日本政府の圧力で、日本狂牛病危険性情報公開できず




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投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 9 月 21 日 22:03:32:


2001年07月01日

狂牛病:
欧州委員会が報告書作成を断念 日本政府の要望で


 欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会(本部・ブリュッセル)が日本での狂牛
病の発生危険性について報告書をまとめようとしたところ、日本政府の抗議を受け作
成を断念していたことが分かった。農水省が「必要以上に危険性が強調される」と警
戒したためだが、欧州委は48カ国について既に同様の報告を作っている。駐日欧州
委代表部のロイター公使参事官は「私の知る限り、政府の要請で作成を中止したのは
日本だけ」と述べた。

 欧州委が「日本でも狂牛病が発症する客観的可能性がある」との非公式見解をまと
めていたことはこれまでも分かっていたが、報告書の断念が判明したのは初めて。

 報告書を準備していたのは、欧州委内に設けられた専門委員会。外部の科学者など
で構成され、各国からデータを取り寄せて狂牛病発生の危険性などを分析している。
日本の場合は昨秋、農水省側がEUに評価を要請し、国内のデータを欧州委へ提出し
た。ところが、EUの用いている評価の手法が日本と異なるなどの理由で、日本側の
予想より厳しい非公式の分析結果が出た。農水省は6月18日に「詳しい説明は避け
たいが、欧州委の評価はかなり厳しい」との見解を公表する一方、専門家や技術者を
数回、EUに派遣しデータの扱いに異議を唱えた。

 狂牛病は牛の脳組織がスポンジのように変質する病気で、動物性飼料の肉骨粉など
で感染するとみられる。80年代後半から90年代前半にかけ英国で大流行し、00
年までに18万頭が発病した。昨年はフランスでも大量に発生し、ドイツやスペイン
など各国で確認された。

 日本では発生していないものの、96年まで英国から牛と羊の肉骨粉などを輸入。
輸入量は88年349トン、89年350トン、90年262トンにのぼる。

 欧州委は発生危険性を4ランクに分けて評価しており、日本は危険性が2番目に高
い「3」だったという情報もある。

 ロイター氏は「その国の政府がやめてほしいといえば、報告書の発行は自動的に中
断される」としている。農水省畜産局衛生課は「不正確な評価を基に最悪の事態を想
定して危険性を報告されると、必要以上に危険をあおり、弊害の方が大きくなる」と
主張している。 【食と農取材班】

[毎日新聞7月1日] ( 2001-07-01-03:01 )


http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200107/01/20010701k0000m040132000c.html


http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/disease/2001-3/0701.html


http://www.asyura.com/sora/bd13/msg/817.html


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