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回答先: 2億2千万年前の爬虫類に羽根?進化に新たなシナリオ(朝日) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 6 月 23 日 14:58:13:
恐竜類の祖先だったと考えられる太古のは虫類の一種に、現在の鳥とそっくりの羽があったことが分かった、と米オレゴン州立大のテリー・ジョーンズ博士らが二十三日発行の米科学誌サイエンスに発表した。
恐竜の出現以前に鳥類につながる生物が存在した可能性を示しており、鳥は恐竜から進化したとする、現在主流の学説が揺らぎそうだ。
このは虫類は「ロンギスクアマ」という学名。キルギス共和国にある約二億二千万年前(三畳紀後期)の地層から化石が発掘された。
頭から尾の先までの長さが二十五センチほどの小型は虫類で、羽があっただけでなく、胸や首、頭部の特徴も現在の鳥にそっくり、という。木から木へ滑空していたらしい。
化石が発掘されたのは一九六九年。旧ソ連の昆虫学者が見つけ、羽を持ったは虫類と分からないままモスクワの博物館にしまわれていた。昨年、米ミズーリ州で開かれたロシア化石展に出品された際、講演に訪れたジョーンズ博士らが羽に気付き、分析を進めていた。
鳥の進化をめぐっては、恐竜から進化したという説と、恐竜と共通の祖先から別々に進化したとする説が対立していた。近年、中国で羽のある恐竜化石が多数発掘されたことから、鳥の祖先は恐竜との説が主流になっていた。
しかし、今回羽が確認されたは虫類化石は中国の恐竜より約一億年も古く、同博士らは鳥と恐竜の共通の祖先の可能性があるとみている。