投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 20 日 00:33:08:
回答先: 雪印食中毒原料に毒素、大量発症ナゾ解けた?(19日讀賣) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 20 日 00:30:26:
今度は、発祥の地・北海道の精鋭工場の脱脂粉乳から黄色ブドウ球菌の毒素−。雪印乳業の集団食中毒事件で、調査が進むたびに次々と新たな疑いが浮かぶ始末で、消費者の信用をさらに失墜するのは確実。雪印乳業は4−7月で108億円の経常赤字に転落し、年間でも初の赤字転落が確実視されており、工場の安全宣言をうけて、業績悪化に歯止めをかけたいところだったが、逆に大打撃の追い打ちを受ける事態となった。
雪印は一連の事態をうけて、全工場の脱脂粉乳について調査を指示。今月2日には厚生省の専門評価会議の「安全宣言」で操業を再開したばかりだったが、再び操業停止の事態も余儀なくされることになった。
いまだに原因が特定されないうえに、次々と新たな疑いが出るため、消費者の不安がさらに深まるのは確実。雪印は4−7月の売り上げが77%も落ち込んだが、回復は困難。さらに再調査費もかさむことになり、一段と経営を圧迫することになりそうだ。
大阪市の発表によると、今回毒素が検出されたのは、同社の大樹(たいき)工場(北海道)で保管していた4月10日製造分の2サンプル。鑑定の結果、1グラムあたり4ナノグラム(ナノは10億分の1)の黄色ブドウ球菌の毒素「エンテロトキシンA型」が検出された。
この脱脂粉乳は大樹工場から、大阪工場のほか、神戸工場、福岡工場などに運び込まれ、いずれも原料として使い切っているという。このため、この汚染脱脂粉乳が全国で、有毒製品に加工されてきた疑いも浮上してきた。今回の食中毒事件では当初、大阪工場のバルブ汚染が原因とみられてきたが、今回の毒素検出の結果、ずさんな操業管理に、汚染原料という複合的な要因によるとの疑いも強まっている。