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英国の天文学者、太陽系の新惑星発見か!?
英国の天文学者が奇妙な新惑星を発見したかもしれない。
この惑星は冥王星までの距離の一千倍かなたの軌道を回っているという。
しかし、新惑星が太陽地球間の距離の3万倍の場所にあるとすると、最も近いとなり
の恒星系とも比較的近いことになる。
もしかするとこの惑星は太陽系の本当の仲間というよりは、他の恒星系で生まれ、
銀河をさまよっているうちに、太陽系の端に捕まったのかもしれない。
この議論をよびそうな意見は英国オ−プン大学で長年彗星の長期間の奇妙な
動きを研究してきた、ジョン・マレー氏Dr John Murrayの考えである。
彗星は、惑星の位置からははるか遠く離れたオールト雲(彗星の巣)からやってくる
といわれており、何百年も暗く冷たいオールト雲にあり、ある時軌道が太陽系内部へと
偏向して、われわれの目にふれることになる。。
13の彗星の軌道を分析した結果、それらの全てを現在の軌道に偏向させている
ひとつの大きな物の"影"を検出した。
"私は単に13個の彗星を分析したに過ぎないがこの影響は確かなものであり、
計算によれば1,700回に1回が単なる偶然だといえるものである。"
と彼はBBCに語っている。
この研究論文は王立天文協会の月刊誌に掲載される予定であるが、彼によれば
このみえない惑星はこの太陽系でもっとも大きい木星の数倍の大きさであるという。
現在この惑星の太陽からの距離は3*10^20(10億の10億倍)マイルで
軌道を一周するのに約6百万年かかるであろう。このことがこの惑星がなぜいままで
発見されなかったかを物語っている。
この惑星は、ぼんやりしていてとてもゆっくり動いている。
彼の計算によれば、現在この惑星はいるか座にあり、太陽を回る方向が他の惑星とは
逆向きとなっている。
このことは太陽系の他の惑星とは違う場所で生成されたこという、注目すべき事実を
示唆している。つまり、他の恒星系から離脱したのかもしれないということだ。
この発見が本物であるとしてこの惑星に名前をつける機会があると思われますか、
という質問に対して、こう答えている。
"たぶん、それはない。これは国際的な委員会がきめることだ。しかし、幾つかの
提案はするつもりだ。"
彼の主張を裏付けるさらなる証拠が来週のイタリアで開かれる会議で
示される予定である。
ラファエッテのルイジアナ大学のジョンマテセ教授は同様の研究を行って
ほぼ同じ結論に達した。彼の論文は太陽系学のイカルスという雑誌に掲載
される
99/10/7 BBC
http://news.bbc.co.uk/hi/english/sci/tech/newsid_467000/467572.stm