投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 10 月 17 日 17:49:18:
回答先: 資料:狂牛病、ドイツにも襲来 2000/11/29 投稿者 ★阿修羅♪ 日時 2001 年 10 月 17 日 17:29:52:
5月25日づけのドイツTaz新聞から
ドイツ学術省は狂牛病対策として,日本円に換算して毎年14億円の研究費を使っ
て研究することになったという。それがいかに人間に感染するかも含めて。この研究
費の重点的な配布先研究機関は,有名なローベルト・コッホ研究所,パオル・エーリ
ッヒ研究所,それに,ゲッティンゲン大学であるとのことである。
5月22日のドイツTaz新聞から。
先ず見出しに,狂牛病にたいして安心するなと見出しに書かれている。ドイツの政
治家も,科学者も,ドイツで現在はまだ発生していないが,人間狂牛病の発生するも
のと覚悟している。指導的な立場にある,ローベルト・コッホ研究所,パオル・エー
リッヒ研究所とドイツ連邦薬事局,ドイツ連邦消費者安全研究所が合同で,そのよう
なレポートを発表した。
5月15日のBBCによれば,人間によく似た遺伝子を持つネズミの実験でイギリスの
ロンドンにあるMRCプリオン班研究チームのリーダー,Professor Collingeが次のこと
を明らかにした。狂牛病の発病に関して多くの遺伝子が関与しており,これまで人間
狂牛病に罹って亡くなった人は,遺伝子の構造によって特に潜在期間が少ない人に限
られていた。従って,今後,潜在期間の長い人の発病が予想され,第2のJCDの流行の
危険性を指摘している。
5月7日
ドイツのdie tageszeitung紙によれば,ドイツ連邦農業大臣レナーテ・キュールト
は,EUが骨粉から造られた肥料の導入を再開しても,ドイツは単独でも禁止すると言
明した。また,10年以内に,ドイツの食肉の20パーセントは環境に優しい方法で
造られたものにするために,農業生産形態を変える必要があることを口にした。ヨー
ロッパの食肉文化を大きくかえるつもりであることが,このことから窺える。日本に
はそのような緊張はないようである。
5月6日
久しぶりに厚生労働省のホームページに飛び込み,狂牛病に対して,かなり真摯に
説明しているのを見て感心した。かつて,狂牛病の危険性について,今年の1月に質
問を送りつけたときは,なしのつぶてであったのに,まあ,一個人に対して答えるよ
りも,このように,厚生労働省が採っている一連の措置を書いてくれる方が有り難い。
この質疑応答形式のホームページは3月19日に作られたと言うことである。その中
で,私にも全く新しい知識は次のものである。以下はそのホームページからの引用で
ある。「1.血液を介して人がvCJDに感染した事例は世界的にも把握されていま
せん。しかし,現在の科学的な知見では,血液を介した感染の可能性について未知の
部分が多いことから,予防的な措置として,これまで,日本では,献血時の問診にお
いて献血者の海外渡航歴を確認し,1980年から1996年までの間に英国に通算6ヶ月以
上滞在した方については,献血をお断りしています。
(なお,米国,カナダ,ドイツ,フランス,オーストラリア,ニュージーランド等
において,同様の措置が取られています)。2.さらに,3月1日に開催された薬事・
食品衛生審議会血液事業部会安全技術調査会において,対象の拡大について検討した
結果,下記の7ヶ国に1980年以降,通算6ヶ月以上滞在した者からの献血を見合
わせるよう提言されました。上記措置については,平成13年3月31日採血分より
実施することとしております」。いつ頃,そのような措置を採ったかは書いていない
が,このような措置を日本が採っていたことを知らなかった。しかし,このことと,
食肉は安全だと言うことと,矛盾ではないのかとの疑問は払拭されない。厚生労働省
の狂牛病関係のホームページのアドレスはhttp://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp03
08-1.htmlである。関心のある人は是非覗いて頂きたい。
5月1日イギリスBBCによれば,アメリカの野獣,鹿などに狂牛病が見つかっており,
