投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 8 月 10 日 09:31:34:
08/09 00:39 印パ核戦争の懸念高まる 米CIAなどが報告 外信125#01
【ワシントン8日共同】八日付の米紙ニューヨーク・タイムズに
よると、米中央情報局(CIA)などはこのほど、インドとパキス
タンのカシミールをめぐる地域紛争が核戦争に発展する懸念が大き
いとの秘密報告書をまとめた。
ホワイトハウス当局者は同紙の取材に対し、両国間の核戦争の可
能性は「五分五分」としている。
報告は両国とも互いの軍事動向についての質の高い情報収集機能
や両国間の直接の対話チャンネルがないことを挙げ、非核紛争の懸
念は極めて強く「核兵器を使った戦争へ発展する可能性も高い」と
述べた。
報告は、第三次印パ戦争以来の大規模軍事衝突とされる昨年夏の
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カルギル紛争を受けてCIAや他の情報機関が作業を開始、今年春
に結論をまとめ、クリントン大統領に提出された。
(続) 000809 0040
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08/09 00:40 印パ核戦 外信125#02
報告を基にクリントン大統領は春のインド、パキスタン訪問で「
南アジアは世界で最も危険な地域」との立場を打ち出し、先週には
バジパイ・インド首相と電話会談、パキスタンとの対話開始を促す
など両国間の緊張緩和に乗り出している。
報告はまた、両国が核兵器を保有した後にカルギル紛争が起きた
ことから、核抑止効果が両国間に機能していないと指摘。情報収集
能力の不足や指揮系統の混乱による誤発射の核攻撃の危険も挙げた
。
(了) 000809 0040
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