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米ロスアラモス国立研究所などの研究チームは23日、火星表面にかつて存在したとされる水は塩分が多かったことが、火星から来たとみられるいん石の分析で判明したとの研究結果を公表した。
同チームが、1911年にエジプトに落下したいん石の内部を分析した結果、塩水が沈殿した跡とみられる溶性イオンが発見された。このいん石は12億年前に形成され、何らかの衝撃で火星を離れたとされる。
同チームは、「いん石の塩分は地球の海の塩分とよく似ている」と指摘、火星の誕生時に存在したとされる海は地球の海に近かったのではないかと推測している。
[時事通信社 2000年 6月24日 06:56 ]