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【ジュネーブ19日共同】
クリントン米大統領ら各国の政財界人らを招いて、今月27日からスイスの保養地ダボスで開かれる世界経済フォーラムの事務局は18日記者会見し、今年の会議の基調を「グローバル化の将来像」とする、と発表した。「グローバル化」については、昨年11月末から12月初めにかけ米シアトルで開かれた世界貿易機関(WTO)閣僚会議の際、その恩恵を受けられない最貧国や、環境破壊などグローバル化の負の側面を指弾する非政府組織(NGO)などが抗議の声を上げ、会議が大混乱に陥った経緯がある。主催者側は「グローバル化の落とし穴をどう防ぐかを話し合う」と表明。貧困などへの取り組みを打ち出すことで、シアトル会議の二の舞いを避ける構えだ。