投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
(回答先: Re: 「斜めレス」になりますが 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 26 日 19:06:08)
あっしらさん、こんにちわ。
＞＞課税最低限は現在、諸外国に比べ高すぎる状態にあり、課税最低限引き上げを要請されています。
これは間違いでした。欧米諸国に比べ高過ぎる状態であり、日本は課税最低限引き下げを要請されています。
＞このように、所得税の課税最低限については、為替レートでの金額比較だけはなく、総合的な生活条件の比較をしなければ意味を持ちません。
日本では所得税を支払っていない人が２５％ほど。無納税者がだんだん増えてきています。
たとえ少しづつでも所得税を支払っていただいて納税義務を果たしてもらおうということです。
購買力平価に換算すると高額納税者にも平等に物価は降りかかってきますから、金持ちはもっと税金を安くしてもらいたいところでしょう。
私は所得税よりも住民税とか健保とか年金に支払うのが数倍多いです。もう少し小さな政府にして税金など安くしてもらいたいです。
＞これは、日本が、それなりの累進課税（所得＋住民で７０％ほど）が行われているときに「高度成長」を遂げ、消費税導入（８９年）とともに所得税がフラット化されていくにつれ、「バブル崩壊→デフレ不況」が深化させていることからだけでも、アテにならない論拠だと言えます。
米英では累進課税がフラット化され、景気停滞から脱し、アメリカの一人勝ちという状態になり、イギリスは英国病から脱し繁栄しています。累進課税はある程度は必要でしょうけど限度を超えてはなりません。
＞米国が累進課税を強めれば、景気＝多くの国民の経済状況は間違いなくよくなります。
＞「逆です」と大見得を切るのなら、「横レスすまぬ」さんの“需要と経済活動の関係”についての説明に対してきちんと反証してください。
累進課税をフラット化すれば所得が高くても罰金である税金がそんなに高くはなりませんから、やる気が起こってきます。
ベンチャービジネスがどんどん出てきて産業の転換が図れます。少しでも人々に受け入れられるものを作って金儲けしようという気になります。他よりも少しでも安くて良い製品を作って生き残ろうと必死になります。
累進課税が強いと、どうせ頑張ったって、税金などが多くなるだけだから、頑張らないでおきましょうという気になって適当にサボってしまいます。
日本にこれ以上、累進課税を強めることは止めたほうが良い。
＞レーガノミックスは、日本を中心とした外国からの資金環流に支えられて「金融経済社会」にすることでＧＤＰ的な成長を実現したものに過ぎません。金融家や資産家はＧＤＰの成長率以上に所得をアップさせたのですから、それ以外の一般勤労者は、ＧＤＰの上昇のなかで逆に所得を減少させていったのです。
レーガノミックスは１０年ほどしてクリントンの時代に花咲きました。日本と正反対の１０年にわたる好況です。経済の規制を撤廃し小さな政府にしたおかげです。一般労働者はその好況のおかげで失業も少なく潤っています。
＞サッチャリズムも、ロンドンシティを国際金融の拠点にすることでＧＤＰ的な成長を実現したものです。その代わりに、一般勤労者の経済条件は悪化しました。
ブレアは労働党のサッチャーといわれています。サッチャリズムがダメなら、もっと別の種類の人が首相になるはずです。
ブレアは保守層にも労働者層にも人気があり選挙で大勝しました。
＞民営化した郵政公社も、１万７千人の首切りを発表し、ここ数年でさらに４万人を解雇するとしています。
郵政公社は赤字経営でもリストラせずに来たのでしょう。民営化すれば採算を考えますから赤字の穴埋めを国民負担にするようなことはない。
＞「横レスすまぬ」さんが、米国を例にして、７０年代からの勤労者の経済条件悪化の歴史的な経緯を説明されているのに、それを「知りません」で済まして、「経済不振から克服」というような論を展開することは議論のやり取りとしては不適切だと思います。
知らないから素直に知らないといったのです。
＞世界各地から米国に移住が絶えない最大の理由は、「米国支配層が、低賃金労働者の流入を好ましいものと考えている」からです。
合法的な移民よりも圧倒的に多い３００万人とも５００万人とも言われている不法移民も同じ狙いで黙認されています。
メキシコからの密入国は厳重に監視しています。黙認されていません。
＞＞努力すればするほど、報われる社会を作れば人々は目の色を変えて働くようになるでしょう。その結果、経済成長する。
努力しても報われない社会は努力しないでしょう。１００の努力をすれば１００報われる社会であれば正しい社会です。
機会の平等は求めても結果の平等を求めてはなりません。１０しか働かないのに１００の報いがある社会を求めてはなりません。
＞近代経済システムでの“努力”とは、人に負けることなく確実に金銭を掠め取ることなのです。掠め取る対象が減っていけば、否応なく“努力”が報われない人が増大していきます。
金銭を掠め取る人が報われる社会を作ってはなりません。人を幸せはして、それで報酬を受ける社会を作らなければなりません。
＞経済成長なんかしなくてかまわないのです。人々がそこそこの生活をおくれる社会かどうかが問題なのです。
そのようには思いますが、政府は経済不振になると莫大な借金をして成長させようとします。人は成長ある社会を求めています。
＞消費税を５％から１％に減税すれば、７兆円ほどの税収がふっとびます。それを何で補填するのですか？
消費税の税収減は購買意欲が高まり好況になることにより補填されます。それに将来の消費税増により補填されます。
＞日本をはじめとするアホな投資家（政府・中央銀行を含む）が、物の輸出ができるという短期的な“利益”のためや自分たちがそのような役割（米国経済を支えている）を演じていることを認識できないまま“米国経済はすごい”と錯覚して、米国債や米国有価証券にお金を突っ込んできたことで、見せかけの繁栄を遂げてきたに過ぎません。
米国経済の繁栄は錯角ではありません。本物です。錯角で１０年も好況が続きません。減税することによって更に好況を持続しようとしています。
＞米国経済は、そのような砂上の楼閣が崩れるだけではなく、米国経済を崩壊させてボロ儲けしようという人たちの策動により、今年４月以降、「株価崩壊」と「深刻なデフレ不況」に落ち込みます。
日本経済も、そのような米国経済のあおりを大きく受けて、ますます「デフレ不況」が深刻化します。
米国経済は徐々に好転の兆しがあり来年には本格的に好転します。日本経済もそれにつれて好転しますが、日本経済は破綻しており油断はできません。
小泉政権は既得権益擁護派に阻まれて改革できません。このままでは改革は不完全に終わるでしょう。
民主党は改革派が主流であり、民主党が加わった政権は改革が大いに進み日本の夜明けとなるでしょう。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。