値動きを見せている。午前の平均株価の終値は、前週末比264.80円高の1万961.62円(出来高概算3億7000万株)。
経営陣の刷新が伝えられたみずほHD<8305>を始めとして、大手4行は軒並み高となっている。また、富士通やアドバンテストなど主力のハイテク株に買いが先行している。サンケン電は一時、2日連続のストップ高となった。引き続き青色LEDの開発報道が材料視されているようだ。JR上場3社は揃って大幅高となっている。政府保有株式の追加売却を来年度以降に先送りすると一部で報じられており、需給悪化懸念が後退する格好となっているようだ。一方、日産火災は2日連続のストップ安となっている。業績予想の下方修正が引き続き売り材料となっているようだ。米テロの影響で再保険の支払いが膨らみ、今3月期の業績予想を下方修正している。また、米格付け機関S&Pが格下げ方向で見直すと発表も嫌気されている模様。大成火災の破たんを受け、損保株の一角に信用リスクが高まっているようだ。