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回答先: 羽持つは虫類の化石発見=2億2千万年前、鳥類の祖先か(時事通信) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2000 年 6 月 23 日 13:07:59:
始祖鳥より約7500万年前に、鳥の羽根によく似た構造の突起をもつ小型の原始的な爬虫類(はちゅうるい)がいたらしい。約2億2000万年前の地層から見つかった化石を調べていた米国とロシアの研究グループが、そんな分析結果をまとめた。23日発行の米科学誌サイエンスに論文が掲載される。
調べたのは、米オレゴン州立大やロシア科学アカデミー古生物学研究所などのグループ。
この爬虫類はロンギスクアマと呼ばれる。中央アジアのキルギスにある三畳紀の地層から化石が発見され、モスクワの古生物学研究所に収蔵されている。
体のサイズは10センチから13センチほどで、スズメよりやや小さいぐらい。背中に細長くて平たい突起が10本ほど2列に並んでいた。これまでの研究で、これらを動かして翼のように広げ、滑空していたのではないか、とされてきた。
今回、この突起について詳しく調べると、それらは1本ずつ独立し、中空の構造になっていた。こうしたことなどから「比較形態学的に鳥の羽根と同様の形状で、羽毛の起源と考えられる」という。
始祖鳥は恐竜と鳥の両方の特徴をもち、1億5000万年ほど前に生息していた。
ロンギスクアマは恐竜の祖先ではない。今回の研究は、恐竜を経ないで鳥への進化が起こった可能性を示唆しており、「恐竜が鳥に進化した」という有力な説に一石を投じそうだ。
国立科学博物館の真鍋真研究官(古せきつい動物学)は「突起が羽毛の原形かどうかの議論があるだろうが、羽毛は重要な鳥の特徴なので、鳥類の起源などの議論を活性化させると思う」と話している。
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