ハンターがそれらを食して,3人がJCDにかかって死亡したとしている。アメリカにも,
狂牛病の兆しがあることを報道しているのである。ただし,この放送局は,人間への
移転の可能性を考えていない。
4月28日ドイツもやっぱりそうかという記事が,南ドイツ新聞に記載されていた。
狂牛病と口蹄疫で痛めつけられた食肉生産者,動物から造る飼料生産者に対して,譲
歩する姿勢をドイツ政府が見せ始めたという。官僚は,どうしていいか分からないし,
学者も見解が別れ,牛は,水と草だけを食べればいいとしていたドイツ農林大臣キュー
ナストも口調が鈍りだした。現行の法律によれば,配合飼料の禁止は今年の6月まで。
また,口蹄疫にかかった牛を出した地区の家畜をすべて焼却する方法にもストップが
かかってきている。どのように,決着するのか目が離せない状況になってきている。
日本ではもう,すっかりと話題にならなくなっており,ヨーロッパでも話題疲れが見
えてきているが,それでも,1紙につき毎日5本程度の記事はででいる。2001年
4月27日のイギリスBBC放送によればVictoria Rimmer さんという15歳で死亡した
女の子の検死結果が報告され,これは通常のCJDで狂牛病と無関係のものとされた。
2001年4月26日のイギリスBBC放送によれば,フランスで3人目の人間が狂牛
病に感染して死亡したことを伝えている。遺族は,フランス政府,イギリス政府,そ
してEUに対して,適切な措置を取らなかったことに対して,訴訟を起こした。イギリ
スでは,もう正式に死者の数は97人にのぼっている。(Thursday 26 April 2001 12:
48 GMT 13:48 UK Third French CJD victim dies)
4月24日
イギリスThe Mirror紙The Gaurdian紙によれば口蹄疫が人間にうつったケースが発
生した可能性を報道している。
4月20日
ドイツのDer Spiegel誌によれば,シュレスビッヒ・ホルシュタイン州で狂牛病に罹
った肉牛が発見,これでドイツでは55例目,また,同日の記事によれば他の生産農
家からも見つかっており,この両畜産農家が飼っている家畜は全て屠殺されることに
なった。
4月18日
ドイツ第一テレビARDによると,ドイツでは家畜のタンパク質資料として,魚の粉を
与えることを正式に認可した模様である。他のEU諸国が規制をゆるめたのに同調した
ということである。
イギリスBBCによると,ニュージランドのモリス教授のコンピュータによる計算によ
ると,狂牛病の経路として,これまで羊のスクレピーが原因としていたが,どうも,
1970年代にイギリスのサファリーパークに連れてこられたアフリカのアンテロー
プ(鹿の一種)が原因だとしている。その動物が死亡したときに,その肉を飼料とし
て喰わせたことから始まったとしている。
4月17日
口蹄菌騒ぎの最中,3月の半ばに,アメリカでも狂牛病が発生した可能性が指摘さ
れた。記事をよく読んでみると,羊にそれが見つかったというものである。まだ精査
しなければよく分からないがとなっていて,それきりで,実体がよくつかめない。た
だ,一つだけ分かることは,絶対に安全な国はないのではないかということである。
4月16日。全く偶然に狂牛病公式ホームページなるものを見つけた。www.mad-co
w.orgというものだ。その中のMad Cow's Human Tollのところを読むと,14日のもの
によると,イギリスでは1980年から1996年間に75万頭の狂牛病に罹った牛
を消費したとされている。一頭の牛で50万人が感染したとの計算のもと,イギリス
の6千万人のほとんどと,無数の観光客が汚染されたと推定している。
4月14日ドイツのtageszeitung紙でドイツ通信社dpa発の記事として,恐ろしいニ
ュースを読むことになる。それによれば,ポルトガルのEspreso紙が前日に伝えた記事
では,1988年から1995年の間におよそ1万頭の狂牛病に罹った牛をポルトガ
ル人は消費した模様である。農林省が適切な安全策を講じなかったからというのであ
る。
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