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回答先: コンゴ停戦、全当事者調印 1年間の戦闘に終止符へ 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 01 日 09:18:49:
◎フツ族民兵問題が障害に 前途多難なコンゴ和平
【ヨハネスブルク31日共同】コンゴ(旧ザイール)紛争の停戦
協定調印を先延ばしにしてきた反政府勢力、コンゴ民主連合(RC
D)が31日、協定調印に踏み切ったことで、1年以上続いたコン
ゴ紛争は1日から、本格的な停戦がスタートすることになった。
AP通信によると、国連は9月4日までに連絡将校17人を首都
キンシャサや周辺国などに配置、和平支援のための道筋を探る予定
だ。
しかし、将来的に約2万5000人は最低限必要といわれる平和
維持部隊をどう組織するかなど、具体的な和平策は不透明なまま。
さらに、1994年のルワンダ大虐殺後にコンゴに逃げ込んだフツ
族民兵の武装解除など、協定の完全実施は難しいのが実情で、困難
な船出が予想される。
協定は、民兵掃討に不熱心なカビラ政権打倒のため参戦したルワ
ンダに配慮し、民兵武装解除を規定に盛り込んだ。
しかし、ルワンダ政府推計でコンゴに約2万人いるとされる民兵
は、難民に紛れたり山間部に隠れており、武装解除には十分な時間
と人手が必要。ルワンダ側は、武装解除が十分に行われない場合は
「戦闘を再開する」(外交筋)と強硬で、和平の最大の壁となる可
能性がある。
またRCD幹部は「カビラ大統領を指導者として容認することは
できない」と、政権からの追放を求める姿勢で、政府との対立が表
面化するのは時間の問題だ。 (了)
[共同 9月 1日] ( 1999-09-01-14:42 )