原潜沈没は「潜水艦などとの衝突が有力」…露海軍(18日讀賣)

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投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 8 月 18 日 21:24:29:

【モスクワ18日=花田吉雄】
ロシア北方バレンツ海での露海軍オスカー2級原子力潜水艦「クルスク」(水中排水量1万8300トン)の沈没事故について、同海軍報道官は十八日タス通信に、事故原因として、「潜水艦か砕氷船との衝突」が有力である、と言明した。クレバノフ副首相も十七日、「大型物体との衝突」が原因との見方を打ち出していたが、当局者が衝突相手として「潜水艦」などを明確に名指したのは初めて。米国など北大西洋条約機構(NATO)諸国の海軍が沈没原因に絡む可能性も示唆しているとみられる。
さらに露運輸省の高官は同日、インターファクス通信に対し、「事故当時、該当海域に民間船舶は一切入っておらず、大型原子力砕氷船も航行していなかった」と述べ、潜水艦との衝突説を一層強調した。
だが、ノルウェー通信によると、同国の地震研究所が沈没当日、現場海域から二回の爆発の振動を感知。「大きい方の爆発は、高性能火薬一〜二トン相当の威力だった」といい、十六日の米報道に続き、爆発で沈んだ可能性を裏付けた。
一方、クルスクの乗員救出のため、十九日にも救助作業に合流する英国救出班のアレン・ホプキンズ指揮官は十七日夜、英BBCに対し、救助作業に向けての好材料として沈没艦と英小型潜航艇のハッチの形状が合致すると明らかにした。インターファクス通信は、クルスクに取り残された乗員百十八人の内訳は、北洋艦隊第七潜水艦隊本部の幹部を含む士官八十六人、下士官・水兵三十一人、民間人スタッフ一人と伝えた。艦内の人員配置書では、浸水が確認されている艦首部分の魚雷・ミサイル格納庫と司令室に四十三人が配置されており、政府事故調査委員会でもすでに多数の犠牲者が出ていると見ている。



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