投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 21 日 22:54:44:
2000.08.21 Web posted at: 10:13 PM JST (1313 GMT) モスクワ(CNN)
ロシア原潜「クルスク」の沈没事故は、事故発生から10日目にあたる21日、「艦全体に浸水している」とのノルウェーのダイバーからの報告を受けて、ロシア海軍当局は、乗組員は全員絶望と発表、救助作業を打ち切った。今後、艦体の引き揚げ作業が検討されるとみられる。
ロシア原潜「クルスク」の救助作業に当たっているノルウェー部隊の報道担当は21日、CNNに対し、艦内の第9区画の浸水が判明したことで、乗員118人の生存の見込みは絶たれ、救助作戦も終了することになると語った。
同担当はまた、「潜水艦内に生存者がいる可能性はないと判断した。ロシア北方艦隊のポポフ司令官とも話し合って、救出作戦は打ち切るべき時が来たとの見方で合意した」と話した。
◎ノルウェーは艦内撮影を提案 インタラクティブ
「クルスク」の被害状況(英語)
イタル・タス通信などの報道によると、ノルウェーのダイバーらは21日、気密室内側のハッチをこじ開けることに成功した。しかし、内部は完全に浸水しており、当初、空気が残っていると期待がかかっていた艦体後部でも生存者がいる兆候は発見できなかった。
一方、ノルウェーは、今後の遺体捜索や艦体引き揚げに備え、リモコン式のカメラを使って艦内を撮影することをロシアに提案しているという。