投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 21 日 16:59:20:
回答先: 速水日銀総裁:「政府との定期協議」耳にしていないと否定−定例 東京 11月21日(ブルームバーグ) 投稿者 SANETOMI 日時 2001 年 11 月 21 日 16:57:12:
速水日銀総裁は、金融をさらに緩めていっても、銀行の信用仲介機能は働いていない、と述べた。
定例記者会見で述べたもの。
速水日銀総裁は、政府と日銀の政策協調に関しての質問に対し、金融政策だけでは銀行貸し出しすら増えていない、と指摘したうえで、「金融をさらに緩めていっても、銀行の信用仲介機能は働いていない」とし、「そこが変わらないと、民間需要が出てこないといけない。それを出すには、規制をなくしたり、特殊法人改革のほか、一番大事なのは、銀行が貸し出しできないのは、不良貸し出しをいつどうやって償却できるかということや、ここで貸し出したら不良貸し出しを増やすのではとの心配から、貸し出しを増やしていないことだ。そこのところの気分を変えて行けるような、税制を含めた政策がとられないと、経済実態が良くならないし、民間の需要が起こってこない」と語った。
また、速水総裁は、“政府と日銀が総合的なデフレ対策について定期協議を設けることが決まったと伝えられたが”、との質問に対して、「デフレについては、関係者が全力をあげて対応することの重要性が確認されたが、日銀と政府の間では、決定会合など定期的な意見交換の場が、それぞれの段階である。今後とも政府との十分な意思疎通につとめたい」としたうえで、「今さら、一定の定期協議をすることは耳にしていないし、そういうことはないと思っている」と語った。
竹中経済財政担当相は、20日の諮問会議で議論されたデフレ対策について、会議後の会見で「デフレは問題であると政府で位置付けるべきだ、との意見があった」としたうえで、「総合的パッケージをつくる必要があるのではないか」ということになった、と述べた。その際、同相は、日銀や財務省、内閣府が事務ベースで、デフレ問題について議論する場を設けて、その議論の結果を竹中担当相が諮問会議に提出し議論したい、との認識を示していた。