(回答先: レス1:レーガノミックスと92年以降の“米国の繁栄” 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 28 日 21:46:04)
あっしらさん、こんばんわ。
拡散して書くとまともに対応してもらえないようなので、一つずつレスさせてもらいます。
>削った社会保障費を国防費に回し、高額所得者や企業に対する減税分を国債(外国投資か中心)で補ったのがレーガノミックスなのです。このようなレーガン政権のどこが「小さな政府」なのですか?
レーガンは国防費を強化し過ぎました。
おかげでソ連がそれにつられて国防費を増大させソ連を崩壊に導いた。その点は国防費をアメリカが増やした効果がありました。
債務が増大したのは予定より経費削減が進まなかったから。
レーガンの小さな政府化は国民が税の増大に我慢ならず反乱を起こしたから。
レーガンが大減税をやったにもかかわらず、それほど歳入が減らなかったのは大減税で好景気になったから。
レーガン時代の大減税と経済規制の撤廃はクリントンの時代になって効果が出てきました。
レーガンのせいでアメリカが悪くなったのではなく、レーガノミックスの効果が10年ほど遅れてやってきたのです。
>そして、レーガノミックス減税で余剰資金を増やした米国の投資家は、“規制緩和政策”が採られても、増大した余剰資金を米国内投資には振り向けず、日本など外国への投資を拡大させていったため、米国経済の景気は低迷しました。
アメリカの景気を良くするためには日本の景気を悪くする必要がありました。そのため日本にバブルを引き起こし、バブル後の景気低迷を長引かせたのもアメリカではないか、と思います。
>株式市場の「バブル形成」に回された余剰資金部分を税金として徴収して中低所得者の税金を減税していれば、より基礎的な消費が拡大し、産業基盤の強化もはかれ、多くの国民が“長期的に安定的な生存基盤”を手に入れることができたのです。
これは、日本の「バブル期」についても、まったく同じように言えることです。
バブル期には歳出を増やしたりせず、国の借金返済をすればよかった。小さな政府にすればよかった。
バブル期には放っておいても企業が伸びるから放っておく。政府はひたすら財政の健全化に勤める。
バブル期には減税しないほうが良い。
株に増税すれば株式相場が低迷します。産業が低迷します。
中低所得者への減税は余計にバブルを増大させるのではありませんか。