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(回答先: Re: ズレが拡大しているように思えますが 投稿者 あっしら 日時 2002 年 6 月 12 日 15:17:07)
国債のリスケジューリングではなく価値の減損なしに償還されるかどうかを問題にされているといわれますが、その場合例えば1990年の物価水準を100として比較することで図れるような単純なものでしょうか?
例えばインターネットの普及を考えてください。社会そのものが大きく変わり、絶対的な価値基準が崩れていく中で1990年に発行された10年物国債が2000年に償還される時に価値が減損されたかどうかどうやって判断するのですか?科学技術や社会の変化、人々の価値観の変動がなければ比較可能でしょうが、それはただの大学の計量経済学レベルの幻想です。
海外の資産に関して言えば、日本特有の持ち合いが考慮されていません。トヨタの筆頭株主はUFJでありUFJの筆頭株主はトヨタなのです。しかも最近トヨタはUFJに取締役を派遣することを決めました。
そこまでトヨタがメーンバンクに配慮するなら、UFJが国債を支えきれなくたなったとき、トヨタがそのキャシュフローと海外資産を活用して銀行を助けるというのもありうる話だと思います。そして日本の企業と銀行は依然として株式の持合を続けているのです。なら金融資産+現物資産の裏づけが日本国債にはあると考えるべきでしょう。